輸入車の選び方
更新2020.12.03
公開2020.12.03
ミニ(MINI)のモデルチェンジは近いのか。世代ごとの違いや最新モデルの特徴も解説
外車王SOKEN編集部
ここでは、ミニ(MINI)の世代別の特徴や最新モデルの特徴について解説します。また、次世代モデルについても少し触れていますので、参考にしてください。
ミニ(mini)のモデルチェンジの歴史
しかし、ローバーの経営悪化を理由にBMWがローバーを切り離すことになったため、ほとんど開発の終わっていたミニはドイツに開発拠点を移し再設計を行うことになります。そして、2001年に第一世代のNEWミニが誕生します。その後、2006年と2013年にフルモデルチェンジが行われ、2020年時点での現行世代は第三世代です。
新しいミニの特徴は、時代にあわせた丸みを帯びたエクステリアデザインです。軽自動車よりも小さかったボディサイズも、コンパクトカー並みの大きさにサイズアップしました。
ここでは、第一世代、第二世代、現行の第三世代におけるそれぞれの特徴やグレード構成について紹介しますので、参考にしてください。
第一世代
第一世代のミニは、BMW初のFF車として全て新設計にて開発されました。ボディタイプは、3ドアハッチバックとコンバーチブルの2種類が用意されます。
第一世代のモデル構成は以下の通りです。
・R50:3ドア(ワン、クーパー)
・R52:コンバーチブル
・R53:3ドア(クーパーS)
エンジンは、BMWとクライスラーの合弁会社が製造する1.4L/1.6Lの直列4気筒ガソリンエンジンが搭載されています。トランスミッションはワンとクーパーが5速MTとCVT、クーパーSは6速MTと6速ATが、それぞれ採用されました。
現在では、中古車は比較的安くなっていますが、年式も古いため良質な個体を探すには多少の慣れや経験が必要です。
第二世代
第二世代のモデル構成は以下の通りです。
・R55:クラブマン
・R56:3ドア
・R57:コンバーチブル
・R58:クーペ
・R59:ロードスター
・R60:クロスオーバー
・R61:ペースマン
エンジンは、BMWとフランスのプジョーとの共同開発による1.4L/1.6Lの直列4気筒ガソリンエンジンと、1.6Lの直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンがラインナップされます。トランスミッションはゲトラグ製6速MTと、アイシン・エィ・ダブリュ製6速ATが用意されますが、第一世代で評判の良くなかったCVTは引き継がれませんでした。
キープコンセプトとしながらも、第一世代と比べてしっかりとした作りになったのが2代目ミニの大きな特徴です。現在も中古車の流通量が多く、なおかつ手頃な価格になっています。
第三世代(現行)
第三世代のモデル構成は以下の通りです。
・F54:クラブマン
・F55:5ドア
・F56:3ドア
・F57:コンバーチブル
・F60:クロスオーバー
エンジンは第三世代から完全にBMW製で、ラインナップは以下の通りです。
・1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジン
・1.5L直列3気筒ガソリンターボエンジン
・2Lの直列4気筒ガソリンターボエンジン
・2Lの直列4気筒クリーンディーゼルターボ
全てのグレードに新開発の直噴と可変バルブ機構を組み合わせたミニツインパワーターボテクノロジーが採用され、出力および効率の向上が図られました。
第三世代は2020年時点で現行の世代になりますが、第二世代からはひと回り大きくなったため、ミニではなく「BMW 0シリーズ」と呼ばれることもあるくらいです。高年式な中古車はまだ若干高めですが、初期の頃のモデルは手が届きやすい価格になっています。
ミニ(mini)現行世代の最新モデルの特徴
ここでは、各モデルの特徴やマイナーチェンジで新しくなったミニの主な変更点をご紹介します。
ミニ 3ドア、5ドア
ミニ(MIN)3ドア、5ドアの特徴は、第二世代よりもひと回り大きくなったボディと歴代初となる標準モデルへの5ドアボディの採用です。また、全てのグレードに高効率なターボエンジンが搭載されました。
2018年には1度目のマイナーチェンジが行われ、リアコンビランプがユニオンジャックテールとなり英国らしさが一層強められました。エンジンも全面的に改良が施され、加えてトランスミッションには新開発のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)が搭載されています。
2020年には2度目のマイナーチェンジ実施されまれますが、主な変更点は以下の通りです。
主な変更点は以下の通りです。
・グリルデザインの変更
・デジタル式のメーターをオプション設定
・アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備
次期ミニは2023年~2024年あたりの登場が噂されています。しかし、それまで現在のデザインや仕様を継続するのは商品力低下に繋がるため、2020年のタイミングで2度目のマイナーチェンジに踏み切ったのかもしれません。
ミニ コンバーチブル
ミニ(MINI)コンバーチブルは、電動ソフトトップ(幌)の4人乗りオープンモデルです。幌がヨーロッパ車らしいクラシカルな雰囲気を醸し出し、ミニシリーズの中でも特にオリジナリティ溢れるモデルになっています。
ミニコンバーチブルは、第二世代に比べてボディサイズが全長でプラス95mm、全幅もプラス40mmが拡大され、後部座席のスペースがわずかながら広くなりました。
また、3ドア、5ドアと同様に2020年にはマイナーチェンジが実施されました。主な変更点は以下の通りです。
・グリルデザインの変更
・デジタル式のメーターをオプション設定
・アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備
ミニコンバーチブルには、初採用となるユニオンジャックデザインの幌もオプションで用意されています。英国をイメージさせるグラフィックが、ひと目で新世代のミニコンバーチブルと認識させてくれます。
ミニクラブマン
2017年7月の仕様変更では、これまでメーカーオプションだった自動ブレーキが全てのグレードに標準装備されました。先行車との適切な車間距離を維持しながら追従走行が可能な「アクティブクルーズコントロール」も、ワンを除く全てのグレードに搭載されています。
2019年10月には2度目のマイナーチェンジが実施され、フロントグリル、ヘッドライト、リアコンビランプのデザインが変更されました。特に3ドア、5ドアに続いて採用されたユニオンジャックテールがクラブマンの魅力をさらに高めています。加えて、ジョンクーパーワークスを除くガソリンモデルのトランスミッションが6ATから7速DCTに変更されています。
クロスオーバー
2017年2月の販売開始時はクリーンディーゼル車のみのラインナップでしたが、2018年4月にガソリンモデルの「クーパー」と「クーパーS」が追加されるなど、静粛性を求めるユーザーのニーズにも応えています。
また、2020年9月にマイナーチェンジが実施され、マルチディスプレイメーターパネルやユニオンジャックテールが採用されました。そして、一番のトピックと言って良いのが新排ガス基準ユーロ6に対応を目的とした新世代エンジンへのアップデートです。
第四世代のミニには、クロスオーバーより大型のSUVが加わると言われています。このモデルには「トラベラー」の名前が復活し、EVモデルもラインナップされると噂されています。
クロスオーバー PHEV
1.5Lの3気筒のガソリンターボエンジンと電気モーターを組み合わせた「クーパーS E ALL4」は、電気のみで約53km走行が可能です。例えば自宅に専用の充電器を設置すれば短距離用の電気自動車としても利用することが出来ます。エンジン+モーターのトータル出力は224ps/385N・mに達します。
また、2020年9月にはミニクロスオーバーと同様にマイナーチェンジが実施され、新オプションのマルチディスプレイメーターパネルやLEDヘッドライト、ユニオンジャックテールなどが採用されました。
ジョンクーパーワークス
ジョンクーパーワークスは、メーカーがチューニングを施したハイパフォーマンスなミニ(MINI)のことです。
ジョンクーパーワークスは、第一世代のデビューと同年の2001年に設立されました。翌年からNEWミニの専用チューニング・アクセサリーを提供し、これが大ヒットします。2006年にはミニクーパーSをベースに「MINI COOPER S JCW GPキット」装着車したスペシャルモデルを限定2000台で発売しました。
最新のミニでは、5ドアを除く4つのモデルで「ジョン・クーパー・ワークス」を選ぶことが出来ます。
エクステリアデザインは、一目でジョンクーパーワークスと分かるスポーティな仕上がりです。 さらに、フロントグリルには特徴的なジョンクーパーワークスエンブレムとチリレッドに塗装されたフィン(ルーバー)が装着されます。
ミニ(mini)の次世代モデル予想
現在は次期モデルの開発段階ですが、開発チームにはミニ大きくなりすぎて、クラシックミニのようなコンパクトさが失われつつあるという共通認識があるようです。しかし、SUVの製作となるとさらなる大型化が予想されますので、ボディサイズの二極化が気になるところです。
2020年には、次期ミニまでのつなぎとも言えるモデルチェンジが行われましたが、十分に魅力的な内容になっており、ユーザーにとっては、今買うべきか少々悩ましい問題もなりそうです。
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[ライター/外車王SOKEN編集部]