キャデラック・STSは、アメリカのゼネラル・モーターズの高級車ブランド・キャデラックが生産・販売していた上級4ドアセダンです。STSはセヴィル・ツーリング・セダンの頭文字を取ったもの。それまでFFだったセヴィルから、FRに回帰したモデルとなっています。ゼネラル・モーターズ自身がシグマ・アーキテクチャと呼ぶ、新設計のプラットフォームを採用していました。のちに、高性能バージョンである「STS-V」も追加され、野性味溢れる走りが注目を集めました。

キャデラックの
買取相場一覧

2018年10月現在、国内の中古車市場で流通しているキャデラック・STSの個体数は10台前後です。販売終了からおよそ10年が経つという状況で、個体数は今後も緩やかに減少していくでしょう。価格は年式・走行距離相応、といったところではありますが、もし「STS-V」を所有している場合は、その分高値の査定を狙っていけるかもしれません。また売却の際には、外国産の希少車について造詣の深い中古車買取専門店を探すと良いでしょう。

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キャデラック・STSは、セヴィルの後継車として開発されたモデルです。2005年に登場し、2011年にはDTSと統合されてXTSとなります。それまで使われてきた4.6リッターV型8気筒エンジン「ノーススター」とFRの駆動方式は、キャデラックのブランド内でもかなり貴重な組み合わせとなっていて、古典的なキャデラックと新世代のキャデラックの橋かけとなったモデルとも言えるでしょう。また、BMWのMに当たるホットバージョン「STS-V」の豪快な乗り味は、なかなか他のモデルでは味わえない痛快なものとなっています。

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