ダッジ・バイパーは、クライスラーの一部門であるダッジおよびSRTから発売されていたアメリカンスポーツカーで、初代が1991年に市販モデルが登場し3代目が2017年まで生産されていました。アメリカ車ならではのOHVエンジンを搭載し、V型10気筒、排気量は8.0Lと市販車の中では最大級となっていて、当時クライスラーの子会社だったランボルギーニの手によってチューンされていました。シボレーのコルベットに対抗するマッスルカーとして登場したバイパーですが、モータースポーツにおいての活躍が有名で、数々のレースにおいてフェラーリやメルセデスなどとの熾烈な戦いを演じ、輝かしい戦績を残しています。また、2008年にはニュルブルクリンク市販車最速の称号も得ています。2012年登場の3代目は2014年の間、ブランドはダッジからSRTに変更されますが2年後に再びダッジに変更されています。その3代目は、最高出力は約649PS、最大トルクは813N・mまで向上させ、自然吸気エンジンとして世界最大とされました。