フィアット・クロマは、1987年から1996年にかけて販売されたフィアットのフラグシップ・セダンです。とはいえセルシオやSクラスのような大型セダンではなく、メルセデス190シリーズに近いサイズの5ドアハッチバックのボディを持っています。エンジンは2Lの直4DOHCが中心で、NAとターボが設定されており、ターボモデルには5速MTの設定があります。1993年の後期モデルでは2.5LのV6エンジンも追加されました。この後期モデルではそれまでの直線的なエクステリアから曲線的なものになり、ビッグマイナーチェンジといえるほどの変更が行われました。