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ドイツ現地レポ

更新2015.10.19

手間は通常の3倍!?日本はもとよりドイツでも人気の「マットカラー」@ドイツ現地レポ

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松村 透

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日本でも、輸入車の限定モデルがマットカラーを採用したり、少しずつですが、街中で見掛けることもあります。そんななか、ドイツからマットカラーを纏ったクルマたちの画像が届きました。

こちらはフェイスリフト前の現行スマート。マットグレーに塗装されています。日本でも、ラッピングされたスマートを見掛けることがしばしばあるので、もしかしたらこのスマートもそうかもしれません。さりげなく、ボディカラーと同色に塗られたホイールがお洒落です。
手間は通常の3倍!?日本はもとよりドイツでも人気の「マットカラー」@ドイツ現地レポ
こちらもマットグレーにペイントされた、先代モデルのアウディA6セダン。日本人デザイナー・和田智氏により生み出されたデザインです。ホイールはRS6用のものですが、フロントフェンダーの張り出しが穏やかなのでA6…のはずですが、ドアミラーはS6のものです。
手間は通常の3倍!?日本はもとよりドイツでも人気の「マットカラー」@ドイツ現地レポ
こちらはアウディRS7。エッジの効いたラインにマットカラーがとても似合います。
手間は通常の3倍!?日本はもとよりドイツでも人気の「マットカラー」@ドイツ現地レポ
すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、マットカラーの塗装面をきれいに維持するにはとても手間がかかります。

・コーティングができない
・機械洗車ができない
・基本は手洗い(丁寧に)
・手垢がつきやすい
・塗装面に細かな凹凸(手で触るとザラザラします)があるため、汚れが溜まりやすい
・雨染みがつきやすい
・修理時の板金塗装費用がかかる


ざっと挙げただけでもこれだけあります。青空駐車ではあっという間に雨染みだらけになってしまいます。それならばとボディカバーを被せても、すき間から埃が侵入してくるので、長期間きれいな状態を保つのは難しいかもしれません。保管場所は屋根付きのガレージが大前提です。

汚れを気にしないという乗り方であれば問題ないのですが、どうせならば塗装面をきれいに維持したい…というオーナーさんにとってはかなり大変です。これはマットカラーにラッピングしたフィルムでもほぼ同様のようです。

いかがでしたか?ドイツから届いた画像では、アウディRS7が路面が濡れている状態で駐車されていたり、それほど気にせずに乗っているようです。格好良さとは、手間ひまを掛けるほどに愛着が湧いたり、他のひとが真似できない領域に到達できるのかもしれません。これは、クルマはもちろん、腕時計やファッションなどにもいえそうです。

[ライター/CL編集部・江上透 カメラ/ドイツ駐在員]

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