更新2021.05.12
ローバーMINIは委託販売が有利？メリットとデメリットを紹介
外車王SOKEN編集部
ミニ（MINI）は、1959年の販売開始から2000年まで、41年間一度もフルモデルチェンジすることなく製造が続けられた記録的な長寿モデルです。MINIを何らかの理由で売却することになった場合、委託販売を考えている人もいるかもしれません。ここでは、委託販売とはどのようなものかを説明し、委託販売でMINIを売却することのメリットとデメリットについて紹介します。
ミニ（MINI）を手放す際に委託販売すべき？
車を売却する方法には、多くの人が利用する「ディーラーの下取り」や「買取専門店の買取」以外にも「委託販売」という方法があります。「委託販売」とは、「委託」の言葉通り、業者に車の写真や情報を提供したり、車両を一時的に預けるなどをして、他の業者や一般ユーザーの買い手を「委託」して販売する方法です。ここからは、委託販売がMINIの売却に最適な方法なのかについて詳しく解説します。加えて委託販売のメリットとデメリットも紹介します。
メリット
委託販売には、他の販売方法にはないメリットがあります。ここではMINIを委託販売するメリットについて解説します。
希望の価格で販売できる
委託販売のメリットの一つは、「希望の価格で販売できる」ことです。通常の買取の場合は、年式、車の状態などを加味して、業者が査定した価格での売却となります。しかし委託販売は、売却するユーザー側の希望の値段を業者に伝え、その価格で買い手を探してもらえます。
MINIのユーザーは、ポリシーを持ってこだわって乗っている人も多いでしょう。レアなモデルをメンテナンスし続けている方や、あえて入手が難しい純正部品を使っている方、最初期のクラシックミニを意識した正統派ドレスアップをする方もいます。逆に、個性的なカスタムショップのコンプリートモデルに乗っている方もいるでしょう。このような一般的な年式や車の状態に基づく査定には現れない価値がある車に乗っている場合には、その価値の分かる買い手をじっくり探せる委託販売が、良い選択肢になるでしょう。
中間コストを削減できる
委託販売では業者の販売にかかる中間コストを削減できるため、売却するユーザーの利益を大きくできます。通常の買取業者では、仕入れた車を直接または業者オークションに出品して売却します。直接の場合は整備費が、オークション出品の場合は出品料・会場の使用料・搬入の陸送費などがかかります。委託販売ではこれらの中間コストが削除されます。そのため、売却するユーザーはより高い利益を得られます。
デメリット
売却するユーザーにとってメリットだらけに見える委託販売ですが、もちろんデメリットもあります。ここからは、委託販売ならではのデメリットも紹介します。
長期間買い手がつかないケースもある
「希望の価格で販売できる」というメリットがある委託販売ですが、逆に言うと相場よりも高すぎる売却価格を設定した場合、長期間買い手がつかない可能性があります。委託販売は、希望の販売金額を設定できるものの「希望した金額で必ず売れる」という販売方法でありません。適切な価格をリサーチして価格設定することや、売れなかった場合の対処方法も含めて検討しておくことが必要です。
信頼できる業者を慎重に選ぶ必要がある
委託販売では、特に慎重に信頼できる業者を選ぶ必要があります。初期費用や管理料がかからないということを売りにしている業者もありますが、委託業者も利益を上げる必要があります。例えば初期費用や管理料を無料としている業者では、利益を確保するために「成約手数料」の割合をかなり高く設定しているケースもあります。誠実な業者であれば成約手数料が何％であるかなど、取引の条件をしっかり事前に告知・取り決めますが、一部の悪質な業者では曖昧なまま販売を進めることもあります。売却後に驚くことが無いよう、委託する側もしっかりと確認してから売却を進めましょう。
売れなくても手数料が発生する可能性がある
適正価格よりもかなり高い価格設定をしてしまった場合など、買い手がつかないことがあります。業者によって契約内容は異なりますが、一旦委託販売を依頼すれば、例え売れなくとも手数料などが発生することがあります。委託販売を中止したとしても、委託業者はそれまでの期間に、買い手を探すため車両を展示、販売サイトに車を掲載するなどの作業をしています。その際にかかる展示費用、広告費用は返って来ません。加えて、車を預けている場合、その期間の保管料、管理料がかかります。これらの費用は、契約によっては売却希望ユーザーに請求されるため、利益どころかマイナスになってしまうケースもあります。
ミニ（MINI）の委託販売の流れ
MINIを委託販売する際には、まず委託販売業者に査定をしてもらいます。業者は車の状態や需要などを元に査定をします。売り手はその金額を基準に、委託販売業者とどれぐらいの金額で売却できそうかを相談して販売価格を設定します。販売価格を決定したら、委託期間を決めて委託販売契約を結び、委託販売がスタートします。購入希望者が見つかったら、購入希望ユーザーと売買契約書を締結し、次のユーザーへと車両引き渡しを行った後に売買金額の振り込みされる流れとなります。
ミニ（MINI）の委託販売以外の売却方法
ここまで、MINIを委託販売で売却する方法について紹介してきました。ここからは、委託販売以外の売却方法について解説します。
外車専門の買取業者に売却する
1つ目は、外車専門の買取業者に売却する方法です。ローバーMINIは、古いクルマが多くコンディションは様々です。また、レアな限定モデルであってもカスタマイズされた車両が多いことなどから、一般の買取業者では買取査定額が低くなってしまう傾向があります。例えば外車王では、ローバーMINIを含めた外車の買取実績が豊富にあり、専門的な知識をもったスタッフが査定を行います。そのため、カスタマイズや、オールドカーとしての価値、人気を考慮した評価を行うことができます。高額査定が期待できることはもちろん、買い手を探すまで一定期間がかかる委託販売と異なり、手間なく確実に売却できることも大きなメリットでしょう。
個人間で売買する
2つ目は、個人間で売買をする方法です。直接知人などに売却する方法の他に、最近ではオークション、フリーマーケットサイトでも個人売買できます。個人売買は、委託販売と同様に中間マージンなどが掛かりません。買取や下取りでは安くなってしまいがちなミニ メイフェアや、ミニ1000など、安価になってしまいがちなモデルも、自分の売りたい価格を設定して売却できる点が魅力的です。
ただし、車には名義変更や税金など多くの専門的な手続きが発生します。個人売買は、専門家や業者が介入しないことからお金のやりとりや諸手続きについてのトラブルが起きやすいです。思っているよりも手間がかかることに注意して売却を行いましょう。
古いミニ（MINI）をなるべく高く売るには？
ローバーMINIには、希少な限定車も存在します。ここでは、古い年式のMINIであっても、なるべく高く売るためにはどのようなポイントに注意するべきかについて解説します。
旧車の買取に強い業者を選ぶ
3つ目のポイントは、旧車の買取に強い業者を選ぶことです。旧車の買取に強い業者とは、Old MINIや、モーリス ミニなどの専門店になります。ちなみにモーリスとは、最初期のMINIの呼び名で、旧車のためコンディション維持には気を使います。しかし、Old MINIの販売店、専門店であれば専門知識を持っており、パーツの入手、修理などを的確に行うことができます。よって、コンディションを崩した車両であっても、低コストで自社修理が可能なため、一定以上の価格での買取が期待できます。
相場について情報収集をする
4つ目のポイントは、相場について情報収集をすることです。MINIには、クーパー、クーパーS、クラブマン、モークなどなどさまざまな限定モデルやレアモデルがあります。委託販売の際には「自分が好きなモデルだから、他の人も欲しいはず」という思いで、一般的な相場より高い値段設定をした場合には、売れない可能性があります。
相場を調べる手段としては、Webで買取査定ができるサイトを利用する方法や、世間の人気状況を知るために個人のブログを調べてみる方法が挙げられます。高く売れることに越したことはありませんが、あまりに相場から乖離した価格設定を行うと希望の時期に売却できないかもしれません。そのようなことが無いように情報収集をしっかり行いましょう。
満足できる価格でミニ（MINI）を売りましょう
ここまで、委託販売のメリットとデメリットを解説し、外車専門の買取業者や個人売買で売却する方法と比較してきました。それぞれのメリットとデメリットをしっかり調べて、満足できる価格で大切なミニ（MINI）を次のユーザーへと売却しましょう。
ローバー ミニを高く買い取ってもらうには
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