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更新2022.08.03

レンジローバーのモデルチェンジはいつ?歴史や今後の予測を解説!

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外車王SOKEN編集部

イギリスのSUVメーカーとして知られる「ランドローバー」のラグジュアリーシリーズとして車種を拡大している「レンジローバー」。モデルチェンジをするたびに高級感や質感がアップし、最高級車と呼べるほどにまで成長してきました。今回は、レンジローバーの最新モデルの特徴やモデルチェンジの周期を解説します。これからレンジローバーの購入を考えている方も、現在レンジローバーオーナーの方も、モデルチェンジの周期を知り、適切なタイミングを見計らって購入や売却を検討するヒントにしてみてください。


レンジローバーのモデルチェンジの歴史



レンジローバーは「ランドローバー以上のオフロード性能と高級乗用車と変わらない快適性を持ち合わせたSUV」を目標に開発されました。また「ラグジュアリーカー・エステートカー・パフォーマンスカー・クロスカントリーカーという4つの役割を1台で可能にする車」と謳われています。


初代


初代レンジローバーがデビューする前年の1969年、レンジローバーの原型となるプロトタイプ「VELAR(ヴェラール)」が26台作られました。「VELAR(ヴェラール)」は、イタリア語でベール・カバー・覆うを意味しており、初期の試作車両の素性を隠すために付けられた車種名です。


コンセプトカーVELARの成功を受けて、1970年に初代レンジローバーが世界初公開されます。3ドアのSUVは、性能が高く、美しいデザインを持った新しい車として、注目を集め称賛されました。現在のレンジローバーにも通じるクラムシェルのボンネットの先端部分には「RANGE ROVER」の文字が付けられています。また、初代レンジローバーは、フルタイム4WDを搭載した初のモデルでもあり、分割式テールゲートや途切れのない直線的なウエストラインなど、現在にも受け継がれる特徴を備えています。デビューから11年後の1981年、5ドアのレンジローバークラシックが登場しました。現在、初代レンジローバーは、3ドア・5ドア問わず「レンジローバークラシック」と呼ばれています。


第2世代


1994年にレンジローバーは、2代目へとフルモデルチェンジを果たし、24年ぶりに新型となりました。2代目レンジローバーは、一目でレンジローバーだとわかるデザインを受け継ぎながらも高級感を増しています。クラムシェルのボンネットやフロントからリアまで繋がるキャラクターラインなどはそのままに、ヘッドライトを角型に変更しているのが特徴です。2代目レンジローバーは、愛好家の間で「セカンドレンジ」「P38a」「LPレンジ」などと呼ばれています。ボディバリエーションは、5ドアのみの展開です。


第3世代


2001年にレンジローバーは3代目にモデルチェンジをします。初代から2代目の24年という周期からすると、7年は短く感じますが、一般的な車のモデルチェンジ周期が7年前後であることを考えれば、通常の周期だといえるでしょう。3代目レンジローバーのトピックは、シングルシェルのモノコックボディを採用したことです。また、内装にメタリックフィニッシュを取り入れ、より上質な室内空間になりました。デザインは、イタリアのボートを製造するRiva社のスピードボートがモチーフになっています。


2004年、北米国際自動車ショーで、レンジローバーの未来のデザインを具現化したコンセプトカー「レンジストーマー」を発表しました。最新のテクノロジーを取り入れたレンジストーマーは、翌年「レンジローバースポーツ」としてデビューします。


2005年に、レンジローバーのスポーツモデルとしてラインナップに加わったモデルが「レンジローバースポーツ」です。クラムシェルのボンネット、直線的なフォルム、一直線に貫かれたキャラクターラインなど、ひと目でレンジローバーファミリーであることがわかるスタイルです。パワートレインは、4.2Lのスーパーチャージャーをはじめとした高性能エンジンを搭載し、クロスリンク電子制御エアサスペンションを採用しています。また、新機能として自動車高調整機能が搭載されました。


2008年には、北米国際自動車ショーで「LRXコンセプト」を発表します。クーペライクなスタイリング、切れ長で細くなったライトやフロントグリル、緩やかな弧を描くフロントまわりの造形など、ランドローバーの新たなデザインを提示しました。ランドローバーだとわかるエッセンスを取り入れながらも未来的なデザインのコンセプトカーは、ジャーナリストからも高く評価されたと言われています。


2011年、レンジローバーのコンパクトモデル「イヴォーク」がデビューします。レンジローバーイヴォークは、コンセプトカー「LRX」をほぼそのまま市販化したと言っても過言ではないほど、未来的で先進的なフォルムです。ボディラインナップは、5ドアと3ドアのクーペを用意しました。


第4世代


2012年にレンジローバーが4代目へとフルモデルチェンジします。2001年から続いていた第3世代のレンジローバーが、11年ぶりに新型となりました。4代目は、SUV初の軽量オールアルミニウム製モノコックボディを採用していることがトピックでした。また、レンジローバースポーツやレンジローバーイヴォークで展開してきた新たなデザイン要素を取り入れています。新しいデザインエッセンスで新型だとわかると同時に、角型ヘッドライト・大型のフロントグリル・ワイドなバンパー形状などにより、フラッグシップモデルにふさわしい存在感が特徴です。また、ランドローバー独自のシステム「テレインレスポンス」を次世代型に進化させ、地形に合わせた最適な車両設定を自動選択できるようになりました。


2013年には、レンジローバーに初のハイブリッドモデルをラインナップします。レンジローバーらしい優れたオンロード・オフロードのパフォーマンスはそのままに、優れた環境性能を実現していることが特徴です。また、レンジローバーのスポーツモデル「レンジローバースポーツ」が8年ぶりに2代目へフルモデルチェンジしました。フラッグシップのレンジローバーと同じくオールアルミニウム製モノコックボディを採用し、大幅な軽量化を実現しています。エンジンには、新開発の3.0L V型6気筒スーパーチャージャーが加わりました。


2015年には、ハイパフォーマンスモデルとSUV初のソフトトップルーフを持つオープンモデルがデビューします。ハイパフォーマンスモデルには「レンジローバースポーツSVR」と「レンジローバー SV Autobiography」を追加。また、本格SUVの性能とレンジローバーの世界観をそのままにオープンエアを楽しめるZ型格納式ソフトトップルーフを備えた「レンジローバーイヴォークコンバーチブル」がデビューしました。


2017年、新型レンジローバーヴェラール(VELAR)が新たなラインナップとしてデビューを飾ります。レンジローバーファミリーだとわかるフォルムや特徴を持つヴェラールですが、余計な凹凸やキャラクターラインを廃したクリーンなデザインを採用しました。ヴェラールは、イヴォークとスポーツの間に位置するスポーティーラグジュアリーSUVです。


1970年のデビューから2020年で50年(半世紀)を迎えるランドローバーのラグジュアリーモデル「レンジローバー」。半世紀の間で車種・グレードの追加やモデルチェンジなど、時代の変化やニーズに応じた車種をリリースしてきました。時代が変化しても、当初の「ラグジュアリーカー・エステートカー・パフォーマンスカー・クロスカントリーカーという4つの役割を1台で可能にする車」という考え方は変わっていません。また、デザインにおいても、レンジローバーならではのクラムシェルボンネットやフロントからリアまで繋がるキャラクターラインなど、独自の要素を継続していることが特徴です。


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レンジローバー現行世代の最新モデルの特徴



2020年時点におけるレンジローバーの現行世代の特徴は、デザインの共通化と高級化です。一目でレンジローバーだとわかる外装のデザインやフォルム、水平基調のダッシュボード、質感の高い内装素材、センタークラスターからセンターコンソールまで繋がるインテリアにより、外装・内装のどこを見ても「レンジローバーファミリー」だとわかります。ここからは、各車種ごとに特徴を解説していきます。


レンジローバー


フラッグシップモデルのレンジローバーは、大型のラグジュアリーSUVです。ボンネットは、クラムシェル型で先端に「RANGE ROVER」の文字が与えられています。フロントまわりは、大型のフロントグリル、LEDで縁取られたポジショニングライトを備える角型のヘッドライト、横長のワイドなフロントバンパーが存在感を放っています。サイドビューは、Bピラー以降がブラックアウトされて、キャビンスペースとボディ部分の区切りがはっきりしているのも特徴です。リアまわりは、四角い縦型のリアコンビランプを備え、左右を貫くメッキガーニッシュがワイド感と高級感を演出。絞り込まれて斜め上向きになっているリアバンパー下部が、レンジローバー独特の後ろ姿を作り出しています。3代目では「レンジローバーヴォーグ」として販売されていた時期もありましたが、4代目へのモデルチェンジで「ヴォーグ」がグレードのひとつになりました。


インテリアは、水平基調のダッシュボードやベルトラインであるため、落ち着きがあり見晴らしが良く、ボディサイズが大きいことも相まってゆとりのある室内空間です。四輪駆動システムやナビゲーションシステムには、最新鋭のシステムが導入され「Touch Pro Duo」「サラウンドカメラシステム」「フロント&リアパーキングエイド」「レーンデパーチャーワーニング」「アダプティブクルーズコントロール」など、ドライバーサポート技術も充実しています。


エンジンは、2.0Lプラグインハイブリッド・3.0L V型6気筒ディーゼル・5.0L V型8気筒スーパーチャージドガソリンエンジンを搭載。大柄なボディを動かすのに十分なパワーを発揮します。


レンジローバースポーツ


レンジローバーの運動性能を高めたモデルであるレンジローバースポーツは、レンジローバーのデザインを受け継ぎ、クラムシェルのボンネット、LEDで縁取りされたポジショニングライトを備える角型ヘッドライト、フロントからリアへ伸びるキャラクターラインが特徴です。モデルチェンジによって洗練されたデザインへ一新しています。また、すべてのピラーがブラックアウトされているため、スポーティーな印象を強調しています。リアまわりは、四角いリアコンビランプが高めの位置にあり、独特な後ろ姿を演出。リアバンパーのメッキモールやマフラーカッターが踏ん張り感とワイド感を強調しています。


インテリアは、水平基調のダッシュボードやセンタークラスターからセンターコンソールへ繋がる造形により、レンジローバーファミリーであることを車内で感じられる造りです。一方、シートはサイドサポートが張り出しているため、ホールド性が高く、スポーツモデルらしい座り心地です。


スポーツSUVのレンジローバースポーツですが、最新のナビゲーションシステム「Touch Pro Duo」や「エンハンスドサウンドシステム」といった車内の快適性を高める装備を装着。「リアカメラ」「フロント&リアパーキングエイド」「レーンデパーチャーワーニング」「クルーズコントロール&スピードリミッター」「キーレスエントリー」といったドライバーサポートシステムなど、使い勝手を向上させる装備も備わっています。


レンジローバーイヴォーク


レンジローバーのコンパクトなエレガントスポーティーSUVのイヴォークは、車両後方に向かって傾斜するクーペライクなルーフラインやベルトラインにより、スピード感があるスポーティーなスタイリングです。コンセプトモデルから、初代・2代目へとモデルチェンジしても、基本的なデザインコンセプトが変わることなく受け継がれています。


フロントとリアのライトの造形は、薄く横長のスタイルでワイドかつシャープなデザインです。ガラスエリアが前方から後方にかけて徐々に狭くなっていくスタイルですが、車内の空間が狭いと感じることはありません。ボリューム感があるリアまわりは、ずっしりとした印象で、頼もしさを感じます。車内は、レンジローバーのデザイン哲学に従った水平基調の造形で、通信機能を持つ最新のナビゲーション・サラウンドサウンドシステムなどが装備されています。


レンジローバーヴェラール


レンジローバーのニューモデルで、スポーツとイヴォークの間に位置するエレガントスポーティーSUVがヴェラールです。無駄な凹凸や線を廃して、スマートでプレーンな造形によって陶芸品のようなスタイルに仕上げています。薄型のヘッドライト、横長のフロントグリル、低い位置に開口部を設けたフロントバンパーによってフロントフェイスの厚みを感じられます。車両後方に向かって絞り込まれたルーフラインやリアバンパーがスマートで存在感のある後ろ姿を演出し、左右を貫くリアコンビランプおよびガーニッシュによってワイドな印象に仕上がっているのも特徴です。


パワートレインには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを用意しています。また、以下のようなスマートフォン連携システムやドライバーサポートシステムも装備された前衛的なモデルに仕上がっています。


* 8スピーカーサウンドシステム
* Apple CarPlay/Android AutoTM対応のスマートフォンパック
* ブラインドスポットアシスト
* 3Dサラウンドカメラ
* ステアリングアシスト付アダプティブクルーズコントロール
* トラフィックサインレコグニション


アダプティブスピードリミッターが今後のモデルチェンジでどのように進化していくのか楽しみなモデルです。


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レンジローバーの次世代モデル予想


2020年9月に発表された2021年モデルのレンジローバースポーツは、マイルドハイブリッドテクノロジー搭載の3.0L直列6気筒INGENIUMガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンをラインナップし、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルに2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジンを搭載します。また、スマートフォン連携システムや4G通信機能により、利便性や快適性が向上すると明らかにしました。レンジローバースポーツの変化から次期モデルの予想をすると次のようになります。


【レンジローバー次期モデル発表予想】
・5代目レンジローバー(モデルサイクル:7~10年):2023年
・3代目スポーツ(モデルサイクル:約7年):2021年
・2代目ヴェラール(モデルサイクル:7~10年):2025年
・3代目イヴォーク(モデルサイクル:約8年):2027年
※モデルサイクルからの推測


2020年時点でのスクープ情報は、2021年にレンジローバースポーツがフルモデルチェンジされるとの噂があることです。デザインは、ヴェラールの要素を取り入れたスタイルになり、プラグインハイブリッド(PHEV)がラインナップされると言われています。


今後、レンジローバーファミリーは、ヴェラールを基準としたクリーンでスマートなデザインになり、通信機能や予防安全システムを積極的に採用し、パワーと環境性能を両立したプラグインハイブリッド(PHEV)などの電動パワートレインを採用していくのではないかと予想できるでしょう。


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最新のレンジローバーへ乗り換えを検討した場合には外車王での売却見積もりを


レンジローバーは、他のラグジュアリーメーカーやスポーツカーメーカーがSUVに参入してきたことから、さらに魅力を増したラインナップを展開しています。今後もモデルチェンジをするたびに上質感や高級感が高まっていくと予想できるでしょう。また、レンジローバーのようなラグジュアリーなSUVは、中古でも高い人気を誇ります。


最新のレンジローバーに乗るためには資金が必要です。レンジローバーの資金を少しでも多くしたいのであれば、外車王で売却の見積もりを依頼してみましょう。外車王は、メーカーや車種を問わずに買取ができます。さらに、査定の出張費用は無料です。もし、査定したときの評価額に納得できれば、その日その場で売却することも可能です。外車を売るなら外車王へお問い合わせください。


レンジローバーの最新情報をチェックして後悔なく購入しましょう


レンジローバーは、最新モデルの本国発表があってからおおよそ1年ほどで、日本への正規導入が始まることがほとんどです。この記事を参考にしながら、レンジローバー本国のサイトやSNS・最新の情報を入手して、レンジローバーに乗り換えるタイミングを見極めるようにしましょう。最新モデルの発売前後は、中古車市場が大きく動くタイミングでもあります。今乗っている車を高く売りたいなら、本国でモデルチェンジした車が日本で発売される前に売却をして新しい車に乗り換える方が良いでしょう。

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ランドローバーを高く買い取ってもらうには

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