XC40 リチャージは、ガソリン車のXC40のプラットフォームをベースとした電気自動車です。見た目はXC40と大きく変わらず、違いを見つける方が難しいかもしれません。しかし、実際にはフロントセクションやフロア構造をEVのリチャージ専用として設計しているため、構造としては大きく違うと言えるでしょう。特に、リチャージの現行型は外観のフロントグリルが吸入口のない独特なデザインとしており、近未来感があります。搭載するバッテリーは73kWhで、ボルボのEV第1弾のC40 リチャージと同じ容量です。最高出力は238psを発生させ、航続距離はWLTPモードで460kmを誇ります。動力性能も航続距離も実用十分なレベルに仕上がっています。グレードはベースの「Plus」と快適性や高級感を追加した「Ultimeta」の2つがあり、さらに最高出力と航続距離を向上させた「エクステンディッドレンジRWD」が登場予定です。駆動方式に関しては、4WDの設定がなく、後輪駆動のRWDのみになっています。アウトドアユーザーには物足りなく感じる部分かもしれません。