日本におけるカングーの正規輸入は2002年にスタートします。商用車と共通の設計ならではの利便性とキュートなデザインで、一躍人気モデルとなりました。 さらに2009年に日本で発売された2代目は、全幅が1.8m超まで大型化されたものの、さらにキュートになったデザインやより高まった実用性で、一時は日本で売れるルノーの半分以上を占めるほどの人気となりました。 そんな2代目の後を継いで、14年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した3代目は、まさに全面刷新と呼ぶに相応しい進化を遂げています。基本的には、乗用車としての快適性の向上を目指して開発されており、2代目に対して大幅な路線変更が行われています。 しかし、あえてブラックバンパー、スチールホイール+センターキャップ、サイドプロテクターを装着した日本専用グレードが用意されています。さらに日本仕様は国内のニーズにあわせてわざわざ観音開きが採用されており、カングーのアイデンティティはしっかりと受け継がれていると言えます。