2021年06月11日

中古車の走行距離からわかること。年式との関係性や走行距離を見るときのポイント

中古車を選ぶ判断基準のひとつが「走行距離」です。一般的に、中古車の走行距離は短いほどいいといわれますが、短ければ短いほど絶対にいい車というわけではありません。今回は、中古車と走行距離の関係を解説します。また、走行距離の解説と併せてチェックしたい項目も解説していますので、中古車選びの参考にしてみてください。


中古車の走行距離からわかること


中古車を選ぶときは、「走行距離が短いからいいですよ」や「走行距離は少し長めですが、メンテナンスしているので大丈夫です」などと販売担当者から言われる場合があります。そもそも、中古車の走行距離からは何がわかるのでしょうか。


車の寿命


走行距離からは、車の寿命がわかるといわれています。かつて、車の寿命は耐用年数10年走行距離10万kmといわれていました。しかし、現在では車そのものの品質や耐久性が向上しているため、メンテナンス次第では20万km以上も走行できます。そのため、車の寿命は手入れ次第と言えるでしょう。ただし、走行距離が伸びるほど、車体骨格などへの負荷がかかるため、耐久性が低下したり、歪みやたわみが発生したりします。


前オーナーの車の用途


中古車の走行距離からは、前オーナーがどのように使っていたのかを推測できます。例えば、年間走行距離が5,000km未満の場合、買い物など日常生活に使っていたと言えるでしょう。一方、年間走行距離が1.5万km以上の場合は、毎日のように車に乗っていただけでなく、仕事でも使っていたと推測できます。このように、年式相応の走行距離や年間平均走行距離を基準にすると、前オーナーがどのように使っていたのか予想できるのです。


走行距離と年式を見るときのポイント


中古車の走行距離を見るときは、年式もあわせて見ましょう。ここからは、走行距離と年式の関係性を解説します。


1年につき1万キロを目安に考える


中古車の走行距離の目安は、1年1万kmを基準にするとよいでしょう。例えば、初年度登録年から3年経過している車両であれば3万km前後、5年経過している車両であれば5万km前後が年式相応の走行距離になります。


年式が古いのに走行距離が短い中古車には要注意


年式相応の走行距離以下の車両は、いい中古車だと思ってしまうかもしれません。しかし、年式が古いのに走行距離が少ない場合は、注意が必要です。土日祝といった休日にしか車を動かしていなかったり、長期間ガレージで放置されていたりする可能性が高く、エンジンやトランスミッションなどのメカニズムコンディションが良好ではないことがあります。


年式が古いのに走行距離が短い車両は、購入後にエンジントラブルが発生する可能性が高いでしょう。年式が古いのに走行距離が少ない車両の購入を検討しているときは、エンジンを定期的にかけていたか、メカニズムに不具合やトラブルがないかを確認しましょう。


どのぐらいの走行距離の中古車がおすすめ?



中古車を購入するときは、どのくらいの走行距離の車両がおすすめなのでしょうか。ここからは、走行距離から中古車を選ぶときコツを紹介します。


良好な中古車を望むなら3万キロ程度


エンジンやトランスミッションなどメカニズムの不具合が少ない良質な中古車を望む場合は、走行距離3万km程度の車両を検討しましょう。特に、初年度登録年から3年以内、走行距離3万km程度の車両であれば、機械系の状態がよく、交換部品や大きなトラブルにあう可能性が低いと言えます。ただし、状態がいい車両は価格が高い場合が多いため、予算に収まるかどうかがポイントと言えるでしょう。


多少の難があっても安く買いたいなら5万キロ程度


購入後に多数の部品交換が必要になる事態を避けたい場合は、走行距離5万km程度の車両を選びましょう。走行距離5万kmを節目に買取価格と販売価格が下がる傾向があるため、適度に状態がいい中古車を安く購入したいときは、5万kmを少し超えた程度の車両を狙うとよいでしょう。


コストをなるべく抑えたい場合は10万キロ以上


中古車の購入費用をなるべく安く抑えたい場合は、10万kmを超えた車両を選びましょう。ただし、10万kmを超えた車両は、交換しなければならない部品の数が多いため、結果的により多くの費用がかかる恐れがあります。例えば、エンジンの回転運動を伝えるタイミングベルトは、10万kmでの交換を推奨するモデルが多いです。中古車を購入する時点で、走行距離が10万km程度であるにもかかわらず、タイミングベルトの交換をした履歴がない車両は、購入後にタイミングベルトの交換や経年劣化した部品の交換が必要になる可能性があります。


走行距離10万km以上の中古車を購入するときは、機械系の部品交換やメンテナンスが行われているか事前に確認しましょう。


走行距離と一緒にチェックしたい項目


中古車を購入するときには、走行距離のほかにもチェックしておくべき項目があります。チェックすべき項目とそれぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。


メンテナンスの状態


車のメンテナンス状態は、記録簿を見るとわかります。交換した部品の種類、利用した工場、交換した時期などが記載されています。


事故車かどうか


事故車かどうかは、修復歴の有無と外装の部品交換履歴から判断します。車体骨格(シャシー)まで修理している場合には、中古車情報に「修復歴有り」と表記されるため、わかりやすいでしょう。しかし、車体骨格にまで修理が及ばない事故の場合、中古車情報には「修復歴無し」と記載されます。骨格修理にまで及ばない事故車は、中古車を実際に見たときに、左右のヘッドライトの劣化具合やバンパーが真新しいなどの車両状態から判断するしかありません。販売店によっては、「修復歴あり」にならない程度の事故歴を把握している場合があるため、販売員に聞いてみてもよいでしょう。


タイヤの状態


タイヤの残り溝やひび割れ・硬化などの劣化具合を確認しましょう。残り溝は、1.6mmを下回ると車検に合格できません。また、タイヤの側面にひび割れが発生していたり、ゴムが硬化している場合には、タイヤ本来の性能を発揮できない可能性が高いです。購入を検討している中古車のタイヤ残り溝が1.6mm目前であったり、ひび割れ・硬化していたりする場合は、タイヤ交換をすぐにしなければならないことを理解しておきましょう。


次の車検までの期間


中古車によっては、車検有効期間が残っています。車検の有効期限が残っている場合には、次の車検の時期を確認しておきましょう。購入後すぐに車検が必要になることを知らずに購入すると、後悔する恐れがあります。


中古車の走行距離についてよくある質問



中古車の走行距離についてよくある質問をまとめましたので、中古車購入の参考にしてみてください。


Q.走行距離20万キロ以上の車はすぐに故障する?


中古車の走行距離が20万km以上の車は、定期点検および部品交換などのメンテナンスを行っていれば、すぐに故障することはありません。ただし、走行距離20万km以上の中古車を購入するときは、納車整備を念入りに行うよう依頼しましょう。また、購入後のメンテナンスを欠かさないことが長持ちさせるコツです。


Q.走行距離が不明な中古車は購入しても大丈夫?


中古車の中には、走行距離が「不明」の車両も存在します。走行距離不明の主な理由は、メーターの故障による交換です。購入を検討している中古車の走行距離が不明の場合は、販売店に理由を聞きましょう。


Q.中古車の走行距離は改ざんされることはあるの?


中古車は、走行距離を改ざんされるケースがあります。特に個人売買やインターネットオークションで販売されている車両は、メーター改ざんされる可能性が高いでしょう。ただし、現在は走行管理システムや車検証に過去2回分の走行距離の記載するなど、対策が進んでいるため、走行距離の改ざんは少なくなってきています。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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