2021年08月04日

低年式の車は買取してもらえるのか。年式が古い車を高く買い取ってもらうための注意点を解説

初年度登録年月から時間が経過した車は、低年式車と言われることがあります。低年式の明確な定義はありませんが、初年度登録年月から10年以上が経過すると低年式とされることが多いです。ここでは、低年式の車を買取してもらえるのか、高く売却するための注意点を解説します。


低年式の車でも買取してもらえる理由


年式が古い低年式の車の処分方法は、廃車だけが選択肢ではありません。買取してもらうこともできます。低年式であっても売れる理由は何なのでしょうか。ここからは、低年式車を買取してもらえる理由を解説します。


パーツとしての価値がある


低年式の車は、車全体だけを見ると年式が古い車として見られてしまいます。しかし、メーカー生産が終了してしまった希少なパーツを装着している場合が多く、部品単品で見ると価値が高い場合があるのです。そのため、低年式の車であってもパーツの価値が評価され、予想以上の価格で買い取ってもらえることもあります。


海外での需要がある


日本車は海外で人気が高いです。日本市場では、低年式を理由に評価が低くなってしまっても、海外に輸出すれば高額で売却できる可能性があります。そのため、低年式車であっても買取してもらえるのです。


希少価値が高い場合もある


車種によっては、希少価値が高く評価される場合もあります。希少価値の高い車は、低年式であっても高額で買取されることがあるのです。希少価値が高い車には、旧車やヴィンテージカー、高性能スポーツカー、生産台数が少ないモデルや限定車、流通台数が少ない車などがあります。特に、バブル時代に登場した車は、現在でも高値で取引されている傾向です。


リサイクル券の制度が適用される


リサイクル券は、廃車をするときや売却するときに必要な書類です。リサイクル券を利用すると、費用をかけずに車の廃車ができます。廃車した際に出る部品を売却すれば利益が生まれるため、リサイクル券のある低年式車を買取りする業者がいるのです。


高く売れる低年式の車の特徴


高く売れる低年式車には、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、高い価格で買取されやすい低年式の車の特徴を解説します。


走行距離が少ない


車の走行距離は、短いほど高く売れます。低年式で走行距離が短い車であれば、予想以上の高値で売却できる可能性もあるでしょう。一方、年式が新しい高年式車であっても、走行距離が長い過走行の車は、買取評価が低くなる場合があります。


フルモデルチェンジ前


車はフルモデルチェンジをすると従来型の価値が下がる傾向にあります。ただし、すべての車種の価値が下がるというわけではありません。しかし、多くの場合に新型車が登場すると中古車市場に何らかの動きがあります。そのため、低年式の車であってもモデルチェンジの前に売却すると、高い価格で買い取ってもらえる可能性が高いです。


メンテナンスがされている


長期間所有していたり、低年式の車を購入したりすると、劣化する部品や交換しなければならないパーツが増えてきます。経年劣化した部品や交換が必要なパーツを定期的にメンテナンスしていれば、車の不具合やトラブルが起きにくくなるだけでなく、買取してもらうときの評価も高くなる場合があります。そのため、車検や法定点検などの法律で定められた点検だけでなく、日常点検や走行状況・使用環境に応じた点検・整備もしておくとよいでしょう。


人気モデルである


人気モデルの場合は、高値で買取されることが多いです。台数が限られている車、高性能スポーツカー、ヴィンテージカーなど貴重な車は、希少価値が高いため、年式に関係なく高く買い取られる可能性があります。


低年式の車を売る際の注意点


低年式の車を売却するときは、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。ここからは、低年式の車を売るときの注意点を解説します。


低年式車の買取実績のある業者に依頼する


低年式の車は、旧車やクラシックカーなどの年式の古い車を買い取った実績がある業者に売却を依頼することをおすすめします。低年式車の買取実績があれば、故障車や廃車に近い状態の車でも、車の価値やパーツの価値を見いだしてくれる可能性が高いです。


税金の還付について確認する


低年式車であっても、税金の還付をしっかりと確認しましょう。業者の中には、還付する税金込みで買取総額と提示する可能性があります。売却するときは、買取総額だけで判断するのではなく、車の査定額、還付される税金の額といった内訳を明示してもらいましょう。


車の内装・外装を綺麗に保つ


車の内装や外装をきれいな状態にしておくと、大切にしてきたことが伝わるため、買取評価が良くなる場合があります。必ずしも評価が高くなると断言はできませんが、ガレージに長期間眠っていた車よりも、清掃・洗車が行き届いている車の方が査定する側の印象が良くなり、安く買い叩かれることを防げるでしょう。


売却前に修理や部品交換はしなくて良い


売却を検討しているとき、マイナス評価を受けないように修理や部品交換をしようと考えることがあるかもしれません。しかし、売却のための修理や部品交換は、しない方が良いです。


例えば、修理や部品交換に10万円の費用がかかったとしても、買取額が修理費用分上乗せされることは、ほとんどありません。売却のための修理は、出費を増やす場合が多いため、無理に良く見せようと修理や部品交換をしない方が良いでしょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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