2016年度に増税された軽自動車税。その内容と2021年の税額を解説
2016年度(平成28年度)から新しい軽自動車税に変更され、標準税率が引き上げられました。増税から5年が経過した2021年では、軽自動車税に変化はあるのでしょうか。ここでは、2016年度(平成28年度)に引き上げられた「標準税率」や初度検査年月から13年が経過した車に対して上乗せされる「経年車重課」などについて解説します。
2016年度の軽自動車税の増税について
総務省のホームページには、軽自動車税の制度が平成28年度から変更された旨が記載されています。ここからは、平成28年度(2016年度)から引き上げられた標準税率、経年車重課、グリーン化特例の内容を解説します。
標準税率の引き上げ
平成27年(2015年)4月1日以後に最初の新規検査を受けた軽自動車には、新しい税率が適用されます。なお、平成27年(2015年)3月31日までに最初の新規検査を受けた軽自動車には、引き上げ前の税率が適用されます。
軽自動車の税額はどのように変わったのでしょうか。
【車種区分別標準税率新旧比較表】
新旧比較表からもわかるように、2016年度(平成28年度)から軽自動車税は800円~3,600円引き上げられました。
経年車重課の導入
経年車重課とは、最初の検査(初度検査年月)から13年が経過した軽四輪車等の税金を重課することです。開始日は平成28年(2016年)度分からで、重課される軽自動車税はおおむね20%です。
【車種区分別経年車重課一覧表】
グリーン化特例の導入
グリーン化特例は、環境性能が高い軽四輪車等を普及させるために導入された措置です。平成27年(2015年)4月1日から平成28年(2016年)3月31日までに最初の新規検査を受けた軽四輪車等について、平成28年度分の軽自動車税に限り、燃費性能に応じて税率を軽減する措置となっており、軽乗用車・軽貨物車ともに、燃費基準を達成していれば税率が25%~75%軽減されます。軽減例は次のとおりです。
二輪車等の税額も変わる
市区町村税である軽自動車税増税の影響は、原動機付自転車(原付)や軽二輪、小型二輪にも及びました。2016年度(平成28年度)から一律で増税となった二輪車等の税額は次の表のとおりです。
【二輪車等の税金新旧比較表】
二輪車等の税金は、800円~2,000円上がりました。
2021年度の軽自動車税は?
2016年度(平成28年度)の増税以降、軽自動車税に変更はありません。そのため、2021年度の軽自動車税には、下記の税率が適用されます。
【軽自動車税一覧】
執筆者: 外車王編集部
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