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ドイツ現地レポ

更新2023.11.22

ホテル前に停まるフェラーリ365GTも、Hナンバーを付けたクラシックカー

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中込 健太郎

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ホテルは街の顔だということができるかもしれません。オリンピックが東京で再び開催されるということもあってでしょうか、ホテルオークラ東京もリニューアルするようです。しかしあまりにも古き良き節度あふれる日本がそこに満たされていることで、現在の姿が消えることに名残惜しいとの声も大きいのは事実です。日常のすべてがそこにあり、しかもあらゆる可能性の中で、ユーザーにとってもっとも快適で主人公になれる場所、それがホテルですよね。そういった街を代表する名門ホテルのサービスは、やはり当代きってのものがあるのではないでしょうか。

(編集部追記:当記事は過去配信した記事の改定版です)

ホテルの前にたたずむのは、一台のクラシックフェラーリ@ドイツ現地レポ

デュッセルドルフにあるブライデンバッハ ホフ ア カペラホテルの前の様子がドイツから送られてきました。なにやら工事中のようですが、それでも街の雰囲気にどこか格調高さがにじみ出ていますね。そしてその前にたたずむのは1台のクラシックフェラーリ。これは365GTではないでしょうか。和やかな顔立ち、伸びやかなルーフライン。おおらかなフォルム。決して人気の高いモデルという訳ではないですが、雰囲気がありますし、こういったシーンにはもってこいの一台ですね。またヨーロッパでは赤以外もそれなりに台数があるフェラーリですが、こと4シーターモデルではとくに、赤ではない色が何ともいえない風情があっていいですね。

どうも評価の低い4シーターモデルですが、乗用車としてのフェラーリはむしろこちらがもともとのラインで、正統派。一番最初の乗用車も4シーターのモデルでした。色合いも茶色というかマルーンと言うか、実に品のいい落ち着いた色ですね。

ホテルの前にたたずむのは、一台のクラシックフェラーリ@ドイツ現地レポ

そして、カレントライフ読者の関心の高い話題でもあるようですが、ドイツのHナンバーに関する記事の閲覧はかなり活況を見せているようです。このフェラーリもそんなHナンバーを装着しています。古いものを大切にするということと、まごころから格式を当然に併せ持つクラシックカー。そのよさに気づいて、上手く暮らしに取り入れ、自分を演出するのに上手に活用している方も、もしかすると少なくないのかもしれません。

このクルマ、オーナーの方はどんな方でしょうか。カペラホテルでお食事でもしているのでしょうか。こういう日常の一コマについ想像が膨らむと言うものですね。ホテルのもてなし、そして、主の知れぬクルマが匂わせるオーナー像のことを考えると、プリンシプル、すなわち人として当然に備わっている主義、スタンス、原則、スタイルのようなものについて考えさせられてしまいますね。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

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