ボルボのミドルサイズワゴンであるV70をベースに、アウトドアユースに対応させるべく走破性能を向上したのがV70XCです。具体的には車体を55mmほどリフトアップして大径タイヤを履き、プラスチックのボディパーツで武装しています。駆動方式はもちろんフルタイム4WDで、ワゴンでありながらSUVの要素を色濃く有したクルマとなっています。エンジンは全車2.4Lの直5ターボで、ベースグレードと充実した装備の2.4Tの2本立てラインアップでした。また5人乗りに加え3列シートの7人乗りも設定。雪国などでは幅広いニーズに対応するクルマです。2002年に車名をXC70とし、その系譜は現在のV90クロスカントリーへと引き継がれています。