クルマを買い替えるベストタイミングを教えます!買い替え時の注意点も解説
クルマは数年から数十年にわたり乗り続けることができる製品です。しかし、何らかのきっかけで買い替えなければならないことがあります。クルマを買い替えるときにベストなタイミングはあるのでしょうか。ここでは、クルマを買い替えるタイミングやきっかけ、買い替えるときの注意点を解説します。
クルマを買い替えたほうがよいタイミングは?
どのようなきっかけでクルマを買い替える方が多いのでしょうか。ここでは、クルマを買い替えるタイミングや時期、サイクルについて解説します。
車検を受ける前
車検のタイミングでクルマを買い替える方は多いです。車検の費用は、初回で10万円前後、2回目以降は15万~20万円程度かかります。部品交換や整備すべき箇所が多いと車検費用が高くなり、2回目の車検で、初回車検の倍以上の費用がかかるケースも少なくありません。
車検にかかる費用を頭金に加算して、次のクルマに買い替えると、故障の心配や部品交換の頻度を減少させられる可能性があります。そのため、車検を迎えるタイミングでクルマの買い替えを検討する方が多いのです。
修理費用が高額になったとき
クルマの修理費用が高額になったタイミングも、買い替えを検討すべき時期といえます。
クルマは機械製品であるため、定期的な部品交換やメンテナンスが必要です。しかし、どれほどメンテナンスをしていても、思わぬ不具合が発生したり、事故に遭ったりすることがあります。クルマの故障範囲が広かったり、事故によって損傷をしたりすると、高額な修理費用がかかる場合もあるでしょう。高い修理費用を支払って乗り続けるより、修理にかかるお金を新しいクルマの購入費用にあてたほうが、トラブルの心配なく乗り続けられます。
自動車税が上がる前
自動車税は、4月1日時点のクルマの所有者に納税義務が発生する税金です。
初年度登録から13年以上経過したクルマの自動車税は、おおむね15%程度の重課がされます。たとえば、2019年9月30日以前に登録を受けた、エンジン排気量1L〜1.5Lのクルマの場合、自動車税は3万4,500円から3万9,600円になります。つまり、5,100円も多く支払わなければなりません。
支払う税金が増えると維持費の負担が大きくなるため、クルマを乗り替えるきっかけになるでしょう。
ライフスタイルが変わるとき
結婚や出産など、家族構成や生活環境が変化したタイミングも、車を乗り替えるタイミングの1つです。
たとえば、独身のときは2ドアのスポーツカー、家族が増えたらミニバン、子どもが成人して一人立ちしたらコンパクトカーというように、ライフスタイルの変化をきっかけにクルマを買い替えていくこともあるでしょう。
保証がなくなるとき
クルマには、メーカーの保証が付帯しています。多くの場合、新車から3年間が保証されており、延長保証に加入すれば最大5年間のメーカー保証を受けることが可能です。
メーカー保証は、エンジンやトランスミッションなどの大きな故障・不具合をカバーしていることが多いです。保証が切れてしまうと、大がかりな修理であっても自己負担になります。
そのため、メーカー保証が切れるときは、クルマを乗り替えるタイミングの1つといえるでしょう。
新車が安い決算期
新車が安く購入できる時期は、決算期である3月や中間決算の9月で、店舗や営業担当者の成績が確定する時期でもあります。決算期は、クルマを1台でも多く販売して、よい成績を残すために、決算セールやフェアなどを開催することが多いです。
決算期は、新しいクルマをお得に購入できるチャンスであるため、買い替えを考えるおすすめ時期といえるでしょう。
クルマを買い替える平均的なタイミングは?
ここまでクルマを買い替えるのに適したタイミングについて解説しました。それでは、購入からの年数や走行距離の観点から考えるといつ頃が買い替えどきなのでしょうか。
年数
クルマを買い替える平均的な時期は、7〜10年が多いです。一般社団法人日本自動車工業会による調査では、平均保有期間が平均で13.42.1年という結果が報告されています。※2023年のデータ
走行距離
クルマの寿命は一般的に10年10万kmといわれることが多く、走行距離10万kmに到達する頃に買い替えるケースが多いです。また、走行距離が10万kmを超えると査定での評価も下がってしまいます。そのため、10万kmを目安にクルマの買い替えを検討するユーザーが多いのです。
クルマを買い替える際の注意点
クルマを買い替えるときには、保険の手続きを忘れてはなりません。また、ローンで車を購入してる場合には、ローンの返済状況を確認する必要があります。後悔なくクルマを買い替えるためにも、ここで説明する注意点を把握しておきましょう。
保険の手続きを忘れずに行う
クルマを買い替えるときは、任意保険の手続きを忘れずに行いましょう。同じ販売店での乗り替えであれば、任意保険の車両入れ替え手続きを行ってくれることがほとんどです。
しかし、任意保険に自分で加入した場合は、自分で車両入れ替え手続きをしなければなりません。任意保険の車両入れ替え手続きには、登録番号(ナンバープレート)、初度登録年月、型式、車台番号、所有者、使用者の情報が必要です。また、等級を引き継ぐためには、買い換えから30日以内に手続きしなければなりません。
次のクルマの契約をしたら、保険会社へ連絡し、車両入れ替えの手続きについて事前に確認しておきましょう。
ローンの返済状況を確認する
ローンの返済状況は、買い替えをするときに重要です。既にローンを完済して、所有権の変更手続きをしていれば、自分名義のクルマであるため滞りなく買い替えができます。
しかし、ローン返済中やローン完済したものの所有権解除をしていない場合、所有者はローン会社やディーラーの状態のままです。ローンで購入したクルマの買い替えをするときには、返済状況や所有権の確認をして、状況に応じた手続きをしましょう。
クルマの買い替えを決めた後にやるべきこと
クルマの買い替えを決断した後は、今乗っているクルマの売却方法や書類の用意など、手続きに向けた準備をしましょう。ここからは、クルマを買い替えを決めた後にやるべきことを解説します。
売却方法を考える
クルマの売却方法には、「下取り」「買取り」「個人売買」などがあります。それぞれにメリットやデメリットがあるため、今乗っている車に合った売却方法で手放しましょう。
下取りは、新しいクルマの購入を条件に車を売却する方法です。下取り車の査定額は、買取業者より低くなることが多いものの、1つの店舗で車の購入と売却を完結させられます。また、新しいクルマの納車日まで下取り車を乗り続けられるのも下取りのメリットです。
買取りは、買取業者にクルマを売却する方法で、買取を専門に行う業者に査定してもらうため、クルマの価値を正しく見極めた価格を提示してくれます。ただし、新しいクルマの納車日まで乗り続けることは難しいでしょう。また、売却手続きのために買取店舗へ行き、新しいクルマの準備のために購入店舗へ行かなければなりません。つまり、買取りの場合はそれぞれの店舗へ行き来する手間が増えます。
個人出品のオークションや友人・知人にクルマを売却をする個人売買という方法もあります。個人出品のオークションは、業者を仲介しないため、手数料をかけずに売却できます。ただし、確実に売れるという保証がなく、売れる時期が不透明です。また、書類や名義変更の手続きを売り手と買い手で完結させなければなりません。
必要書類を準備する
クルマの買い替えを決めたら、売却や購入に必要な書類の準備をしましょう。クルマの売却や購入に必要な書類は次のとおりです。
【普通車】
・自動車検査証(車検証)
・印鑑登録証明書
・自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
・自動車納税証明書
・実印
・振込口座情報
・リサイクル券(預託済みの場合)
【軽自動車】
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
・軽自動車納税証明書
・印鑑(認印可)
・振込口座情報
・リサイクル券(預託済みの場合)
まとめ
クルマを買い替えるのに適したタイミングについて解説しました。車検前や修理費用が高額になったとき、13年経過による自動車税の重課前、ライフスタイルの変化時、メーカー保証切れ前、そして決算期の3月・9月が狙い目です。また、一般的には7〜10年または走行距離10万kmが買い替えの目安とされています。
しかし、クルマの状態や生活環境によって個人によって買い替えの判断基準が変わるのも実情です。自分の状況に応じて、クルマを買い替えるタイミングを慎重に見極めましょう。

執筆者: 外車王編集部
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