2021年08月02日

車の買い替えた時は保険の手続きも忘れずに!自賠責保険と任意保険の手続きや注意点を解説

車を買い替えたとき、加入している保険の手続きを忘れてしまうことがあるかもしれません。しかし、保険の手続きを忘れてしまうと、万が一の時に保険が適応されず、多額の賠償金を自分で支払わなければなりません。この記事では、車を買い替えたときの保険の手続きや注意点を解説します。

 



車を買い替えた場合は保険の手続きが必要


車を買い替えた時は、車の保険の手続きをしなければなりません。


車の保険には、どの車にも加入が義務付けられている「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と、自賠責保険の補償額を超える場合に支払われ加入条件を選択できる「自動車保険(任意保険)」があります。


自賠責保険は、車両にかけられる保険であるため、車の買い替え時に解約と新規加入の手続きが必要です。


任意保険は、車の買い替え時に車両入替の手続きをしなければなりません。車両入替の手続きを忘れたまま保険満期日を迎え、満期日の翌日から7日以上経過してしまうとてしまうと、等級がリセットされてしまいます。


自賠責保険の手続き


自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、車両に対してかけられる保険です。そのため、車を買い替えたときは、一度解約手続きをして、新しい車で新規加入しなければなりません。


自賠責保険の解約は、加入している保険会社に連絡することで手続きできます。一方、自賠責保険に新たに加入するときは、自賠責保険を扱う保険会社に連絡して手続きをします。自賠責保険は、どこの保険会社で加入しても金額や補償内容が同一であるため、解約と新規加入を同時にするとよいでしょう。


自賠責保険を解約するときに、満期から3ヶ月以上の期間が残っている場合、保険料が還付されます。保険期間が残っている車を売却した場合、買取金額に上乗せする形で返金されます。自賠責保険の満期日まで3ヶ月以上残っている場合には、査定時に返金されているか確認しましょう。


任意保険の手続き


車を買い替える際、任意保険に関する必要な手続きは車両入替です。車両入替とは、自動車保険の契約をしている人が、新たに車を購入したときに、保険の対象となる車を新しい車に変更することです。ここからは、任意保険の手続き方法について解説します。


保険会社へ連絡


新しい車の納車日がわかったら保険会社に連絡して、車両入替をする旨を伝えます。


連絡する保険会社は、あいおいニッセイ同和損保・損保ジャパン・東京海上日動など、現在の任意保険の契約先です。また、納車日が明らかになってからでなければ、保険の始期日を決められないため、納車日が確定してから連絡しましょう。


自動車保険の車両入替手続きには、新しい車の登録番号(ナンバープレート)や車体番号などの情報が必要です。自分で手続きをするときは、販売店に登録番号や車体番号がわかったらすぐに連絡してもらうよう段取りしましょう。


車両入替の手続きをするときは、車検証のコピーの提出を求められることがあります。販売店から車検証のコピーもしくは画像データを送ってもらい、保険会社に提出できるようにしておきましょう。


<h3>必要書類を用意する


任意保険の車両入替の手続きに必要な書類は、「現在契約している保険証券」と「新しい車の自動車検査証(車検証)」です。


自分で保険の手続きをする時は、新しい車検証の入手がギリギリになってしまうことがあります。そのため、販売店に車検証が出来上がり次第、コピーを送ってもらうよう伝えておきましょう。


ディーラーで保険の手続きも同時に行う場合には、販売店が保険の手続きを代行してくれることがほとんどです。


差額を精算


自動車保険の保険料は、車種やグレード、等級などによって変わります。


新しい車が現在の車の保険料よりも高くなる場合、差額分の保険料を支払わなければなりません。一方、新しい車が現在の車の保険料よりも安くなる場合、払い戻しの手続きが必要となります。


車検証を送付


保険会社によって異なりますが、車両入れ替えをしたときに、車検証のコピーの提出を求められることがあります。


自分で保険の手続きをするときは、車検証が発行された時点で車検証のコピーを郵送してもらうよう販売店に依頼しておきましょう。


保険の手続きをする際の注意点


保険の手続きをするときには、納車前に手続きを完了させることが大切です。納車後に手続きしようとすると、保険の対象となる車両ではない車で走行してしまうことになります。万が一のために加入している保険が正しく適応されるよう手続きを早めに進めましょう。ここからは、保険の手続きをする際の注意点を解説します。


手続きは納車前に行う


保険の手続きは、納車前に終わらせましょう。多くの保険会社は、車両入替を車検証が発行された日から30日以内に手続きするよう定めています。


自動車保険の手続きを納車後にすると、車両入替の手続きが完了するまでの間、保険の対象外になってしまうため、事前に手続きを済ませておきましょう。事前に車両入替の手続きをしておけば、納車するタイミングに合わせて保険の切り替えができます。


手続きができる人の条件を確認する


保険の手続きができる人は、条件を満たした人しかできません。手続きができる人は次の通りです。


・変更前の車の所有者本人
・契約している記名被保険者(主な運転者)
・契約している記名被保険者の配偶者
・契約している記名被保険者または配偶者の同居の親族


なお、手続きができる人の条件は、保険会社によって異なるため、事前に確認しましょう。


譲渡の場合は所有者の名義変更をする


車を譲渡するときは、車検証の「所有者」の名義変更を先に済ませましょう。保険会社によって車検証の所有者が変更されていなければ、車両入替ができないケースもあります。譲渡する車両の場合には、車検証の名義変更をしてから、保険の手続きを行いましょう。


補償の内容を見直す


新しい車に買い替えるときは、自動車保険の補償内容を見直す機会です。


車を買い替えるタイミングに多いのは、環境の変化や生活の変化が起きたときです。ライフスタイルに合わせて車を変えたら、自動車保険の補償額や補償内容を見直し、運転者や用途なども今の状況に合わせた最適な条件を選びましょう。


自賠責保険の還付金の扱いを確認する


自賠責保険は、先述したように満期から3ヶ月以上の期間がある場合、保険料の還付を受けられます。還付される場合は、下取りまたは買取するときの査定額に含まれることが多いです。自賠責保険の満期日まで3ヶ月以上残っている場合は、下取り額または買取額の内訳を確認し、返金されているか確認しましょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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