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更新2022.07.06

ロールスロイスの最新モデルを車種ごとに紹介。内装から価格まで

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外車王SOKEN編集部

ロールスロイスは、4ドアサルーン・クーペやコンバーチブル・SUVを展開するイギリスの高級車メーカーです。ロールスロイスは、2018年に新型SUVの「カリナン」、2019年にフラッグシップの「ファントム」、2020年にベビーロールスの「ゴースト」と、2010年代後半から新型車の投入やモデルチェンジを行い、バリエーションのリニューアルをしました。今回は、ロールスロイスの新型車や最新モデルの特徴について解説します。


ロールスロイスの歴史


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ロールスロイスは、1906年にエンジニアのフレデリック・ヘンリー・ロイスとチャールズ・スチュワート・ロールズによってイギリスで設立されました。


1906年に発表した「40/50HP」は、高い静粛性や優れた走行性能と耐久性を備えていたことから「世界最高の車」と賞賛され、ロールスロイスの名が知られるようになります。1931年には、経営不振だったベントレーを買収し、ロールスロイスのハイパフォーマンスモデルとして販売を継続します。


1947年からは「シルバーレイス」の生産を開始し、好調なセールスを記録しました。1949年、戦後初となる量産モデル「シルヴァードーン」を、1950年に最上級のリムジンとして「ファントムIV」を発表します。その後、1955年に「シルヴァークラウド」、1959年に「ファントムV」、1968年に「ファントムVI」と新しいモデルをリリースしました。中でも「ファントムIV」は、エリザベス2世女王と昭和天皇の御料車としても使用されました。


しかし、1971年にロールスロイスは経営破綻し、イギリスの公的管理下になります。1973年にはロールスロイスの自動車部門が民営化され、重工業製品大手メーカーの「ヴィッカーズ」により「ロールスロイス・モータース」として所有されました。1992年からはBMWと提携し、ロールスロイス車にBMW製のエンジンが搭載されます。


1998年にはフォルクスワーゲンがロールスロイスを買収し、ベントレーをフォルクスワーゲンが、ロールスロイスをBMWが所有することになりました。BMWは、ロールスロイスの製造・販売が決定するタイミングで、社名を「ロールス・ロイス・モーター・カーズ」とし、イギリスに新会社を設立します。


ロールスロイスは、 BMWの傘下になった後も、圧倒的な存在感・妥協なきスタイルや高級感を追い求め、世界のあらゆるラグジュアリーブランドをリードする存在となっています。


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ロールスロイス人気モデルの新型の特徴


ロールスロイスは、2010年代後半から新型車や最新モデルを続々と投入しています。2018年に新型SUVの「カリナン」、2019年にはフラッグシップの「ファントム」、2020年にロールスロイスのドライバーズカー「ゴースト」が最新モデルとなって登場しました。ロールスロイスの最新モデルの画像や動画を見ると、豪華で高級感があることがよく伝わってきます。


BMWが製造・販売を行うようになったロールスロイスのモデルチェンジサイクルは、主要モデルの「ファントム」が約13年、「ゴースト」が約11年と、おおよそ10年以上15年未満です。また、ロールスロイスは、フルモデルチェンジまでの間に、小改良やマイナーチェンジを実施して品質を向上させていくため、購入時期に悩むこともあるでしょう。しかし、どのタイミングで購入しても、高い品質と高級感を備えていることに変わりはありません。ここからは、具体的なサイズ・価格・内装の特徴などを解説します。


ゴースト


「ゴースト」は、ロールスロイスのドライバーズカーとして2009年にデビューしました。フラッグシップの「ファントム」との違いは、ボディサイズです。「ファントム」よりもひとまわり小さいサイズから「ベビーロールス」の愛称で呼ばれることもあります。


ロールスロイス史上多くの販売台数を記録した「初代 ゴースト」は、デビューから11年の時を経て、2020年にフルモデルチェンジし、2代目となりました。初代から受け継がれたのは、ボンネット上の女神像「スピリット・オブ・エクスタシー」と、ドアに収納される傘のみです。バリエーションは、ベーシックの「ゴースト」と全長が延長された「ゴーストエクステンデッド」の2種類を用意しています。ここからは、全てを一新した「ゴースト」の特徴を説明します。


スペック


2020年に発表され、2021年からデリバリーが開始された2代目「ゴースト」のサイズや燃費などのスペックは、以下の通りです。


【ゴースト】
・全長:5,545mm
・全幅:2,000mm
・全高:1,570mm
・ホイールベース:3,295mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:850Nm/1,600rpm
・車両重量:2,540~2,590kg
・燃費:約6.4~6.6km/L(欧州複合モード)


【ゴーストエクステンデッド】
・全長:5,715mm
・全幅:2,000mm
・全高:1,570mm
・ホイールベース:3,465mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:850Nm/1,600rpm
・車両重量:2,580~2,600kg
・燃費:約6.4~6.6km/L(欧州複合モード、ゴーストの参考数値)


価格


ロールスロイス新型「ゴースト」の価格は、ベーシックの「ゴースト」とロングの「ゴーストエクステンデッド」で以下のように値段が異なります。


【ゴースト】
価格:35,900,000円(税込)


【ゴーストエクステンデッド】
価格:42,000,000円(税込)


内装


ロールスロイス「ゴースト」の内装は、フラッグシップの「ファントム」と共通のデザインコンセプトで仕上げられ、水平基調のダッシュボードやベルトラインに、レザーやウッドパネルなどが使われたインテリアを備えています。また、ロングの「ゴーストエクステンデッド」では、リアシートの居住スペースが拡大され、ショーファードリブンとしても利用できるほどです。


さらに新型の「ゴースト」には「Micro-Environment Purification System(MEPS)」が装備されています。これは、高感度の不純物検出センサーが周囲の空気の質を検出し、自動で外気循環・内気循環モードを切り替えるシステムです。もしも、空気中に汚染物質が検出された場合、装備されるナノフリースフィルターによって車内の空気を2分以内できれいにする仕組みとなっています。


ファントム


ロールスロイスのフラッグシップモデルである「ファントム」は、2019年に新型がデビューしました。ショーファードリブンとして使われることが多い「ファントム」は、リアシートの居住性に優れていることが特徴です。バリエーションは、ベーシックの「ファントム」と全長が延長された「ファントムエクステンデッド」の2種類を用意しています。どちらのモデルであっても、長い全長を活かした広い室内によってリアシートの乗員が窮屈だと感じることはないでしょう。


スペック


2019年に登場した最新のファントムのサイズや燃費などのスペックは次の通りです。


【ファントム】
・全長:5,770mm
・全幅:2,020mm
・全高:1,645mm
・ホイールベース:3,550mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:900Nm/1,700-4,000rpm
・車両重量:2,700kg(5人乗り)、2,680~2,720kg(4人乗り)
・燃費:約7.0km/L


【ファントムエクステンデット】
・全長:5,990mm
・全幅:2,020mm
・全高:1,645mm
・ホイールベース:3,770mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:900Nm/1,700-4,000rpm
・車両重量:2,750kg(5人乗り)、2,730~2,790kg(4人乗り)
・燃費:約7.0km/L


価格


2019年から販売を開始した「ファントム」は、ベーシックな「ファントム」とロングの「ファントムエクステンデッド」で価格が異なります。


【ファントム】
価格:56,030,000円(税込)


【ファントムエクステンデッド】
価格:67,030,000円(税込)


内装


「ファントム」の内装は、美術館のギャラリーのようだと言えるでしょう。直立したダッシュボードには、彫刻のような造形のパネルが強化ガラスによって封じ込められています。まるで美術館の芸術品を見ているような感覚になるほどです。また、ダッシュボードにはアナログ時計が埋め込まれています。シートは、上質なレザーを贅沢に使い、座り心地や触り心地が良好です。さらに、フロアに敷き詰められた毛足の長いマットにより、足元からも上質感が伝わります。


カリナン


2018年にデビューしたロールスロイス初となる四輪駆動車「カリナン」は、観音開きのドアと、上下二分割に開くバックドアを備えたSUVです。最低地上高が高い「カリナン」は、乗り降りする際に車高が40mm下がり、エンジンをかけると元の高さに戻るという「おもてなし」装備も充実しています。走りの面では、オンロード・オフロードを問わず、ロールスロイスらしい「魔法の絨毯」の乗り心地です。「カリナン」には、ベーシックの「カリナン」と、ブラックのパーツを使いスポーティーな演出をしてエンジンのパフォーマンスを高めた「ブラックバッジカリナン」をラインナップしています。


スペック


ロールスロイス初のSUV「カリナン」のサイズや燃費などのスペックは、次の通りです。


【カリナン】
・全長:5,340mm
・全幅:2,000mm
・全高:1,835mm
・ホイールベース:3,295mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:850Nm/1,600-4,250rpm
・車両重量:2,750~2,850kg
・燃費:約6.7km/L


【ブラックバッジカリナン】
・全長:5,340mm
・全幅:2,000mm
・全高:1,835mm
・ホイールベース:3,295mm
・エンジン:V型12気筒(6,748cc)
・最高出力:441kW(600ps)
・最大トルク:900Nm
・車両重量:2,750kg


価格


ロールスロイス「カリナン」には、ベーシックな「カリナン」とハイパフォーマンスモデルの「ブラックバッジカリナン」があり、価格も以下のように異なります。


【カリナン】
価格:40,080,000円(税込)


【ブラックバッジカリナン】
価格:46,350,000円(税込)


内装


カリナンはSUVであっても、内装のクオリティやデザインコンセプトはロールスロイスそのものです。上質なレザーとウッドパネルをふんだんに使ったインテリアは、高級車ロールスロイス以外の何者でもありません。SUVであってもロールスロイスの世界観をしっかりと持っています。


「カリナン」は、4人乗りと5人乗りの2タイプから選ぶことが可能です。4人乗りの場合、左右独立のリアシートが装備されます。また、4人乗りリアシートの後方にはガラス製のパーテーションが設けられ、リアシートとラゲッジルームを分離し、ラゲッジから荷物を出し入れする時に車内の温度が変わらないようになっているのも特徴です。5人乗りの場合、ベンチシートが装着され、リアシートの背もたれを倒すことができ、多くの荷物を収納することができます。


レイス


2013年に登場した「レイス」は、「コーチドア」を持つ新型クーペとしてデビューしました。「コーチドア」は、ドアが車両後方に向かって開くため、ドアを閉める時にピラーの根元にあるスイッチを押して閉めます。また「レイス」は、ロールスロイスのラインナップの中で最も高い出力465kW(632ps)を発生するエンジンを搭載しているのもトピックです。レイスには、ラグジュアリークーペの「レイス」と、ブラックパーツを使いエンジンのチューニングを施したスポーティーな「ブラックバッジレイス」をラインナップしています。


スペック


ロールスロイス「レイス」のサイズや燃費などのスペックは次の通りです。


【レイス】
・全長:5,280mm
・全幅:1,945mm
・全高:1,505mm
・ホイールベース:3,110mm
・エンジン:V型12気筒(6,591cc)
・最高出力:465kW(632ps)/5,600rpm
・最大トルク:820Nm/1,600-5,000rpm
・車両重量:2,430~2,450kg
・燃費:約7.1km/L(欧州複合モード)


【ブラックバッジレイス】
・全長:5,280mm
・全幅:1,945mm
・全高:1,505mm
・ホイールベース:3,110mm
・エンジン:V型12気筒(6,591cc)
・最高出力:465kW(632ps)/5,600rpm
・最大トルク:870Nm/1,700-4,500rpm
・車両重量:2,430~2,450kg


価格


ロールスロイス「レイス」の価格は、ベーシックな「レイス」とハイパフォーマンスモデルの「ブラックバッジレイス」で異なります。


【レイス】
価格:38,540,000円(税込)


【ブラックバッジレイス】
価格:44,700,000円(税込)


内装


ロールスロイス「レイス」の内装は、レザーとウッドパネルをふんだんに使った贅沢なインテリアです。2ドアクーペという個性を持つ「レイス」であっても、「ファントム」や「ゴースト」など、他のロールスロイスと同じく、水平基調のダッシュボード、ほぼ垂直のインパネが与えられ、上質でエレガントな空間が演出されています。また、天井には1,000を超える光ファイバーが埋め込まれ、星空のように輝く「スターライト・ヘッドライニング」を装備することも可能です。


ドーン


2ドアクーペの「レイス」をベースにオープンボディ化したモデルが「ドーン」です。「ドーン」は、ソフトトップのルーフが与えられ、クローズ時にはクーペと同等の静粛性を確保します。ルーフの開閉は、時速50km/hまでであれば走行中も操作が可能です。ルーフの開閉に要する時間はわずか20秒ほどであるため、急な雨でも対応できます。ドーンのバリエーションは、エレガントなオープンカーの「ドーン」と、エンジンをチューニングしブラックパーツでスポーティーな演出をした「ブラックバッジドーン」の2種類です。


スペック


ソフトトップルーフを持つロールスロイス「ドーン」のサイズや燃費などのスペックは次の通りです。


【ドーン】
・全長:5,295mm
・全幅:1,945mm
・全高:1,500mm
・ホイールベース:3,110mm
・エンジン:V型12気筒(6,591cc)
・最高出力:420kW(571ps)/5,000rpm
・最大トルク:820Nm/1,600-4,750rpm
・車両重量:2,640kg
・燃費:約7.0km/L(欧州複合モード)


【ブラックバッジドーン】
・全長:5,295mm
・全幅:1,945mm
・全高:1,500mm
・ホイールベース:3,110mm
・エンジン:V型12気筒(6,591cc)
・最高出力:422kW(593ps)/5,250rpm
・最大トルク:840Nm/1,650-4,750rpm
・車両重量:2,640kg


価格


ロールスロイス唯一のオープンモデル「ドーン」の価格は、ベーシックな「ドーン」と、ハイパフォーマンスモデルの「ブラックバッジドーン」を販売しています。それぞれの価格は次の通りです。


【ドーン】
価格:40,850,000円(税込)


【ブラックバッジドーン】
価格:46,900,000円(税込)


内装


「ドーン」の内装は、クーペの「レイス」と基本的に共通ですが、開閉式のルーフを備えていることから、ルーフ格納部分の仕上げが「ドーン」専用です。ルーフが格納される部分の「蓋」には、ウッドパネルとメッキモールが施され、ルーフがどこに格納されているのかわからないほど丁寧な仕上げとなっています。


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