2021年07月13日

車のローンのが残っていても車を買い替えられるのか。ローン返済中に車を買い替える方法を解説

車のローンが残っているのにもかかわらず、車を買い替えたくなったり、買い替えせざるを得なくなったりすることがあります。車のローンが残っていても新しい車に変えることはできるのでしょうか。ここでは、ローンが残っている車の買い替え方法を解説します。車のローンが残っている状態で車の買い換えを検討している方は参考にしてみてください。

 



ローンが残っている車を買い替える方法


ローンが残っている車を買い替えるときの方法は2つです。ここでは、ローンが残っている車の買い替え方法・売却方法を解説します。


売却益でローンを完済する


車を売却したときの売却益でローンの残金を一括返済し、ローンをゼロにして、新しい車を購入するという方法です。ローンの残債額よりも査定額が上回った場合は、すぐに一括返済ができます。しかし、ローンの残債額よりも査定額が下回った場合、貯蓄から資金を捻出したり、新たにローンを組み直したりしなければなりません。


ローンの残債を買い替えた車のローンに上乗せする


今乗っている車の残債を新しく購入する車のローンに上乗せすると、新しい車へ買い替えができます。一般的には、現在乗っている車の査定額よりも残債額が上回ったときに使われる方法です。


しかし、新たに組むローンの元金が大きい額になるため、ローンの審査に通過しにくくなることがあります。ローンの審査では、支払能力があるか、収入に対して適正なローン金額なのか、信用情報に金融事故などの問題がないかなどがチェックされます。収入に対してローンの元金が高すぎると、毎月安定的に返済できる可能性が低いと判断され、審査に通過できません。


ローンが残っている車を売却するときの流れ


ローンが残っている車を売却するときは、どのような流れになるのでしょうか。ここでは、ローン返済中の車売却の手順を解説します。


1.所有名義の確認


車検証の所有者が自分名義なのか、ローン会社・ディーラーなのか確認しましょう。


所有者がローン会社・ディーラーの場合、「所有権解除」をしなければなりません。多くの場合は新しい車を購入する販売店で手続きを代行してくれます。


ただし、銀行の自動車ローン(オートローン・カーローン)の場合は、自分で一括返済の手続きをするケースがほとんどです。銀行で自動車ローンを契約している場合は、契約中の銀行に一括返済手続きについて問い合わせましょう。


2.ローンの残債と査定額を確認する


現在の車の査定額を確認しましょう。査定額がローン残債を上回っている場合、一括返済手続きに進むことができます。


しかし、査定額がローン残債を下回っている場合は、新たにローンを組み直す、新しい車のローンに上乗せする、貯蓄から支払うのいずれかの方法を選択しなければなりません。


3.必要に応じてローン残債の上乗せを検討する


買取・下取額がローン残債を下回っている場合には、残債から査定額を引いた残りのローン残金を新しい車のローンに上乗せすると、手持ちの資金を減らすことなく乗り換えができます。


ただし、ローンの審査に通りにくくなることがあったり、月々の支払額が大きくなったりするので、ローン残債を上乗せするときには慎重に検討しましょう。


4.必要書類を用意する


車の売却には、数多くの書類を用意しなければなりません。


普通車(登録車)売却に必要な書類は、「自動車検査証(車検証)」、「印鑑登録証明書」、「自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「自動車納税証明書」、「リサイクル券(預託済みの場合)」、「譲渡証明書」、「委任状」、「実印」などです。


軽自動車の場合、「自動車検査証(車検証)」、「自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「自動車納税証明書」、「リサイクル券(預託済みの場合)」、「印鑑(認印も可)」、「自動車検査証記入申請書(軽自動車の場合)」などが必要です。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


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