アイキャッチ画像
中古車の豆知識

更新2021.08.23

ベンツのランクやクラスとは。アルファベットと数字の意味についても解説

ライター画像

外車王SOKEN編集部

メルセデス・ベンツのクラスやランクは、アルファベットと数字で表します。そこで、基本となるのが「A・ B・ C・ E・ S・ G」によって区別される6つのクラスです。ここでは、メルセデス・ベンツのクラス名の種類や意味、各モデルのそれぞれの特徴について解説します。



メルセデス・ベンツの「クラス」とは?


メルセデス・ベンツの基本となるクラスは「A・ B・ C・ E・ G・ S」の6つに区別されています。Aが一番安く、アルファベットが後ろに行くほど車格が大きくなり、車両価格も高くなります。


しかし、メルセデス・ベンツには多種多様なラインナップが存在するため、6つのアルファベットだけでは割り振りができなくなっています。特にSUVは車種の拡大が顕著に見られます。


具体的には、「CL」がクーペ「GL」がSUV 「SL」がオープン2シーターとなりますが、このアルファベットの後には、必ず最初に紹介した6つのアルファベットが付きます。たとえば、SUVであれば「GLA」「GLB」「GLC」「GLE」「GLS」となり、セダンに準じたクラス分けが行われています。ただし、もともと「M」や「GL」などと呼ばれていたモデルもあるため、紐付けが若干複雑になっています。


もちろん、例外もあるので、全ての車種がこの方程式に当てはまるわけではありません。その代表的なモデルが、SLクラスとVクラスです。本来ならば、他のモデルと同様にアルファベット3文字で表記されるはずですが、今のところその予定はないようです。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

基本となる6つのクラスの特徴と価格


メルセデス・ベンツには、日本車のような車種ごとのネーミングがなく、車種や車格を基本となる6つのアルファベットを使って区別しています。そのアルファベットや後に続く数字には意味があり、それを理解した上でラインナップを見ていただくと、クラスの見分け方やどのクラスを選ぶべきかが、見えてくるはずです。


ここでは、メルセデス・ベンツの各クラスの違いや価格について解説します。


メルセデス・ベンツ Aクラス


Aクラスは、Cセグメントに属するメルセデス・ベンツのエントリーモデルとなりますが、2018年にデビューした現行モデルは、先代よりもさらに広く快適な室内空間を実現しています。さらに、2019年にはシリーズ初となるセダンタイプも追加されましたので、メルセデス・ベンツのハッチバックに抵抗があったユーザー層まで取り込み、シェア拡大を図っています。


現行Aクラスの価格帯は、363~436万円です。ただし、ハイパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+」に関しては、790万円と価格が一気に跳ね上がります。


メルセデス・ベンツ Bクラス


Bクラスの特徴は、「 ハイ、メルセデス!」から始まる対話型インフォテイメントシステム「MBUX」が新たに搭載されたことです。


現行Bクラスの価格帯は、 422~452 万円です。一見すると「Aクラスの背が高いバージョン」と思われがちですが、エントリーグレード同士の比較ではAクラスに対して60万円も車両価格が上がるため、Bクラスを購入する際は装備やオプションを詳しく見ていく必要があります。


メルセデス・ベンツ Cクラス


現行のCクラスは、2018年7月にマイナーチェンジが行われました。目には見えない部分に6,500箇所にも及ぶ改良が施され、従来の2リッターターボや1.6リッターターボに代わり、新たにマイルドハイブリッドを採用した1.5リッターターボが搭載されました。


現行Cクラスの価格帯は、489~711万円です。車格を考えると決して安くはありませんが、今や国内でCクラス以上に売れるセダンを探すのが難しいくらいで、セダンの代名詞と言っても過言ではないくらいの人気モデルに成長を遂げています。また、常にメルセデス・ベンツを支える屋台骨といえるモデルなのです。


メルセデス・ベンツ Eクラス


Eクラスは、ミディアムクラスと呼ばれていた時代も含めると非常に歴史が長く、いつの時代もメルセデス・ベンツの中核を担ってきたモデルです。2016年に登場した現行のEクラスは、翌年の国内の輸入車販売台数において4位にランクインするなど、メルセデス・ベンツの豊富なラインナップの中で、Cクラスに次ぐ人気シリーズとなっています。


現行Eクラスの価格帯は、 769~1,144万円です。2020年9月にはビッグマイナーチェンジが行われ、Cクラスと似すぎていると言われたエクステリアデザインに大きく手が加えられました。今回のビックマイナーチェンジは、Eクラスを選択する理由が明確になったともいえるのです。


メルセデス・ベンツ Gクラス


Gクラスは、独自のスクエアなエクステリアデザインと高いオフロード性能がメルセデス・ベンツを代表する高級SUVです。


2018年1月のデトロイトモーターショーでは、新世代のGクラスが発表されました。外観は、究極のキープコンセプトといえるフォルムですが、フロントサスペンションが刷新されるなど、中身は全くの別物です。


現行Gクラスの価格帯は、標準モデルが1,237~1,685万円、 メルセデスAMGが2,218~2,480万円です。Gクラスは、2.5t近い車重があるため、最近は燃費に優れたクリーンディーゼル車に人気が集中する傾向があるようです。


メルセデス・ベンツ Sクラス


現行Sクラスの価格帯は、 1192~2449万円です。Sクラスは、メルセデス・ベンツブランドの最高峰に位置する最高級セダンです。


2013年に登場した現行W222型は、その後のメルセデス・ベンツのスタンダードとなったスタイリッシュなエクステリアデザインが採用されました。2018年には、約20年ぶりの復活となる「直列6気筒の3リッター直噴ガソリンターボエンジン」及び「3リッター直噴ディーゼルターボエンジン」が採用されて話題となりました。


また、2020年9月には、ハイテク機能満載の全面刷新された新型Sクラス(W223型)が発表されました。


 ベンツの最高級セダン「マイバッハ」についてはこちら


メルセデス・ベンツ の買取相場についてチェックする >

基本モデルから発展した車種



メルセデス・ベンツは、様々なユーザーの要望に応えられるように多くのラインナップが展開されていますが、当然のことながら基本モデルから発展したモデルも多数存在しています。


特に、流行りのコンパクトSUVにはその傾向が顕著に見られます。たとえば、AクラスがベースのGLAクラスやCクラスがベースのGLCクラスです。


ここでは、基本モデルから発展した車種である「Vクラス」と「EQC」について解説します。 


メルセデス・ベンツ Vクラス


Vクラスは、メルセデス・ベンツが欧州などで発売している商用車ヴィトー(Vito)の乗用バージョンとして、1998年より販売が開始されます。


2代目のVクラスは、ビアノ(Viano )として2003年に登場します。パワーユニットは、3.2リッターのV型6気筒エンジンに統一が図られ、駆動方式は初代のFFから縦置きエンジンのFRに変更されました。


現在も3代目のVクラスが、メルセデス・ベンツ唯一のミニバンとしてラインナップされており、国内モデルには2.2リッターのクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。


現行Vクラスの価格帯は、781~950 万円万円です。Vクラスは、国産ミニバンとは一線を画す重厚感が魅力です。


電気自動車 「EQC」


「EQC」のプラットフォームは、ミドルサイズSUVの「GLC」がベースとなっており、外観こそ差別化が図られていますが、ホイールベースやトレッドなどの数値は「GLC」と共通です。また、背が高いSUVが選んだ理由は、リチウムイオン電池を床下に搭載しやすいというメルセデス・ベンツ側の事情もあったようです。


「EQC」のスペックは、前後車軸に1個ずつモーターが搭載され、最高出力408PS(300kW)、最大トルク765N・mを発揮します。航続距離は、WLTCモードで400kmを誇り、充電は、普通充電の200Vと急速充電のCHAdeMO(チャデモ)に対応しています。


電気自動車「EQC」の新車価格は「EQC 400 4MATIC」が1,080万円、日本で発表されたことを記念して55台だけ限定発売された特別仕様車の「EQC Edition 1886」が1,200万円です。


「EQC」は、EV専用車として本格的に市場に導入されたメルセデス・ベンツ初の電気自動車です。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

クラス名の後につく数字・アルファベットの意味


メルセデス・ベンツのほとんどのモデルは「A180」「C220d」のようにクラス名を表すアルファベットの後に3桁の数字が続きます。
 
アルファベット後に続く数字は、以前は搭載するエンジンの排気量の違いを表していましたが、今現在は搭載されるエンジンの出力によって数字が決められています。その理由は、ほとんどの車種にダウンサイジングターボが採用されているためです。例えば1.3リッター の「A180」であれば、ターボが装着されることにより1.8リッター相当ということになります。


3桁の数字のあとに続く小文字のアルファベットは、ガソリン車以外のパワートレインの種類を表しています。小文字アルファベットが表すパワートレインの種類は下記のとおりです。


・プラグインハイブリッド:e
・クリーンディーゼルハイブリッド:de
・クリーンディーゼル:d
・ハイブリッド:h


ただし、Sクラスなどで、ロングボディを「L」で表すことがありますが、この場合は大文字が使われます。


メルセデス・ベンツの車種の選び方



メルセデス・ベンツの購入を考えるユーザーの中には、「ベンツといえばセダン」と考える人もいれば、「SUVこそベンツ」と考える人もいるでしょう。もしくは、ハッチバックのAクラスであれば、本当に手に届きやすい価格でメルセデス・ベンツのステータスが手に入ります。


また、エンジンラインナップが豊富なのもメルセデス・ベンツの特徴です。特におすすめなのが、レジャー志向が強いユーザー向けの最先端のクリーンディーゼルです。このクリーンディーゼルは、他のドイツ勢と比べても非常に性能が高く、デメリットを感じることはほとんどありません。ただし、車両価格がガソリン車に比べて高くなる傾向があるので、街乗りや通勤をメインで使うのであれば、マイルドハイブリッド搭載のダウンサイジングターボが適しているといえるでしょう。


つまり、ポイントをしっかりと抑えて車種選びをすることが大切なのです。そのポイントは以下の通りです。


・新車値引き
・エコカー減税
・維持費
・使用用途
・家族構成
・年間の走行距離
・リセールバリュー


メルセデス・ベンツは、国内市場に30車種以上を展開しており、5ナンバーサイズのミニバンや軽自動車を選択肢に含めなければ、ほとんどの顧客ニーズに対応可能です。ここで挙げたポイントを参考に、最後は好きなデザインのメルセデス・ベンツを選んでください。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

今の車を売ってメルセデス・ベンツに乗り換えるなら外車王で査定を依頼する


メルセデス・ベンツを購入するにあたって、 乗り出し価格を少しでも抑えることは最も大切なポイントです。


ユーザーは、まず今乗ってる車を売却して資金を得たいと考えるはずです。一般的には、車の購入と売却を同じ店舗で行いますが、買取店へ依頼することもひとつの手段です。そして、少しでも購入資金の足しにしたいと考えるのであれば、輸入車専門買取の外車王がおすすめです。


今現在、買取の一般的な方法となっているのは、業者同士が価格競争を行う一括査定です。ところが、外車王は厳選された一社のみが、お客様のご自宅に伺います。したがって、しつこい営業電話などに悩まされることなく、じっくりと価格交渉を行うことが可能です。


もし、予想以上の高価買取が実現した際には、通常のモデルでオプションで設定される「AMGライン」などに資金をあててはいかがでしょうか。


メルセデス・ベンツのクラスごとの違いを知って、自分にぴったりな車種を選びましょう


メルセデス・ベンツのクラスごとの違いについては、国内に30車種と非常に多くのモデルがラインナップされているため、理解が難しいと感じてしまうかもしれません。


しかし、今回の解説の通り、6つのクラス「A・ B・ C・ E・G ・S」を基本として考えれば、一見複雑に見えるラインナップを理解することできます。そして、今やベンツは大衆車と言っても過言ではない程、手が届きやすい存在になっています。


最初のメルセデス・ベンツであれば、エントリーモデルのAクラスがおすすめです。もしくは、予算に余裕のある方であればいきなりCクラスやコンパクトSUVのGLCクラスでもよいかもしれません。


是非、憧れのメルセデス・ベンツを手に入れて、快適なカーライフをお楽しみください。

外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

メルセデス・ベンツを高く買い取ってもらうには

メルセデス・ベンツ を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは メルセデス・ベンツ の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

メルセデス・ベンツ の買取専門ページはこちら >

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。