エスコートは、欧州フォードが1967年から2002年まで生産していた小型大衆車で、初代エスコートとなるMK1は1967年に英国で登場しました。FR方式に1.3Lエンジンんどを投資し、リーフスプリングの後輪固定軸のシャシー、ラック・アンド・ピニオン方式のステアリングと、コークボトルラインのスタイリングが特徴でした。1990年9月にデビューした第5世代はボディを一新、後輪サスペンションをトーションビームに簡略化し、エンジンは従来型を踏襲しましたが、1991年に16バルブの1.8Lエンジンが投入され、さらに150馬力のRS2000も登場。1992年には227馬力・225 km/hを誇るコスワース版のエスコートRSコスワースも登場し、スポーツイメージを得るとともに、英国市場販売ナンバーワンとなっています。そしてこのモデルは2度のフェイスチェンジを受け、2000年に乗用車モデル、2002年には商用車がその生産を終了し、フォーカスがその後継モデルとなりました。