1987年に日本上陸を果たしたローバーのフラグシップサルーン、800シリーズはホンダとの技術提携に基づいて設計され、初代レジェンドをベースに開発されました。その中でも頂点として君臨したのがクーペ。1993年に追加され、セダンよりも充実したレザー内装が標準装備。大型グリルなどの装備もセダンから引き継がれています。1996年のマイナーチェンジでは従来のホンダ製エンジンに代わり、自社製の2.5L・V6エンジンを搭載。クーペのみならずセダンを含めた全グレードに搭載されました。800シリーズは1998年に販売を終了して後継の75シリーズへ移行しますが、クーペモデルは設定されませんでした。