更新2022.09.02
レンジローバーの内装を解説。車種ごとの特徴やカスタムできる部分とは
外車王SOKEN編集部
イギリスのSUVメーカーとして知られるランドローバーが作るラグジュアリーモデルが「レンジローバー」です。今回は、レンジローバーの内装の特徴について、車種ごとに解説します。また、レンジローバーの内装のカスタマイズについても説明していますので、現在レンジローバーを所有している方もカスタムの参考にご覧ください。
レンジローバーの内装の特徴
ランドローバーのラグジュアリーモデルにあたるレンジローバーの内装は、センタークラスターやセンターコンソールにナビやオーディオ・操作系がまとめられ、スッキリとしているのが特徴です。
フラッグシップの「レンジローバー」、運動性能を重視した「レンジローバースポーツ」、エレガントモデルの「ヴェラール」、コンパクトモデルの「イヴォーク」とそれぞれの個性がありますが、内装は統一感があるため、どのモデルであってもレンジローバーらしい上質感を満喫できます。ここからは、各モデルごとの特徴を詳しく解説していきます。
レンジローバー
フラッグシップモデルの「レンジローバー」の内装は、直線を基調とした上質な素材や先進的な快適装備が与えられています。フラットなダッシュボードやソフトパッドで包まれたドアパネルなどは、フラッグシップにふさわしい上品な仕上がりです。センターコンソールに備え付けられる先進的なインフォテインメントシステムは、2画面で構成されています。シルバーの縁取りがされた上段のモニターには、ナビやオーディオなどの情報を表示します。下段には、エアコンやオーディオの操作系モニターを配置し、表示ゾーンを分割しているため、見やすいレイアウトです。
パッケージングは、5人がゆとりを持って乗れる空間です。また、運転席と助手席のそれぞれにアームレストが装着されているため、ゆったりと乗車することが可能です。オプションで選べる「4ゾーンクライメートコントロール」と「空気イオン化テクノロジー(PM2.5フィルター付)」を装着すれば、車内の空気をクリーンな状態に保つことができます。また「MERIDIANサウンドシステム」と「コンフィギュラブルアンビエントライティング」が、上質でくつろげる空間を演出します。
レンジローバースポーツ
レンジローバーの高級感に高い運動性能をプラスした「レンジローバースポーツ」の内装は、ドア部のベルトラインからつながるインパネやセンタークラスター上部に位置するエアコン吹き出し口から傾斜して繋がるセンターコンソールが特徴です。
センターコンソールのインフォテインメントシステムは、2画面方式で、上段の画面にナビやオーディオなどの情報を表示し、下段の画面にエアコンなどの操作系モニターを配置するレイアウトを採用しています。シートは、スポーツモデルらしく、サイドサポートが大きめに張り出し、座ったときの収まり感やホールド性が高い形状です。また、オプションでセミアニリンレザーシートを選ぶこともできます。
レンジローバーヴェラール
レンジローバーのエレガントスポーティーモデルで「アバンギャルドなレンジローバー」と謳われる「ヴェラール」の内装は、先進的なデザインとシステムを搭載しています。
水平基調で横方向への広がりを持ちながら、緩やかに傾斜したダッシュボードや角度がついたインパネが前衛的な印象を与えてくれます。また、ダッシュボードやインパネに傾斜がついているため、圧迫感がなく奥行きを感じられて広々とした空間の演出に貢献しているのも特徴です。
センタークラスターは、2画面方式で、上段のモニターにナビやオーディオなどを表示し、下段にエアコンなどの操作パネルを配置するレイアウトを採用しています。センターコンソールには、小ぶりな格納式シフトレバーが装備され、アームレストをスライドさせるとドリンクホルダーが出現します。シートは、フロントシート・リアシート共にサイドサポートが張り出しており、窮屈感がなく適度なホールド性を確保したスポーティーな座席を備えています。
レンジローバーイヴォーク
レンジローバーのラインナップの中でコンパクトモデルにあたる「イヴォーク」の内装は、水平基調で傾斜がついたインパネが特徴です。
センタークラスターは、2画面方式で、上段にナビやオーディオなどの情報を表示し、下段にエアコンなどの操作パネルを配置しています。センターコンソールは、前方からシフトレバー・小物入れ・アームレストの順に並んでおり、出っ張っているスイッチ類が少ないため、上質な空間の演出に貢献しています。
レンジローバーイヴォークは、クーペのようにルーフラインが傾斜するスタイルですが、リアシートの居住性が犠牲になっていないというパッケージングもポイントです。
レンジローバーの内装はカスタム可能
レンジローバーの内装をカスタムするのは可能です。ただし、レンジローバーは、純正装備が充実しているため、カスタムできる部分が限られています。ここからは、レンジローバーのカスタムできる部位について解説します。
ライトを変える
レンジローバーのライトを変えることはカスタムのひとつです。ライトと言っても、ヘッドライト・ポジショニングライト・バックライト・ウインカー・インテリアライトなど、種類はさまざまです。特に、ヘッドライト・バックライト・ウインカーといった車検に関わるライトを交換するときは、保安基準に適合するかどうかを確かめてください。
レザーシートを変える
レンジローバーの内装カスタムには、シートをレザーシートに交換する方法があります。レザーシートにすることで、室内の雰囲気が豪華になり、座り心地や触り心地が変化してひと味違った室内空間を作り出せるでしょう。レザーシートにする方法は、シートカバーの装着とシート表皮の張り替えの2通りがあります。
シートカバーは、インターネット通販などで手軽に入手できるため、シート表皮の張り替えと比べると費用を安く抑えられます。しかし、あくまでもカバーであることから、仕上がりにムラができたり、カバーが浮いてしまったりする可能性があります。
シート表皮の張り替えは、業者に依頼して行うため、純正で装着されているシートのような完成度が特徴です。ただし、シートの脱着を伴って表皮そのものを張り替えるため、時間と費用がかかります。
アクセサリーを追加する
レンジローバーの内装カスタムには、アクセサリーの追加が挙げられます。アクセサリーには、フロアマット・インテリアパネル・インテリアトリムなどがあり種類が豊富です。アクセサリーは、ディーラーやショップ・インターネット通販やヤフオクなどのオークションサイトで購入できます。アクセサリーを購入するときは、年式やグレード・型式に適合していることを確認してください。
シートや化粧塗装の張り替え
レンジローバーの内装カスタムには、各パーツの張り替えがあります。張り替えるパーツは、シート・インテリアパネル・インテリアトリムなどが対象です。中でもパネル関係は、パネルごと張り替えるケースとパネルの塗装をするケースの2通りの方法があります。
パネルの塗装を業者に依頼する場合は、時間がかかり費用が高額になる傾向ですが、きれいに仕上がります。自分で塗装する場合には、仕上がりにムラができることがあり、塗料によってベタつきや剥がれが発生することがあるので、塗料選びや塗装工程に気を遣わなければなりませんが、費用を抑えられるでしょう。
ガラスのフィルムを貼る
レンジローバーのガラスにフィルムを貼ることも、カスタムのひとつです。レンジローバーは、ノーマル状態の場合はクリアのガラスが標準となります。リアシート部分やバックガラスにフィルムを貼る方法は、自分で貼るケースと業者に依頼するケースの2通りです。いずれにしても、保安基準に適合した部分にのみ貼るようにしましょう。フロントガラスにフィルムを貼る場合は、可視光線透過率が70%以上である必要があります。
レンジローバー車内の特徴的な機能
レンジローバーは、車内に特徴的な機能を選ぶことが可能です。ここでは代表的な「エンターテインメントパック」「パノラミックルーフ」「リアベンチシート」「リアエグゼクティブクラスシート」について説明します。
「エンターテインメントパック」は、MERIDIANサラウンドサウンドシステム・CD/DVDプレーヤー・10インチリアシートエンターテインメントシステム・電源ソケットが装備され、車内の快適性を高められるパッケージです。
「パノラミックルーフ」は、車内に自然光を取り入れることができ、明るく開放的な室内空間を作り出すことができます。また、パノラミックルーフには、固定式とスライド式を用意しているのもポイントです。ルーフカラーは、ボディと同色またはナルヴィックブラックのコントラスト仕様から選べます。
「リアベンチシート」は、レザー仕立てのベンチシートで、快適性と機能性が特徴です。パワーリクライニングタイプの折り畳みシートは、荷室から座席の折り畳みやアレンジができます。また、シートヒーター&クーラーを装着すれば、快適性をさらに向上させることが可能です。
「リアエグゼクティブクラスシート」は、広くて贅沢なゆったりとしたクッション性が良いシートになります。また、リアエグゼクティブクラスシートを折り畳めば、ラゲッジスペースを広げることも可能です。
レンジローバーへの乗り換えなら外車王で査定を
レンジローバーは、高級車に引けをとらない内装の仕上がりが特徴です。
今乗っている車を売却して、レンジローバーに乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。レンジローバーを購入する資金を増やすためには、現在乗っている外車を少しでも高く評価してもらうことが大切です。外車を高く買取してもらいたいなら、外車専門の外車王に査定を依頼しましょう。外車王は、メーカーや車種を問わず、外車であれば高く評価できる自信があります。また、正規輸入車だけでなく、並行輸入車の評価も得意としています。さらに、全国どこへでも無料で出張査定も可能です。少しでも高額でお持ちの車を売却したい場合、外車のことなら外車王へご連絡ください。
内装も充実したレンジローバーで楽しいドライブライフを送りましょう
ドライブをしているときに最も長い時間目にしたり触れたりしている部分が内装です。高級感あるレンジローバーの内装を充実させて、優雅で快適なカーライフを送りましょう。レンジローバーの内装は、一見するとどの車種も同じように見えますが、モデルによって個性が与えられています。また、お気に入りのレンジローバーを見つけ、自分好みの内装にカスタムをして、世界にひとつだけのオリジナルのレンジローバーにすれば、所有している満足感も存分に感じられることでしょう。
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