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更新2022.08.03

レンジローバースポーツの内装と機能をグレードごとに詳しく解説

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外車王SOKEN編集部

レンジローバーファミリーの中で、運動性能を高めたスポーツモデルが「レンジローバースポーツ」です。今回は、レンジローバースポーツの内装をグレードごとに解説します。これから購入を考えている方は、車選びの参考にしてみてください。また、本国で発表された新型となる2021年モデルについても説明していますので、次期モデルの内装がどのように進化するのか気になっている方もご覧ください。


レンジローバースポーツとは



レンジローバースポーツとは、イギリスの自動車メーカー「ランドローバー」が展開するラグジュアリーモデル「レンジローバー」ファミリーのひとつです。「スポーツ」の名が与えられていることからもわかるように、高い出力を発生するエンジンが搭載され、優れた運動性能を発揮します。ラグジュアリースポーツSUVのレンジローバースポーツには、さまざまなタイプが用意され、グレードごとに違いがあります。グレードによる違いは、エクステリア・インテリア・装着される快適装備など・多岐にわたり、どのグレードにしようか悩んでしまうほどです。


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レンジローバースポーツの内装の特徴


レンジローバースポーツのインテリアは、他のレンジローバーファミリーとはひと味違った内装が与えられています。最も大きな違いはシートの形状です。


ラグジュアリーSUVとしてのレンジローバーは、ゆとりがあり、適度なホールド性があるシートが与えられています。一方、レンジローバースポーツは、サポート性を高めた形状のシートが装着され、すっぽりと収まるような着座姿勢です。さらに、サイドサポートが張り出しているため、高い速度域でのコーナリングでも着座位置がズレにくくなっています。


インパネやダッシュボードは、レンジローバーファミリーの一員であることを思わせる水平を基調としたスタイルで、2画面式のディスプレイを装着する共通デザインです。センタークラスターからセンターコンソールへとつながるシルバーのトリムは、エレガントでありながらスポーティーな印象を演出します。


レンジローバースポーツは、各グレードによってシート表皮や装着される装備に違いがあります。ここからは、レンジローバースポーツの各グレードごとの違いを見ていきましょう。


レンジローバースポーツSE


レンジローバースポーツ「SE」は、車両本体価格が936万円からのベーシックグレードです。装着するオプションによって価格が上昇するため、装備内容によっては、上位グレードの方がお買い得になるケースもあります。


デザイン


レンジローバースポーツのベーシックグレード「SE」のデザインは、水平基調のダッシュボード、2画面式を採用するインフォテインメントシステム、つながりを感じるセンタークラスターからセンターコンソールの造形など、上級グレードとの違いはありません。一目でレンジローバーファミリーであることがわかる共通デザインです。


インテリア装備の自動防眩インテリアリアビューミラーにより、後続車のライトが眩しいと感じることがなく、アンビエントインテリアライティングが夜間の室内を上品に彩ってくれます。フロントシートには、シートヒーター付の14ウェイグレインレザーシートを装備します。シートヒーターは、冬のヒヤッとするシートをすぐに暖めることができる便利な機能です。


サイズ


室内空間は、十分にゆとりがあります。ラゲッジスペースは5名乗車時に780Lを確保し、60:40分割可倒式2列目シートを標準装備しています。また、オプションでスキー板などの収納に最適なロードスルー機能も装着可能です。荷物の大きさや乗車定員によってシートアレンジができ、最大7人まで乗車できます。


ラゲッジスペースの最大容量は、2列目を折り畳み3列目を格納した状態で1,686Lという広大なスペースを作り出すことが可能です。2列目と3列目を倒したときに段差がほぼないため、長くて大きな荷物を積載するときに困ることがありません。しかし、2列目と3列目の間に若干のスペースができるため、小さくて動きやすい荷物を載せる場合には、隙間に荷物が落ちてしまう可能性があります。


機能性


ベーシックな「SE」は、車内の便利な機能が多く備わっています。インフォテインメントシステムでは、2画面のタッチスクリーンシステムを備えた車載コネクティビティシステム「Touch Pro Duo」・エンハンスドサウンドシステムを装備し、リアカメラ・フロント&リアパーキングエイド・レーンデパーチャーワーニング・クルーズコントロール&スピードリミッター・キーレスエントリーといった駐車をサポートするシステムや高速道路でのドライバーの負担を軽減する機能が充実しています。ベーシックなグレードであっても高い性能を持つシステムが導入されているため、満足度が高いといえるでしょう。


レンジローバースポーツHSE


レンジローバースポーツ「HSE」は、車両本体価格が1,084万円からの中間グレードです。装着するオプション次第では、上位グレードの方がお買い得になるケースもあるでしょう。ベーシックな「SE」と中間グレードの「HSE」の違いは、主に装備やシートにあります。


デザイン


レンジローバースポーツの中間グレード「HSE」のデザインは、水平基調のダッシュボード、2画面方式を採用するインフォテインメントシステムや連続性があるセンタークラスターからセンターコンソールの造形など、ベーシックグレードや上位グレードと大きな違いがありません。レンジローバースポーツであることが一目でわかる共通デザインです。


インテリア装備には、アルミニウム製の「RANGE ROVERスクリプト付トレッドプレート」、後続車のライトの眩しさを低減する「自動防眩インテリアリアビューミラー」、夜間の車内を演出する「コンフィギュラブルアンビエントインテリアライティング」​を装着しています。シートは、シートヒーター・メモリー機能付き16ウェイウィンザーレザーフロントシートを備えています。シートメモリー機能は、ドライビングポジションを車に記憶させておくことができるため、ドライバー交代がある場合に便利です。


サイズ


室内空間は、ベーシックグレードSEと同じで、分割可倒式2列目シートや多彩なシートアレンジを持ち合わせています。高い利便性を備えていることから、キャンプや引っ越しなど、荷物を多く載せる場面でも役立つでしょう。


機能性


機能面では、ベーシックグレードの「SE」と同じで、インフォテインメントにTouch Pro Duoやエンハンスドサウンドシステムを装備し、リアカメラ・フロント&リアパーキングエイド・レーンデパーチャーワーニング・クルーズコントロール&スピードリミッター・キーレスエントリーが与えられています。


レンジローバースポーツ HSE WITH DYNAMIC PACK


レンジローバースポーツ「HSE WITH DYNAMIC PACK」は、車両本体価格1,143万円でHSEよりも59万円高くなっています。搭載されるエンジンや運動性能はHSEと同じですが、エクステリアとインテリアに装着される装備に違いがあります。エクステリアでは、ホイールが20インチから21インチへと変更され、よりスポーティーなイメージになっているのが特徴です。


デザイン


内装のデザインは、HSEやSEと共通です。水平基調の造形に、センタークラスターからセンターコンソールにつながるシルバーのトリムが装着され、上質かつスポーティーな印象です。


インテリア装備は、アルミニウム製RANGE ROVERスクリプト付トレッドプレートや自動防眩インテリアリアビューミラー、そして、ブライトメタルのフットペダルが装着されます。室内の足元にもスタイリッシュなパーツを施せることが魅力です。シートには、メモリー機能・シートヒーター付16ウェイウィンザーレザーフロントシートを装着しています。


インテリアにおけるHSEとの差異は、ブライトメタルのフットペダルが装着され、コンフィギュラブルアンビエントインテリアライティングがなくなっている部分です。


サイズ


室内空間やシートレイアウトおよびシートアレンジは、SEやHSEと同様です。基本的なパッケージングや室内スペース・ラゲッジスペースに違いはありません。


機能性


機能面では、SEやHSEと同じく、インフォテインメントにTouch Pro Duo・エンハンスドサウンドシステムを装備し、リアカメラ・フロント&リアパーキングエイド・レーンデパーチャーワーニング・クルーズコントロール&スピードリミッター・キーレスエントリーを備え、高い快適性や利便性を実現しています。


レンジローバースポーツ HST


レンジローバースポーツのハイパフォーマンスモデルにあたる「HST」は、400PSを発生させるエンジンを搭載し、21インチのブラックホイールやブラックアウトしたバンパーなどを装着するグレードです。エクステリアやエンジン性能だけでなく、内装の装備にも違いがあるため、1,264万円という車両本体価格になっています。


デザイン


デザインは、レンジローバースポーツ共通の水平基調に2画面式のインフォテインメントシステム、センタークラスターからセンターコンソールにつながるシルバーのトリムです。


インテリア装備は、アルミニウム製RANGE ROVERスクリプト付トレッドプレート・ブライトメタルのフットペダル・自動防眩インテリアリアビューミラー・コンフィギュラブルアンビエントインテリアライティングシート&インテリアトリム・メモリー機能付16ウェイウィンザーレザー×スエードクロスのフロントシートを装着しています。加えて、フロントシートにはシートヒーターとシートクーラー機能が追加され、夏も冬も快適な座り心地を実現してくれます。


サイズ


パフォーマンスが向上し、装備が充実したレンジローバースポーツ「HST」ですが、室内空間の居住性や快適性、トランクスペースの容量やシートアレンジは、SEやHSEなどの他グレードと同じです。レンジローバースポーツ「HST」は、使い勝手や利便性を犠牲にせず、運動性能や快適性を高めています。


機能性


機能面では、上級スポーツグレードであることから、より優れた性能が与えられています。インフォテインメントシステムは、他のグレードと同じTouch Pro Duoですが、サウンドシステムに「MERIDIANサラウンドサウンドシステム」を装着しているため、より上質で臨場感のある音質となっています。


ドライバーサポート機能は、充実したシステムを装着しています。装備されるシステム一覧と機能の解説は、次の通りです。


・ブラインドスポットモニター:斜め後方の死角から来る車を知らせる
・クリアイグジットモニター:後席に乗る人が降車する時に他の車や自転車などの接近を検知して注意を促す
・ドライバーコンディションモニター:ステアリングの操作状況からドライバーの眠気や疲れの兆候を検知し休息を促す
・360°パーキングエイド:車両を上から見たように映し出すアラウンドビューモニター
・トラフィックサインレコグニション&アダプティブスピードリミッター:制限速度や追い越し禁止の標識を検知しインストルメントクラスターに表示
 検知した情報をもとに、アダプティブスピードリミッターが車速を適切な範囲に調整
・3ゾーンクライメートコントロール:運転席・助手席・後席のそれぞれでエアコン設定を行えるシステム


レンジローバースポーツ AUTOBIOGRAPHY WITH DYNAMIC PACK


レンジローバースポーツ 「AUTOBIOGRAPHY WITH DYNAMIC PACK」は、レンジローバースポーツの上級に位置するグレードで、2.0Lエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルや5.0LのV型8気筒エンジンを搭載するモデルをラインナップしています。バッテリーを積むプラグインハイブリッドモデルであっても乗車定員は最大7人です。車両本体価格は1,351万円からとなっており、最上級モデルにふさわしい装備が与えられています。


デザイン


内装のデザインは他のグレードと同じように水平基調で、運転席と助手席を分割するシルバートリムで装飾されたセンターコンソールが装着されています。インテリア装備には、アルミニウム製RANGE ROVERスクリプト付トレッドプレート・ブライトメタルのフットペダル・自動防眩インテリアリアビューミラーを装備しています。


HSTと大きく違うのはシートです。シートには、メモリ機能・ウィングドヘッドレスト・シートヒーターおよびシートクーラー機能付セミアニリンレザー22ウェイシートをフロントに装着し、リアシートにシートヒーターを装備する豪華仕様となっています。


サイズ


室内空間やラゲッジスペースの容量・シートアレンジは、他のグレードと同様です。上級グレードであっても使い勝手をそのままにしているのは、ユーザーにとっても嬉しいポイントと言えるでしょう。


機能性


機能面では、上級グレード「HST」と同様です。インフォテインメントシステムには、Touch Pro Duoを装備したMERIDIANサラウンドサウンドシステムが与えられています。


ドライバーサポート機能は、ブラインドスポットモニター・クリアイグジットモニター・ドライバーコンディションモニター・360°パーキングエイド・トラフィックサインレコグニション&アダプティブスピードリミッターが装着され、高い安全性を確保しているのが特徴です。


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新型レンジローバースポーツの内装はどう変わる?



2020年9月、新型レンジローバースポーツ(2021年モデル)が公表され、直列6気筒のディーゼルターボエンジンが搭載されると話題になりました。加えて、内装やインテリアシステムもアップデートされます。具体的には、Apple CarPlayとAndroid Autoが全モデルに標準装備され、4GのWi-Fi接続ができます。


また「キャビン・エアイオナイゼーション・システム」も搭載されます。このシステムには、PM2.5フィルターを採用しているため、室内の空気をクリーンな状態に保ち続けることが可能です。さらに、タッチスクリーンのインフォテインメントにある「ピュリファイ(Purify)」を動作させれば、微細なホコリやアレルゲンを除去し、悪臭を中和して健康的な室内環境に整えられます。


進化したコネクティビティと室内環境によってさらに居心地が良くなり、上質感がアップするといえるでしょう。


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レンジローバースポーツは、レンジローバーファミリーの中でも高い運動性能を持ち、SUVの使い勝手と高級感を高い次元で両立しているモデルです。また、最大7人まで乗車できる利便性は、ファミリーユースにも最適といえるでしょう。さらに、2019年からは「インジニウム」と呼ばれる新しいパワートレインが導入されたことで、さらに魅力を増し、中古車市場においても高い価格で推移している傾向が見られます。


高級感のあるスポーツSUVといえるレンジローバースポーツに乗り換えるためには資金が必要です。今乗っている外車を少しでも高く買取してもらいたいのであれば、外車を専門としている外車王に査定を依頼しましょう。外車王は、無料で出張し、自宅で査定できます。また、メーカーや車種を問わず、外車全般の査定を得意としているため、他の買取店よりも高く評価できる可能性が高いです。


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レンジローバースポーツには、パフォーマンスや装備の違いで複数のグレードが用意されています。内装の選択肢の幅も広く、オプションも充実しているため、好みの内装に仕上げることが可能です。上質で運動性能が高く、高級感や所有している喜びを感じられるレンジローバースポーツを手に入れて、充実したカーライフを送りましょう。

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