F355の後継モデルとして2000年に登場した360モデナのオープンモデルである360スパイダーは、フェラーリにとって20番目のロードゴーイング・コンバーチブルであり、3.6Lエンジンを搭載することから「360」の名称が付いています。V8エンジンをミドシップに搭載しながらも、ソフトトップをエンジンベイの内側にオートマチックで格納できるよう工夫されています。また、360 スパイダーには、ベルリネッタと同じく400馬力を叩き出す3586ccV8エンジンが縦置きにされ、トランスミッションには6速MTと6速セミAT(F1マチック)が用意されています。そして、ベルリネッタと比較して重量が約60kg重くなっているにも関わらずサーキットでも公道でもモデナと変わらないスピードを出す事ができます。2005年まで生産されました。