ボクスターは、1996年に初代が登場し、現在は4代目が販売を続けています。ポルシェ伝統の水平対向エンジンを採用しており、ボディはオープンタイプのロードスターとしました。最新モデルの982型は市場にあまり出回っていないため、ここでは3代目の981型の買取相場について解説していきます。981型は、初代と2代目のキープコンセプトではあるものの、ヘッドライトやバンパーの形状変更など、新世代のポルシェらしいデザインに変化しました。現行型に劣らないデザインは現在の中古車市場でも高く評価されており、買取相場は高水準を維持しています。グレード展開は多いですが、基本となるのは「ベースグレード」「S」「GTS」の3つです。最も人気が高いのは「GTS」で、次に「S」が続きます。低走行車の評価は非常に高く、型落ちとなっている現在でも新車に近い価格帯で買い取られています。981型は実質6気筒NAエンジンの最後のモデルになるため、今後も同様の傾向が続くことが予想されます。