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中古車の魅力

更新2021.05.07

5代目は水冷式!伝統のポルシェ911に訪れた転換期。希少なGT3が中古市場に現れました!

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外車王SOKEN編集部

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元々ホモロゲーション用に作られるGT3。ポルシェのそれは、まさにロード・ゴーイング・レーサー



おそらくですが、日本人100人に「スポーツカーと言えば?」と聞けば、おそらく一位はポルシェなのではないでしょうか。かの山口百恵さんもプレイバック・パート2で「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」と歌っていましたが、つまりそれはあの曲がリリースされた1978年当時ほとんどの日本人が「ポルシェ」という名前を知っていた、ということですよね。スーパーカーブーム末期の頃ですから、たぶんランボルギーニやフェラーリもよく知られていたでしょうけど、それでもやっぱりポルシェは知名度でさらに一つ上だったのではないかと、そう思うのです。



▲50、100、150…。半周もない範囲に300km/hまで詰め込んだ、このワイルドでおおざっぱなメーターにしびれますねぇ


作曲者のイメージは914か924辺りのちょっと小さめのポルシェだった、なんていう噂もありますが、でもやはりポルシェというと911(あの頃だと930?)がメジャーですよね。あの独特の形、空冷フラット6、RR。356から続くポルシェの伝統。ポルシェ自身が一時928を新しい主力にしようとしたものの、根強いファンの声で結局この911が続いていったという経緯もあります。



▲気合いを入れて走らなければポルシェの神様にバチを当てられそうなやる気満々のバケットシート


ポルシェといえば空冷…から水冷エンジンへ


この911の流れに一つの変化が現れたのが、1997年にデビューした996型911、実に五代目の911でした。ついにエンジンが水冷になったのです。


そもそもこの時代まで空冷だった、ということ自体がすでにすごいのですが、それだけにこの水冷化の決断は重かったと思います。911の、ポルシェのキャラクターの根幹にかかわる部分の変更ですから。


当然これまでの911ファンからは「こんなものは911ではない」という反発もあったことでしょう。



▲「涙目」などと呼ばれる、ボクスターと共通のヘッドライト


ただしポルシェには、伝統を誇る一方で「最新のポルシェが最良のポルシェ」という言葉があります。空冷RRを熟成し尽くし、さらに次の段階の進化を遂げ、最良を追求するために決断したのでしょうね。


それにしてもポルシェがすごいなあと感じるのは、この「最新こそ最良」と言いつつ「だから新車に乗り換えろ」とは言わないところですね。そう、この言葉の一方でポルシェは「いままでに作られたポルシェの70パーセントが、いまも現役で走っている」とも言っているのです。むかし作っていた自社製品に対するリスペクトをちゃんと持ち続けているんですね。新しいのを作りました、今度のはとてもエコです、だから皆さんさっさと乗り換えましょう、エコ替えですよ、なんていうメーカーとは根本的に違いますね。


たとえ古いモデルでも、ポルシェはほぼ新品の状態にまでリペアできるといわれます。純正部品がしっかりと供給されているのですね。最近では日本車も、たとえばマツダの初代ロードスターやホンダのNSXなどは修理の出来る体制を整えるようになったと言われていますが、ポルシェのこの昔から一貫したぶれない姿勢は素晴らしいと感じます。


進化し続ける姿を見せると同時に、過去の製品に対しても揺るぎない誇りを持っているということなのでしょうね。 



▲あくまで低い車高。そして、993に比べて強化されたサイドシル


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この涙目と目があったらそれはもう運命…?


今回ご紹介する996型GT3は2001年式です。996としては初期型と呼ばれるもので、搭載される3.6リッターのDOHC水冷フラット6エンジンはNAで360ps/7200rpm、37.6kg.m/5000rpmの大パワーを発生します。車重は1350kgですから、まさにスーパーカーの動力性能ですね。


ボディもほぼ新設計に近い全体的な見直しを受けて、993よりも50kgほど軽くなり、そのうえ捩り剛性が45%、曲げ剛性が50%も向上しました。


モデルチェンジ当初は「顔がボクスターと同じ」「目ん玉つながり」などと多くの911ファンは戸惑いを隠しませんでした。それで次のマイナーチェンジで、この目の形は姿を消します。しかしそれからもう二十年も経った現在、水冷ポルシェの形に見慣れてしまうと、むしろこの目が懐かしいのではないかと筆者などは感じます。



▲独特の美しいカーブを描くリヤウイング。


空冷911の正常進化型、996型911。そのスペシャルエディション、GT3。前期型のGT3は生産された台数が1889台。もともとの生産台数が少なく、中古で出会うことも少ないクルマです。


クルマとの出会いは一期一会。目と目が合ったらすべておしまいです。どうでしょう、黄色いポルシェを一台、あなたのガレージに。 

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