更新2023.01.18
ジープとベンツGクラスの比較。ジープとベンツGクラスどちらを選ぶべきか。
外車王SOKEN編集部
ジープとベンツGクラスを比較してみました。ジープとベンツGクラスは、比較対象になりやすい車種です。ジープ、ベンツGクラスそれぞれの魅力や特徴について紹介します。ジープとベンツGクラスの価格・デザイン・走行性能などを比較して、どちらのメーカーに乗るべきなのか、しっかりと検討しましょう。
ジープとは
ジープは、「FCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US LLC」傘下のメーカーです。軍用車両から派生して誕生したジープは、屋根なし・ドアなしのモデルでした。多様性・悪路走破性に優れているため、農村部を中心に人気を集めている車種です。鉄格子のフロントグリルや「ジープ」という名前を商標登録し、現在でも継承されています。
ベンツとは
ベンツは、ダイムラーで販売されている世界で初めて開発された自動車メーカーです。技術者のカール・ベンツから「ベンツ」をとり、ディーラー経営者の娘から「メルセデス」をとって「メルセデス・ベンツ」という社名になりました。高級車なイメージのベンツでは、セダン・クーペなど様々なモデルがラインナップされています。
ジープと比較対象になる「ベンツ・Gクラス」は、日本で人気のあるオフロードモデルです。流麗なSUVが人気を集めている中、角張ったデザインを好む傾向からベンツGクラスの人気が高くなっています。1979年以降、デザインが継承し続けられている点も魅力的です。
ジープとベンツGクラスが比較されやすい理由
ジープ、ベンツGクラスは、なぜ比較されやすいのでしょうか。ジープもベンツGクラスも、軍用車両をルーツとしている点やオフロード性能が高い車種であるため、比較されやすいと考えられます。また、長年愛され続けるデザインが継承され続けている点が共通していることも、比較されやすい理由の1つでしょう。ジープとベンツGクラスは、SUVとは異なる「オフローダー」として唯一無二のライバルです。
ジープとベンツGクラスを徹底比較
ジープとベンツGクラスを徹底比較していきましょう。価格やサイズなど、ジープとベンツGクラスそれぞれの魅力や、どちらが好みなのか乗りたい車なのか、という点が見えてきます。
価格
ジープ、ベンツGクラスの価格を比較していきます。それぞれ、ラインナップされているモデルの価格は次のとおりです。
(引用元:ジープ公式HP、メルセデス・ベンツ公式HP)
ジープとベンツGクラスそれぞれを比較すると、ジープの方が乗りたい時に検討しやすい価格帯で展開されています。反対に、メルセデス・ベンツは、メルセデスブランドとしての価格帯で展開しているので、高級モデルのクロスカントリーに乗りたい人が購入を検討する傾向があります。
サイズ
次は、ジープとベンツGクラスのサイズを比較しましょう。現在、ラインナップされているモデルのサイズは次のとおりです。
(引用元:ジープ公式HP、メルセデス・ベンツ公式HP)
ジープ、ベンツGクラスそれぞれのサイズを比較すると、全体的にメルセデス・ベンツが販売しているモデルの方が少しボディが大きいです。数字で見ると、ほんの数ミリの誤差しかないことが理解できますが、たった数ミリの差でも感じられる迫力が変わります。
ジープでは、最大サイズを展開しているモデルは、ベンツGクラスで展開しているモデルよりも大きいので、より大きいモデルに乗りたい人にオススメです。
ラインナップの豊富さ
ジープとベンツのラインナップされているモデルは、どちらが豊富なのでしょうか。ベンツGクラスは、3種類展開されているのに対して、ジープは倍の6種類を展開しています。
展開されているモデルが少ないと、決めやすいという利点があります。
走行性能
ジープとベンツGクラスの走行性能について比較していきましょう。
それぞれの車種のパワートレインを一覧にしました。使用されているエンジンの種類・排気量からも車を検討する材料にもなります。
(引用元:ジープ公式HP、メルセデス・ベンツ公式HP)
ジープ、ベンツGクラスは、それぞれ軍用車をルーツとして制作されました。そのため、どちらも多用途性や悪路走破性が高い点が特徴的です。
ジープは、シンプルな設計とバランスが素晴らしいメーカーです。
ベンツGクラスは、非日常を日常的に味わえる「クロスカントリービーグル」というモデルでデビューしました。オフロード性能に優れたタフな造りが魅力的なポイントです。
インテリア
続いて、ジープとベンツGクラスのインテリアを比べてみましょう。
ジープのインテリアは、オープントップの屋根が特徴的です。現在は、オープントップの屋根に代わって、電動開閉式のパワートップ(限定車)が採用されています。このルーフは、全開にもできるフリーダムトップになっているので、開放感があります。
ベンツGクラスは、希少な本革を採用するなど上質な素材を用いられているのが特徴的です。フロントシートとリアシートはゆとりがあり、ゆったりとくつろげます。またウッドトリムやアルミニウム素材の装飾など、細部にまでこだわった設計がベンツらしさを演出しています。
エクステリア
次に、ジープとベンツGクラスのエクステリアを比較します。
ジープのエクステリアは、洗練されたデザインになっています。初代のモデルと比べると、アレンジされたことがわかるのがフロントフェイスです。フロントフェイスの流麗なラインは迫力を感じさせます。また、細部にわたってカラーコーディネートが施されたおしゃれなエクステリアです。
ベンツGクラスのエクステリアは、先進の個性が宿っているフロントフェイスが特徴的です。存在感あるバンパーは、伝統のディテールです。力強く美しいリアデザインは、安定感を生み出してくれます。また、力強さと美しさが演出された造形で、洗練されています。
運転サポート機能
運転サポートの機能は、それぞれのメーカーでどのような違いがあるのでしょうか。
ジープでは、次のようなサポート機能があります。
・ブラインドスポットモニター(車間距離を監視する機能)
・リアクロスパスディテクション(後方での衝突回避機能)
・エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(横滑り防止機能)
・クラッシュゲーション(前面衝突警報機能)
・アダプティブ・クルーズコントロール(先行車との速度を自動調節する機能)
・トレーラースウェイコントロール(トレーラーの牽引機能)
・エンハンストアクシデント・レスポンスシステム(事故発生時の周囲へ告知する機能)
・セントリーキー盗難防止装置(盗難防止機能)
中でも、「エレクトロニック・スタビリティ・コントロール」はジープならではの安全サポート機能です。車全体に張り巡らされた安全センサーが車両の横滑りを検知して、安全を確保してくれます。
ベンツGクラスでは、次のようなサポート機能があります。
・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(車間キープ機能)
・ブラインドスポットアシスト(車線変更時のサポート機能)
・アクティブレーンキーピングアシスト(車線キープ機能)
・アクティブブレーキアシスト(衝突回避機能)
・トラフィックサインアシスト(制限速度をお知らせする機能)
・PRE-SAFE(予防安全装備)
・アテンションアシスト(ドライバーの注意力低下をお知らせする機能)
・リアクロストラフィックアラート(駐車スペースでの危険回避機能)
・ドライブアウェイアシスト(誤発進をドライバーに教えてくれる機能)
ベンツでは、「インテリジェントドライブ」という80年近くに渡って追求し続けた理念に基づき、上記のサポート機能を搭載しています。注目すべきは、ドライバーの疲労状況や不注意に陥る状況を把握する機能が装備されている点です。ドライバーが疲れてしまった際に引き起こしそうな事故に対処することができます。
ジープが向いている人
ジープは、手頃な価格でオフロード車に乗れる魅力があり、アクティブに動きたい人に向いています。ジープの魅力は、岩場や山の斜面なども走破できることです。また、手頃な価格で販売されているのにも関わらず、デザイン性能も高い点も魅力的です。やんちゃに駆け回りたい人・車をアクティブに楽しみたい人にオススメです。
ベンツGクラスが向いている人
ベンツGクラスは、メルセデス・ベンツが作りだしたオフロード車ということもあり、高級感にあふれたデザインです。アクティブに動きたいけど、高級感や特別感がほしい人にオススメです。
どちらも試乗してから購入を決めましょう
ジープとベンツGクラスは、比較されやすいメーカーです。それぞれの良さを理解したうえで、どちらのメーカーを選ぶか検討しましょう。また、どちらも試乗してから購入を決めることをオススメします。実際に乗ってみないとわからないことがあるので、試乗してみて、どちらが自分に合っているのか考えましょう。
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