Sクラスは、初代のW116型が1972年に登場し、現行のW223型は2020年に登場しました。メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルであり、その歴史は50年ほどです。初代から3代目まではクラシック感のある古き良きベンツらしさを持っており、4代目以降は流線形の現代らしいスタイルに変化しています。中でも現行のW223型は新世代のメルセデス・ベンツらしいスタイルで、全車4MATIC(フルタイム4WD)になりました。Sクラスは世代によって買取価格が大きく異なりますが、古くても程度が良い場合には高くなる場合もあります。しかし、一番、高額になっているのは、現行のW223型です。W223型のグレードは幅広いですが、「S400d 4MATIC」「S500 4MATIC」「S580 4MATIC」の3つが基本であり、ボディサイズが長くなる「Long」が各グレードに設定されています。新車価格が異なるため、買取になってもグレード順の価格になることが多いですが、そこまで大きな差は出ていません。全体的にSクラスの買取相場は高いものの、W223型は飛び抜けています。理由については次の項目を参照ください。