アルファロメオSZおよびRZは、75をベースとしてアルファロメオ、ザガート、フィアットがコラボレーションして制作した車種であり、RZはそのオープンモデルとなります。コンセプトカーでは車体のデザインと制作はザガートが担当しましたが、最終的にはフィアット・デザインセンターの主導で行われたアクの強いエクステリアデザインは、「イル・モストロ(怪物)」というニックネームが付けられています。エンジンは75にも搭載されていた2,959cc V型6気筒エンジンで、最高出力は210PS(207hp)/6,200rpm、最大トルク25.0kgf·m/4,500rpmというスペックとなり、当時のアルファロメオでは最もパワフルなものでした。クーペモデルのSZが1989年~1991年の間に製造された後、オープンモデルのRZが1992年に発売され、1993年9月までザガートのファクトリーで生産されていました。