更新2022.07.22
ロールスロイスの内装を紹介。夜空が輝く豪華な車内を解説
外車王SOKEN編集部
ロールスロイスの内装は、高級車の中の高級車と言えるほど豪華な仕上げで知られています。その豪華な車内は、高級ホテルやファーストクラスのようだと表現されることもあるほどです。今回は、ロールスロイスの内装を車種ごとに説明します。また、内装のカスタムについても解説していますので、現オーナーの方もカスタマイズの参考としてご覧ください。
ロールスロイスの内装の特徴
ロールスロイスの内装は、上質なレザーや手作業で作られるウッドパネルを採用した高級感のあるインテリアです。また、見た目だけでなく、身体や手が触れる部分の触り心地にまで高級感があります。さらに、足元のフロアマットの感触もホテルのフロアのように上質です。そして、ロールスロイスの車内にアクセスするドアには、ロールスロイス定番のアイテム「傘」が収納されていることも忘れてはなりません。ここからは、各車種ごとに内装の特徴を説明します。
ゴースト
ロールスロイス「ゴースト」は、ドライバーズカーの要素が強い4ドアサルーンです。新車販売価格は35,900,000円(税込)と、ロールスロイス「ファントム」よりも手が届きやすい価格となっています。日本人における有名な所有者は、プロ野球中日ドラゴンズの平田良介選手です。
プロ野球選手も惚れるゴーストの内装は、水平基調のダッシュボード、垂直にそびえ立つインパネやセンタークラスター、インフォテインメントコントロールユニットと幅広いアームレストが一体となったセンターコンソールを備えています。フロントシートのシートバックには、リアシート用のテーブル・インフォテインメントシステムが格納され、リアシートの乗員も退屈知らずでしょう。リアシートは、2人仕様と3人仕様の選択が可能です。2人仕様には、大型のアームレストとシャンパン用クーラーボックスが設けられ、ショーファードリブンとしてのニーズも満たします。
ゴーストの内装のより詳しい内容は、以下の記事で紹介しています。
ロールスロイス「ゴースト」の内装を紹介。新旧モデルの違いも解説
ファントム
ロールスロイスの頂点に位置するファントムは、ショーファードリブンの側面が強く、リアシートの居住性が優れています。全長が長く、ホイールベースも長いため、リアシートで足を伸ばしてもフロントシートに届かないほどです。広い車内スペースを持つファントムの値段は、新型の8代目で56,030,000円(税込)の価格を掲げています。また、日本人の所有者が少なく、中古として出回る数が多くないため、中古車価格も下がりにくい傾向です。
後席に乗る人のことを考え、贅沢な素材を使用したファントムの内装は、水平基調のダッシュボード、クッション厚のあるシート、レザーやウッド調パネルで装飾されたパネルなどにより、くつろげる空間を演出しています。また、リア中央の背もたれには、シャンパンを保存しておくクーラーボックスが備わる仕様や前席と後席を区切るパーテーションを備えることも可能です。
ファントムの内装のより詳しい内容は、以下の記事で紹介しています。
ロールスロイス「ファントム」の内装は豪華絢爛！インテリアの特徴を解説
カリナン
ロールスロイス初のSUVとしてデビューしたカリナンは、ロールスロイスの世界観をそのままに、卓越したオフロード性能をプラスしたモデルです。2018年にデビューしたカリナンは、40,080,000円の価格となっています。観音開きのドアと二分割式のバックドアを備えるカリナンは、乗り降りするときには車高が40mm下がり、エンジンをかけると車高が元の高さに戻る機能を備えていることも特徴のひとつです。
内装は、水平基調のデザインで、上質な素材で覆われたインテリアとなっています。また、左右対称にデザインされたインパネ・センタークラスター・センターコンソールもカリナンならではの内装です。リアシートは、3人がけのベンチシートと2人がけのセパレートタイプを選択できます。また、リアシートの後ろにラゲッジスペースを区切るパーテーションを装備した仕様も用意されているのも、ロールスロイスらしいこだわりです。
カリナンの内装のより詳しい内容は、以下の記事で紹介しています。
ロールスロイス「カリナン」の内装の特徴とは？他モデルとの違いも解説
レイス
ロールスロイス「レイス」は、パワフルな632ps/800NmのV型12気筒エンジンを搭載する2ドアのラグジュアリークーペです。エクステリアは、ロールスロイスらしい威厳のあるパルテノン神殿をモチーフとしたフロントまわりと、なだらかなルーフラインにより、エレガントなクーペスタイルとなっています。2ドアのレイスは、ドアが車両後方に向かって開くスタイルです。車内からドアを閉めるときには、ダッシュボードの端にあるボタンを使って閉めます。
インテリアは、レザーとウッドパネルがふんだんに使われた贅沢な空間です。水平基調のダッシュボードにほぼ垂直にそびえ立つインパネは、左右対称のデザインとなっています。また、リアにもシートが設けられ2+2シーターとしているのも特徴です。ただし、リアシートは、傾斜するルーフラインにより頭上空間が狭くなっています。
ドーン
ロールスロイス「ドーン」は、ソフトトップルーフを持つ2+2シーターの2ドアコンバーチブルです。ベースとなっているのは、クーペの「レイス」ですが、ボディパネルの80%以上がドーン用にデザイン変更されています。ソフトトップを閉めたときの静粛性とソフトトップルーフの開閉音は、非常に静かです。
ロールスロイス自らが「世界で最も静かなコンバーチブル」と謳うドーンは、ロールスロイスらしい高級感のある内装を備えています。水平基調のダッシュボードとほぼ垂直にそびえ立つインパネは、レザーやウッドパネル・メッキを随所に施した左右対称のデザインです。また、ルーフを開けたときには、リアシート後方のウッドパネルとメッキモールによるシームレスな造形によってルーフが格納されていることを感じさせません。オープンにしたときにも非の打ち所がない作り込みをしている点は、ロールスロイスのこだわりを感じます。
ロールスロイスの内装はカスタム可能
ロールスロイスの内装は、カスタムができます。ただし、手間と時間をかけて作り込まれる内装のカスタムは、時間がかかり、費用も高額になる傾向です。ここからは、ロールスロイスの内装のカスタムについて解説します。
スターライトヘッドライナーを追加する
ロールスロイスの内装カスタムで有名なアイテムは、車内の天井に星がキラキラと輝く「スターライトヘッドライナー」です。天井に埋め込まれた1000個を超えるLEDライトは、細かい調光が可能となっており、読書ができるほどの光量からムードライティングまでコントロールできます。また、流れ星が流れるのもロールスロイスらしい粋な演出と言えるでしょう。「スターライトヘッドライナー」は、1,790,000円(税別)～と高額であるものの、ロールスロイスの世界観を夜のドライブでも感じられるオプションです。
レザーシートを変える
ロールスロイスのシートを上質なレザーシートに変更するのもカスタムのひとつです。レザーは、さまざまなカラーが用意されており、定番の黒やブラウンのみならず、赤やオレンジ、紫やブルーといったビビッドなカラーもラインナップされています。シートが変わると車が変わったのではないかと思うほどの変化があるため、車内の印象を大きく変更したいときは、シートを変えると良いでしょう。
アクセサリーを追加する
ロールスロイスのカスタムをするときは、アクセサリーを追加すると良いでしょう。個性をアピールできるアクセサリーには、以下の7つがあります。
【スピリット・オブ・エクスタシー】
「スピリット・オブ・エクスタシー」は、ロールスロイスのボンネット先端に現れる翼を広げた女性の像です。ロールスロイスの象徴でもある「スピリット・オブ・エクスタシー」は、運転中にのみ現れます。車両から離れるときには、自動でボンネット内部に格納されるため、盗難の心配もありません。
「スピリット・オブ・エクスタシー」のカスタムには、3つのバリエーションが用意されています。
・イルミネーション： 1,187,098～1,187,098円（税込）
・ 純銀製： 1,054,687～1,071,535円（税込）
・アップリット：929,409円（税込）
・9カラット・ゴールド・コーティング：1,795,091円（税込）
【トレッドプレート】
「トレッドプレート」は、ドアを開けたときに現れるサイドシル部分のプレートです。プレートには、最大16文字までの文字またはロゴを刻むことができます。充填材でクロームメッキされたプレートは、唯一無二の車両に仕立て上げた所有感を感じられるでしょう。価格は476,000円〜(税別)です。
【ラムズウール・フロアマット】
「ラムズウール・フロアマット」は、豪華な柔らかさを持ったオーダーメイドのフロアマットです。 内装と合わせることが可能であるため、カラーバリエーションが充実しています。価格は101,500円～(税別)です。
【パーソナライズ・ヘッドレスト】
「パーソナライズ・ヘッドレスト」は、ヘッドレストに好みのロゴや文字を入れられるカスタマイズです。6文字のテキスト・3種類のフォントで刺繍ができます。価格は335,000円～(税別)です。
【ホイール】
ゴースト・レイス・ドーンの各モデルに応じたホイールをカスタムできます。ホイールは、エレガントなデザインからダイナミックなスタイルまで幅広く用意され、エクステリアの印象を変えることが可能です。価格は1,440,000円～(税別、ホイールのみ)となっています。
【カリナン用：ビューイング・スイート】
「ビューイング・スイート」は、カリナンのリアラゲッジに収まる折り畳みシート&カクテルテーブルです。設置や収納は電動で行われます。バックドアを開けて一休みするときに役立つアイテムです。価格は2,000,000円〜(税別)となっています。
【ドーン用：エアロ・カウリング】
「エアロ・カウリング」は、ドーン専用のリアシートカウリングです。後席を覆うように取り付けるカウルは、脱着が簡単で、気分に応じて2シーターオープンカーにすることができます。価格は3,640,000円〜(税別)です。
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