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更新2021.04.23

メルセデス・ベンツは故障しやすいのか?故障しやすい箇所と対応方法を解説

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外車王SOKEN編集部

メルセデス・ベンツは、日本でも人気があるドイツの高級車です。いつかはベンツに乗ってみたいと思う一方で、故障を不安に思う人も多いのではないでしょうか。今回は、メルセデス・ベンツの故障について解説していきます。メルセデス・ベンツが故障しやすいと言われる理由、故障しやすい部位、故障対処方法、修理費用相場を説明していますので、メルセデス・ベンツを購入するときの参考にしてみてください。

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外車は国産車よりも故障しやすい?


メルセデス・ベンツやBMWといった外車は、国産車よりも故障しやすいのでしょうか。メルセデス・ベンツは、J.D.パワーが発表する統計データ「2019年日本自動車耐久品質調査(VDS)」によると耐久性が高い車の第9位にランクインしています。しかし、同ランキングにおいてはトヨタやホンダに比べると故障しやすいという結果になっているのも事実です。そのため、トヨタやホンダといった国産車からメルセデス・ベンツに乗り換えたときには、故障の頻度が多いと感じてしまうでしょう。


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ベンツが故障しやすいと言われる理由


メルセデス・ベンツが故障しやすいと言われる理由には、どのような原因があるのでしょうか。ここからは、その理由を解説します。


走行環境がドイツと異なる


メルセデス・ベンツの母国であるドイツと日本では、走行環境が異なります。ドイツは長時間・長距離を高い速度域で走行する場面が多い一方、日本は短時間・短距離を低い速度域で走行することがほとんどです。

走行環境の違いは、車づくりにも現れています。ベンツの車はボディ剛性、サスペンションのセッティング、エンジン出力やトランスミッションの制御などが、高速道路のようなハイスピードドライビングにも対応しています。日本のストップ&ゴーが多い環境では、メルセデス・ベンツの本領を発揮できないことが多く、高い負荷がかかり、故障しやすくなってしまうのです。


長期間乗車することによる経年劣化


長時間乗車することで、ブッシュやマウントなどの部品は経年劣化します。また、走行距離が伸びれば、負荷がかかるパーツが増えるため、故障のリスクが高まると言えるでしょう。ベンツの車は、ゴム部品やオイル関係を定期的に交換することを前提に車のコンディションが良好に保てるように作られています。走行距離や保有年数に応じた点検やメンテナンスを心がけましょう。


最新技術を搭載している


メルセデス・ベンツは、最新技術を積極的に採用しています。便利で安全な機能ではあるものの、初期のシステムでは不具合やトラブルが起きる傾向が見られます。中古車を買う場合でも、ある程度の年数や距離を走った車両であれば、初期不良がリコールされているでしょう。よって、新型車の中古車を選ぶときは、システム改修が実施された個体を選ぶことをおすすめします。




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メルセデス・ベンツの故障しやすい部位


メルセデス・ベンツは、どのような部位が故障しやすいのでしょうか。ここからは、故障しやすい部位を紹介すると共に、どのような症状が現れるのか解説します。


エンジンオイル


メルセデス・ベンツは、エンジンオイルが漏れる故障が起きやすいです。エンジンオイルは、オイルパンやタペットカバーのパッキンから漏れることがあります。オイル漏れの初期症状はオイルの滲みとして現れますが、近年の車両では、エンジンカバーがされていることが多いため、発見が遅れる可能性もあります。日常点検や洗車などのタイミングで、エンジンカバーやエンジンルームの隙間からオイル滲みを確認しましょう。


パワーステアリング


パワーステアリングの故障は、ステアリングアングルセンサーの不具合です。ステアリングアングルセンサーとは、ステアリングの角度を計測する部品です。ステアリングアングルセンサーが故障すると、緊急回避時のブレーキ配分を最適化がされなくなるため、早めに修理しましょう。ステアリングアングルセンサーが故障すると、ハンドルがまっすぐであるにも関わらず90度の表示がされたり、計測不能に陥ったりといった症状が起こります。


イグニッションコイル


イグニッションコイルは、エンジン内部の点火プラグに送る高電圧を作り出す変圧器です。イグニッションコイルが故障すると、エンジン内部の点火が正しく行われなくなるため、アイドリング時の振動が大きくなりまます。エンジンの不具合は走行に影響するため、アイドリングが不安定であったり、エンジンの振動が大きかったりする場合は、すぐに点検しましょう。


足回り


足回りの故障は、ブッシュやブーツの劣化・破損、エアサスペンションのエアバッグ不具合など、さまざまな原因で起きます。足回りから異音が発生したり、突き上げ感が大きくなったりしたときは、早めに点検をしましょう。


パワーウインドウレギュレーター


パワーウィンドウレギュレーターは、パワーウィンドウのモーターを制御する部分です。不具合の原因としては、潤滑性を高めるためのグリスが固まっているケースが挙げられます。レギュレーターに不具合が起きると、パワーウィンドウの開閉ができなくなります。窓が開いた状態では、車内に雨が侵入してしまうため、早急に修理しましょう。


エキスパンションタンク


エキスパンションタンクは、ラジエータに付属するタンクで、冷却水をラジエータに戻す役割を果たします。水漏れなどが原因で不具合が起きるケースが見られます。エキスパンションタンクに不具合が起きると、センサーが「冷却水の液量低下」と判断し警告灯が点灯するので、早急に点検をしましょう。

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ベンツが故障したときの対応


メルセデス・ベンツが故障したときには、どのような対応をすればよいのでしょうか。ここからは、故障したときの対応方法を紹介します。


故障した箇所をマークで確認する


メルセデス・ベンツに故障が起きると、警告灯が点灯します。メルセデス・ベンツは、多くのセンサーにより絶えずモニタリングされ、故障や不具合が発生すると警告灯で表示すしてくれます。ただし、詳しい故障コードは、ディーラーや整備工場でなければ確認できません。故障のマークが出たときには早めに点検することが大切です。ここで、代表的な警告灯の内容を解説します。


エンジン警告灯がついている場合


エンジン警告灯が点灯するのは、エアフローセンサー、スパークプラグ、イグニッションコイル、クランクセンサー、O2センサー、BSGなどの故障です。エンジン関連の故障は、警告灯の点灯と共に、加速不良や出力制限がかかるといった症状が現れます。故障箇所によっては、走行不能になる可能性もあるため、早急に点検し修理しましょう。


ABS警告灯がついている場合


ABS(アンチロックブレーキシステム)警告灯は、左右のタイヤの回転差やセンサーの不具合などにより点灯します。また、ABSはESP(横滑り防止装置)と密接な関係があるため、2つの警告灯が同時に点灯することも多いです。ABS・ESPのいずれも緊急時の車両制御に関わるシステムであるため、早急に点検しましょう。


故障したときの車の状況を把握する


故障したときの状況は、不具合やトラブルの原因追求に役立つため、細かく把握ましょう。走行中、停車中、路面状況、場所、ぶつけたかどうかなど、どのようなシーンで、どのような不具合が起きたのかがわかると、修理すべき箇所や付随する点検箇所を把握しやすくなります。なお、走行中に故障したときは、安全な場所に車を停めることを優先してください。


修理にかかる費用を見積もりする


メルセデス・ベンツが故障したときには、修理にかかる費用の見積もりを出しましょう。見積もりを出すときは、先述した故障したときの状況を電話で説明したり、メールに写真を添付して見積依頼をしたりするとスムーズです。


業者に相談する


故障したときは、業者に相談するのも大切です。相談する際は、車を購入した業者だけでなく、ディーラー、修理工場など複数の場所に相談して、修理の費用や期間の確認をすることをおすすめします。複数の業者に相談し、比較することで、修理費用の相場を知ることができ、最短で安く修理できる場所を見つけられます。

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故障が少ないベンツの特徴


壊れにくいメルセデス・ベンツは、年式が新しく、新型が登場してから1~2年経過した車両と言われます。

年式が新しい車を購入する場合は、メーカー保証が付帯している3年以内の個体を選びましょう。メーカー保証が付帯していれば、大がかりな修理が発生したときに、保証による無償修理をできる可能性が高く安心です。

ただし、新型車の場合は初期の不具合が発生することがあります。新型モデルを選ぶときは、登場から1~2年が経過し、初期不良が改修された頃を見計らって車両を購入しましょう。


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ベンツが故障した場合の修理の依頼先と費用相場


メルセデス・ベンツが故障したときの修理依頼先には、「ディーラー」と「修理工場」が挙げられます。ここからは、修理依頼先ごとのメリット・デメリット、修理費用の相場の解説です。


ディーラー


メルセデス・ベンツのディーラーでは、メーカーが推奨する部品を使った修理ができます。各車種に適合したメーカー純正パーツが使われるため、信頼性が高いと言えるでしょう。ただし、純正部品を使用するため部品代や工賃が高く、修理費用が高額になります。修理費用の相場は、車種やブレーキの種類により異なりますが、ブレーキパッド&ローターの交換で約20万円です。


修理工場


修理工場では、メーカー純正部品やOEM部品を使った修理ができます。メーカー純正部品を使った修理であっても、工賃を割引できる場合があるため、ディーラーよりも安く抑えることも可能です。また、OEM部品を使えば、部品代も安くできるため、割安に修理できます。修理費用の相場は、車種やブレーキの種類により異なりますが、ブレーキパッド&ローターの交換で約10万円です。


ベンツへの乗り換えを検討した場合には外車王での売却見積もりを


メルセデス・ベンツは、故障が多いように感じてしまいますが、適切なメンテナンスを行っていれば、大きなトラブルや不具合が発生することは多くありません。しかし、先述したように、時間の経過で部品が劣化してくると、不具合が増えてきます。特に中古車の場合には、長期にわたり保管されている場合もあるため、購入後すぐに不具合が発生し、修理が必要になることもあるかもしれません。故障が不安な場合には、新車を購入するのも手段のひとつです。新しい車への乗り換えを検討し始めたら、現在乗っている車を高く売ることがポイントとなります。

現在乗っている外車を高く売りたければ、外車の買取を専門にしている外車王に売却見積もりを依頼をしましょう。外車王は、無料の出張査定を行っているため、自宅にいながら売却額の提示ができます。また、評価額に納得できれば即日売却手続きを進めることも可能です。さらに、出張査定に多い車両引き上げ後の減額トラブル「二重査定」は一切ありません。加えて、外車王は取引を安心に進められるよう、JPUCに加盟しています。安心して外車を高額売却をしたい場合は、外車王にお任せください。


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故障対応を頭に入れて安心してベンツに乗りましょう


高級外車の代名詞でもあるメルセデス・ベンツに憧れながらも、故障について不安に思う人もいるかもしれません。メルセデス・ベンツにとって過酷な走行環境である日本で安心して乗るためには、日々の点検やメンテナンスが何よりも重要です。また、万が一の時に備えて、この記事を参考に故障したときの対応や準備もしてきましょう。

メルセデス・ベンツを高く買い取ってもらうには

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