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中古車の魅力

更新2021.05.10

スポーツカーの帝王ポルシェが送り込んだSUV界への刺客?あまり中古車市場で見かけないポルシェ・カイエンターボS

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外車王SOKEN編集部

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新しいかたちのスポーツカー?という名のポルシェのSUV、カイエンとは



 





 



ポルシェというとオンロードのスポーツカーのイメージが強いですが、実は結構昔からラリーでも活躍しています。特にポルシェ959なんかパリ・ダカールラリーでも優勝してますしね。でも、ごくあたりまえにポルシェを買って乗ってるユーザーさんで、わざわざダートを好んで走りに行く人はあんまり居ないと思います。



 



普通に考えて、あの車高もRRの駆動方式も強力なパワーも美しいボディも高価な車両価格も、それらすべてが「酷い道には行くな行くな絶対に行くなよぉ」とオーナーの魂に訴えかけてくるに違いありません。



 




▲SUVなのに「300」などという数字が……。しかもこれがハッタリというわけでもないからおそろしい


 



YouTubeなどを見るとたまにWRCでアウディやランチアなどのラリーカーに混ざって911が狭い峠道をあの大きなお尻を振り回しながら「ぶぅわごおっ、ばさささっ」なんて走り回ってたりしますが、あれはもう妖怪さんというか人外の者どもの仕業であって、心正しいポルシェ信者は惑わされてはいけない類いのものなのであります。



 





▲ゆったりとした車内に高級感のあるレザーシート


 



ところが、いまを去ること17年前。2002年そんなポルシェからSUV「カイエン」が登場します。「なんかしかし、SUVって軟派なイメージっつーかポルシェらしく無くね?」っていう世の中の反応以前に、高踏的なスポーツカー・メーカーとしてちょっと大衆に迎合しちゃったかな、的なというか…。



 



しかしポルシェ様自体にもちょっと忸怩たる思いがあったのかもしれません。「これはSUVじゃなくて『新しいかたちのスポーツカー』です!」とポルシェ様はおっしゃってます。が、あのウィキペディアにも「カイエン(Cayenne)とは、ドイツの自動車メーカーポルシェが製造・販売するSUV。」なんて思いっきり書かれてます。うん、SUVですよね、これって。



 





▲ボンネットの下に美しく収まった4.8L・V8ターボ。さすがドイツ車といったエンジンルームの佇まい


 



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ポルシェカイエンの変遷



 



フォルクスワーゲンと共同開発されたポルシェ・カイエンは、フォルクスワーゲン・トゥアレグと姉妹関係とも言えます。基本的なプラットフォーム、シャシーは共通です。しかし、外観もエンジンも足回りもまったく違うクルマに仕上がっています。そうですね、マツダ・ロードスターとアバルト124くらい違う、って感じでしょうか。ちなみにこのシャシーはその後改良を重ねて、のちにランボルギーニ・ウルスなどにも使われています。



 



この辺りのちょっと浮き世離れした一連のSUVって、遺伝子レベルで繋がってる感じですね。





▲後ろ姿はちょっとSUV、でもやっぱりオーラが違う……


 



2002年にデビューした最初のカイエンは955型と呼ばれ、2006年まで作られました。初代前期型とされます。マイナーチェンジ後の初代後期型は957型と呼ばれるモデルで、2010年まで作られました。



 



今回ご紹介するのはこの「957型 ポルシェ カイエンのターボS」というモデルです。2008年に投入されたこのバージョンは、V型8気筒4806ccのターボエンジンを搭載していて550ps/6,000rpm、76.5kgm/4,500rpmというSUVではあまり見ないようなスペックを持っています。そしてこのパワーで、2.5トン近い車体を5秒台で100km/hまで加速させるという豪快な性能を誇ります。



 



これはもはや、いや本当に、スポーツカーの動力性能です。あの巨体がこういう加速をするというのはちょっと違和感があるレベルです。アフリカ象がいきなりチーターの速さで動いたような、というか、曙がボルトを追い上げていくような、というか。



 





▲ターボSという特別なモデルの迫力が伝わってくる


 



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スポーツカーというとその車高の低さとか小型軽量さのせいで、着座位置が低くて乗り込むのが大変だったり、車内空間がタイトだったりということが往々にしてあります。ところがそういう部分で使いやすくて快適で家族がゆったり乗れて荷物も積めて、というSUVの便利さ、ストレスのなさを享受しながら速さはスポーツカーというちょっとずるい乗り物。それがカイエンなのかも知れません。



 



また、同じカイエン乗りの仲間で集まって「カイエン隊」を結成して土佐のいごっそうの心意気を見せつける、という愉しみもあるかも知れません(ないない)。



 



当時の新車価格で1750万円だったターボS様も、やや現実的な金額まで下りてきてくださっています。本当はスポーツカーに乗りたい、でもいましばらくは家族のためにツーシーターは選べない……、そんなあなた。ポルシェ・カイエンに乗ってみる、という選択はいかがですか。


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