2021年07月06日

車を売るときの手続き・売却先・準備する書類・注意点などを解説

車を売るときは、どのような手続きが必要なのでしょうか。ここでは、車の売却先選びや書類の準備など車を売るときの流れや注意点を解説します。車を売りたいと考えている方は、参考にしてみてください。

 



車を売る手続きの流れ


車を売るときは、どのような流れで手続きを進めるのでしょうか。ここでは、車を売却するときの流れを詳しく解説します。


売却先を選ぶ


車を売るときは、車の価値を調べたり、複数の買取業者で査定したりして、相場を知ることが大切です。相場を知った上で、どこに車を売るべきか考え、適切な価格で買取してくれる買取先を選びましょう。ここからは、車を売るときの売却先について解説します。


買取業者


買取業者は、買取りを専門としているため、車ごとの価値を適正に見極めて買取りをしてくれます。また、買取車の再販ルートを複数持っていることが多いため、高額買取を期待できるでしょう。また買取業者での売却は、車をすぐに現金化できるというメリットもあります。


個人売買


個人売買は、個人が個人に車を売却するため、業者を仲介しません。中間手数料が発生しないため、売る側は高く、買う側は安く取引できる点がメリットです。しかし、入金や書類手続きなどを全て個人で行うため、売買後にトラブルが発生する可能性が高いというデメリットがあります。


最近では、個人売買を仲介するサービスもあります。スムーズに個人売買で車を売却したいのであれば、仲介サービスを利用するとよいでしょう。


ディーラー下取り


ディーラーでの下取りとは、現在の車の評価額を新しい車の購入費用に充てることです。そのため、現在の車の査定額を現金として受け取ることができません。また、査定額が新しい車の購入費用に充てられてしまうことから、下取り額が不透明になりやすいです。ディーラー下取りをするときは、下取り額が買取相場に見合っているか確かめましょう。


必要書類を準備する


車の売却に必要な書類は、普通自動車と軽自動車で異なります。ここからは、車を売却するときに必要な書類を一覧で紹介します。


普通自動車の場合


普通自動車を売却するときに必要な書類は以下の通りです。


実印
・振込口座情報
・自動車検査証(車検証)
印鑑登録証明書(印鑑証明)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険書)
・自動車納税証明書(納税証明書)
・リサイクル券(預託済みの場合)
・住民票(住所の変更が1度の場合に必要)
・住民票の除票(住所の変更が複数回の場合に必要)
・戸籍謄本(名義が異なる場合に必要)
・委任状(買取業者が準備)
・譲渡証明書(買取業者が準備)


売却の際には書類忘れがないようにしましょう。


軽自動車の場合


軽自動車の場合は以下の書類が必要になります。


・印鑑(朱肉を使うタイプのもの)
・振込口座情報
・自動車検査証(車検証)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険書)
軽自動車税納税証明書(納税証明書)
・リサイクル券(預託済みの場合)
・住民票(住所の変更が1度の場合に必要)
・住民票の除票(住所の変更が複数回の場合に必要)
・戸籍謄本(名義が異なる場合に必要)
・自動車検査証記入申請書(買取業者が準備)


売却前には上記リストをチェックしてみてください。


査定を受ける


売却先を決めたら、店舗への持ち込み、または、出張により査定を受けます。査定にかかる時間の目安は、おおよそ20分程度です。しかし、車の状態や店舗によっては、60分程度かかることもあります。


売買契約を交わす


査定後の買取額に同意できたら、売買契約を交わします。このときに、車両と書類の受け渡し日がいつなのか、振り込みがいつなのか、売買契約のキャンセルができるのかをしっかりと確認し、書類に日付のメモしておきましょう。書類に書き残しておくことで、金銭に関わるトラブル防止に繋がります。


車両の受け渡し


車両の受け渡しのときは、車から荷物を下ろし、個人が特定される情報を消しておきましょう。忘れやすいのは、ナビの自宅設定や目的地履歴、ハードディスクのデータ消去です。また、CDやDVD、ETCカードの取り出しも忘れないようにしましょう。


入金確認


車両や必要書類の受け渡しが終わり、入金予定日になったら、指定した口座に入金されているか確認をします。入金されていない場合には、買取業者に問い合わせましょう。


任意保険の手続きを行う


車の売却後は、任意保険の手続きを忘れずに行いましょう。買取業者や個人売買により車を売却した場合、任意保険の「車両入替」または「中断証明書」の手続きを自分で行わなければなりません。


任意保険の「車両入替」は、契約している保険の対象車を新しい車に変更することです。「中断証明書」は、売却後に新しい車に乗り換えないときに、保険の等級を維持しておくための手続きで、最大10年間等級を保存しておくことができます。


車を売る手続きにかかる時間



車の売却手続きにかかる時間は、書類の準備により異なりますが、おおむね数日~7日程度で完了します。事前に書類の準備ができており、査定から車両の引き上げがすぐに行われた場合、数日で車を売る手続きが全て終わるでしょう。必要書類の準備や査定から車両受け渡しまでの日数がかかると、7日以上の日数を要することもあります。


車の売却手続きについての注意点


車の売却をするときには、キャンセル規定や税金の還付、買取相場などに気を付けなければなりません。ここからは、車の売却に関する注意点を解説します。


個人売買の場合は手続きが増える


車を個人売買するときは、書類の手続きや名義変更、車両の搬送などを自分で行わなければなりません。そのため、買取業者やディーラー下取りと比較をすると手間が増えます。


また、車の売却や手続きに慣れていない場合、不備があったり、時間がかかったりしてしまうことがあります。手続きに不安があるときは、手数料がかかっても業者への依頼を検討しましょう。


買取相場を調べておく


買取相場は、インターネットや複数の買取業者に問い合わせることで調べられます。安く買い叩かれないためにも、事前に買取相場を調べてから査定を受け、売買契約を結びましょう。


キャンセル規定を確認する


契約をするときは、キャンセル規定を確認しましょう。契約キャンセルの規定は、買取業者や買取店ごとに異なります。車の売却契約をするときに担当者へキャンセル規定について確認しましょう。


事故歴・修復歴は申告する


車の事故歴や修復歴は、自ら申告しましょう。買取業者は、中古車を毎日のように見て査定しているプロです。事故があったかどうか、修復歴があるかどうかを見抜くことができます。見抜かれてしまう嘘をついても得をしないため、事故歴や修復歴は、素直に申告しましょう。


税金の扱いについて確認する


車を売却すると、1年分まとめて支払う自動車税が月割りで還付されます。売却の契約をするときは、月割りの自動車税が買取額に含まれているか確認しましょう。


また、必要書類の項目で記載した「リサイクル券」は、リサイクル預託金が納められていることを証明する書類です。自動車を購入するときに支払うリサイクル預託金は、廃車したときの所有者が負担することになっています。そのため、リサイクル預託金が還付されているかどうかも確認してください。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

お車の買い替え」を
検討中のオーナー様へ
  • 買い替え時のお車のご売却は、
    下取りより買取専門店が断然オトク
  • 外車王なら輸入車専門だから、
    価値を見極めるノウハウで高額査定