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輸入車の選び方

更新2023.01.18

ジープチェロキーの維持費は高いのか。維持費の内訳や高くなる原因についても解説

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外車王SOKEN編集部

2018年にグランドチェロキーに近づけたフェイスリフトが実施され、人気を回復させたチェロキーですが、故障が多いと言われるアメリカ製のSUVのため、維持費を気にするユーザーが多いのも事実です。しかし、2リッターのダウンサイジングターボが採用されるなど、5代目チェロキーはエコな部分も持ち合わせています。


ここではチェロキーの特徴や維持費の内訳について解説します。また、維持費が高くなる原因や維持費を抑える方法についても紹介しますので、参考にしてください。


ジープ「チェロキー」の特徴



チェロキーは、ジープブランドの中核を担うミッドサイズSUVです。チェロキーは、「ラングラーほど本格的じゃなくていいけど、SUVらしい使い勝手や走破性は欲しい」というユーザーにおすすめしたい1台です。


2018年10月のマイナーチェンジでは、フロント周りを中心とした大幅なデザイン変更が行われ、フラッグシップモデルのグランドチェロキーに通ずる精悍な外観へと生まれ変わりました。さらに2020年2月には、全車にレザーシートを標準装備するなどの仕様変更が行われました。


グレードは従来と変わらず、ベースグレードのロンジチュード、快適装備が充実したリミテッド、悪路走破性に優れるトレイルホークの3モデルがラインナップされています。また、搭載されるエンジンも大きく異なり、ロンジチュードが177psを発揮する2.4リッター直列4気筒エンジンを搭載するのに対して、リミテッドとトレイルホークには272psを絞り出す2リッター直列4気筒ダウンサイジングターボが搭載されています。
エンジン以外の特徴は、新たにロンジチュードにプライバシーガラスが標準装備となったことです。一方で、トレイルホークは引き続き、雪道・砂地・岩場などの厳しいオフロード環境で真価を発揮するアクティブドライブロックが搭載されています。


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ジープ「チェロキー」の維持費の内訳


チェロキーを購入後にかかる費用は様々ですが、故障が多いと言われるアメリカ車のため、ガソリン代や税金はもちろんのこと、メンテナンス費や修理費もある程度理解しておく必要があります。ここではチェロキーの維持費を大きく5つにわけて紹介します。


メンテナンス費


チェロキーには「メンテナンスフォーユー」と呼ばれるメンテナンスプログラムが3年間無償で付帯されるため、3年目の初回車検までは大きな修理等がない限り、基本的にはガソリン代のみの負担で乗ることができます。


「メンテナンスフォーユー」には、1年目と2年目の定期点検、期間中のエンジンオイル・フィルター交換3回、ワイパーブレード交換2回(左右及びリア)の無償対応が含まれます。


また、意外と知られていないのが、3年または走行距離60000kmまでのメーカー基本保証です。この保証には、重要機関であるエンジン・トランスミッションなども含まれますので、3年目の初回車検までに大きな故障があった場合でも無償で修理してもらえます。


修理費


チェロキーを購入する上で、3年目の初回車検後に想定される修理費は最も気になるところではないでしょうか。もちろん、修理費や故障箇所は年式や使用状況等により異なりますが、ここではチェロキーの代表的な故障箇所を3つ紹介します。


代表的な故障箇所は以下のとおりです。


・雨漏れ


ドアを開けた際に見える黒い帯状のウェザーストリップは、車の雨漏りを防ぐ部品です。ゴムが経年劣化することによって水密性が低下し、最終的には雨漏りに繋がります。


国産車でも古くなった車は雨漏りが起こる場合がありますが、チェロキーの場合はそこまで年式が古くなくても雨漏りが起きる可能性があり、5年以上経過した車は注意が必要です。


修理にはウェザーストリップなどの水密シールの交換が必要で、100,000円〜200,000円程度の費用がかかります。


・オイル漏れ


チェロキーは雨漏りと合わせてエンジンまわりのオイル漏れも弱点と言われています。こちらも5年以上経過したチェロキーで発生する可能性が高くなり、オイルのにじみからオイル漏れに進行していきます。


修理にはガスケットやオイルシールの交換が必要ですが、部品代は数万円で済むものの、実際修理となると工賃が高額になるため、最終的には数十万円程度になることは確実と言えます。


・センサーの故障


チェロキーに限らず輸入車はセンサーが弱い傾向にありますが、特にチェロキーのセンサーは故障事例が多いため注意が必要です。


センサーは、エンジンから内装部品まで様々な場所で使われています。そのセンサーが何の前触れもなく故障します。それほど複雑な機構が使われているわけではないので、故障箇所は比較的簡単に見つかります。


これらの修理には約20,000〜100,000円が必要となり、場所によってはそれ以上かかる可能性があります。


ガソリン代


チェロキーのガソリン代は、売れ筋のトレイルホークを通勤などで1ヶ月に1000km走ると仮定して、約18,000円です。指定燃料は全グレードでレギュラーガソリンとなりますので、1リッターあたり126円程度です。もちろん、ガソリン価格は季節や地域によって異なりますが、ヨーロッパ車のようにハイオク(プレミアム)指定ではないため、一般的な輸入車と比べて1リッターあたり10~14円程度は燃料代を安く抑えることができます。


チェロキーは決して低燃費とは言えませんが、272PSを発揮するダウンサイジングターボをラインナップに持ちながらも、全グレードでレギュラーガソリンに対応しているため、維持費を抑えたい方におすすめです。


駐車場代


チェロキーは駐車場代を考えるにあたって、まずはボディサイズを理解しておく必要があります。理由は、月極駐車場の場合は「車幅1850mm以下とする」などのボディサイズに対する制限が設けられるケースがあるためです。チェロキーの車幅は1860~1905mmと広めのため、希望した駐車場が借りることができないケースも想定しておかなければなりません。


リミテッドのボディサイズは以下のとおりです。


全長:4665mm
全幅:1860mm
全高:1725mm


ロンジチュードのボディサイズは以下のとおりです。


全長:4665mm
全幅:1860mm
全高:1700mm


トレイルホークのボディサイズは以下のとおりです。


全長:4665mm
全幅:1905mm
全高:1740mm


チェロキーは、ボディサイズにグレードごとの大きな違いはありませんが、トレイホークは1900mmを少し超える車幅ですので、そのわずかな差によって希望の駐車場を契約できなくなる可能性があります。


料金については、都心まで30分以内の駐車場を探すとして、駅まで徒歩15分程度の場所で10,000円前後、駅まで5分以内の好条件の場所で20,000円程度です。また、車移動がメインというユーザーは駅までの距離をそれほど気にする必要がありませんので、広い駐車場が比較的見つかりやすいかもしれません。


税金


チェロキーの税金は高いというイメージがあるかもしれません。しかし、 2リッターのダウンサイジングターボが導入されるなど、むしろ安い部類に入ります。また、車両重量も2トン以下のため、自動車重量税が国産のいわゆる5ナンバーのミニバンと同額の税金で済みます。


具体的には、新車購入時の翌年の自動車税がロンジチュードが43,500円、リミテッドとトレイルホークが36,000円、新車購入時の自動車重量税が49,200円となります。


ジープの税金について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。


ジープ の買取相場についてチェックする >

ジープ「チェロキー」の新車と中古車の維持費の違い



チェロキーの新車と中古車の維持費の違いは、単純に年式の違いによるメンテナンス費の違いが挙げられますが、一番の違いは自動車税と言えるかもしれません。


理由は、チェロキーの中古車は当初設定があった3.2リッターV型6気筒エンジン搭載のモデルが数多く出回っているためです。具体的には、新車のチェロキーの自動車税が36,000~43,500円に対して、中古車の自動車税は45,000~58,000円かかります。また、2019年10月からはじまった恒久減税も不適用となるため、売れ筋グレードで比較した場合で22,000円もの差が生じてしまいます。


当然のことながら、排気量が大きい分だけ車両重量が重くなり燃費もリッター1~2km/悪化します。


もちろん、中古車ならではの魅力も沢山ありますので、購入後に「新車を買っておけばよかった」とならないように、維持費と車両価格のバランスをよく考えて選びましょう。


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ジープ「チェロキー」の維持費が高くなる原因


チェロキーの維持費が高くなる原因は様々です。しかし、チェロキーの維持費が高くなる原因を一つ一つ紐解くことで、問題解決のヒントが見えてきます。ここでは、維持費が高くなる原因の代表的なものを3つ紹介しますので、参考にしてください。


街乗りが多い


チェロキーの維持費が高くなる原因のひとつに街乗りが多いというのがあります。理由は、チェロキーの燃費はカタログ数値ではリッター10km/Lを少し上回っていますが、燃費に厳しいと言われる街乗りでは5km/L程度まで落ち込むことが考えられるためです。


一方で、高速道路などではカタログ数値以上の燃費性能を発揮するというデータもありますので、通勤コースやドライブコースを工夫することも維持費を抑えるひとつの方法と言えるでしょう。


小さな故障を放置する


小さな故障を放置するのもチェロキーの維持費が高くなる原因ひとつです。


例えば、駐車場などでオイルのシミの跡を発見したときに、すぐに漏れている箇所を探して修理を行えば、修理費用が安く済むかもしれません。ところが、大概の場合はオイルの補充だけで済ませてしまい、その結果、半年または1年後にエンジンの分解が必要な大きな出費がともなう修理を行うことになります。


つまり、小さな故障を放置することは、2次故障の発生を誘発することに繋がるため、結果的にチェロキーの維持費がかさむ原因になるのです。


13年以上乗っている


13年以上乗ることもチェロキーの維持費が高くなる原因になります。


理由は、13年超のガソリン車にかかる重課制度があるためです。重課制度は別名クリーン化税制と呼ばれ「排出ガス及び燃費性能に優れた環境負荷の小さい自動車は環境性能に応じて税率を軽減するのに対して、新車新規登録から13年が経過した環境負荷の大きい自動車の税率を重くする」という税率の特例措置です。


現在実施されている重課制度では、新規登録から13年超で15%の重課となります。また、新規登録から13年超の自家用乗用車は自動車税だけでなく自動車重量税も重課されます。重量税は18年超でさらなる増税があり、車が古くなると何もしなくても維持費がかかってしまうのです。


ジープ「チェロキー」の維持費を抑える方法


チェロキーの維持費を抑える方法は「こまめなメンテナンス」と「適切なタイミングでの売却」の2つです。特に故障が増えることが予想される年数が経過したチェロキーは、修理の依頼先や普段のメンテナンスが非常に大切になってきます。


ここでは、13年が経過する前に乗り換えるメリットやメンテナンス費が安いといわれる外車専門工場について紹介しますので、参考にしてください。


こまめにメンテナンスをする


チェロキーはこまめなメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぎ、維持費を抑えることができます。


メンテナンスの方法としては、まずは法で定められた年に1回の点検をしっかりと受けることが基本になります。さらに、普段からオイルやバッテリーの交換時期を管理しておくことも大切です。特にバッテリーは何の前触れもなく上がることがありますので、そのことを念頭に起きながら交換時期を管理する必要があります。


もちろん、チェロキーのウイークポイントであるオイル漏れ・電気系統・雨漏れを普段から気にかけておくことも大切です。加えて、不具合を感じたときにすぐに持ち込むことができるチェロキーに強い整備工場を見つけておけば、何かあったときにも安心です。


13年が経つ前に乗り換える


新車登録から7年以上経過したチェロキーを所有するユーザーは、維持費を考えた場合に、遅くとも13年が経過する前に車を乗り換えた方がお得と言えます。 主な理由は、かさむ修理費や13年超などの重課制度です。


現在のチェロキーは2013年に登場しましたので、重課制度はまだ先のことのように感じるかもしれません。しかし、車は普段から売却を意識していないとあっという間に年数が過ぎてしまいます。


また、重課制度が始まるまで4~5年の猶予がある車両と、増税が始まる直前の車両では購買意欲が大きく異なるため、売却額にも大きな差が生じます。さらに年数が経過すれば当然のことのように修理費がかかってきますので、新車登録から7~8年目を迎えるあたりで売却を試みるのもチェロキーの維持費を抑えるひとつの方法と言えるのです。


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信頼できる外車専門工場にメンテナンスや修理を依頼する



チェロキーはディーラーよりもメンテナンスや修理費が安い外車専門工場を見つけることで、維持費を抑えることができます。


一般的に外車専門工場は、優良部品と呼ばれる安価な部品を使っているため、メンテナンスや修理費が安いといわれています。具体的には、エンジンオイルが1リットル当たり1,000円程度であったり、ブレーキパッドが1台分で20,000円程度だったりします。中には15,000円前後という非常に安価なバッテリーを提供している外車専門工場も存在します。


もちろん金額だけでなく、信頼性も考えなければなりません。ホームページで他の客の評判を見たり、実際に預かり車両を見たりして、アメリカ車に強いかどうかを確認することが大切です。


ジープ「チェロキー」を高く売るなら外車王がおすすめ


チェロキーの維持費を抑えたい方にとって、2リッターのダウンサイジングターボは非常に魅力的です。しかし、上級グレードのリミテッドもしくはトレイホークを選択する必要があります。つまり、 燃費性能やエコ性能に優れたチェロキーを購入するためには、今乗っている車の売却先が非常に重要になってきます。


そこでチェロキーを検討しているユーザーにおすすめしたいのが、輸入車専門買取の外車王です。外車王は全国出張買取はもちろんのこと、厳選された一社のみがお客様宅に伺いますので、じっくりと価格交渉を行うことができます。また、外車王はアメ車好きのスタッフが多数在籍していますので、きっと購入後の維持費の相談にも乗ってくれるはずです。


是非、希望額での買取が実現した際には、人気グレードのチェロキーの購入を検討してみてください。


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維持費を踏まえてチェロキーの購入を検討しましょう


ここまで、チェロキーの維持費について解説してきました。


チェロキーの特徴や維持費を理解することで、購入に前向きになれたユーザーも多いのではないでしょうか。また、人気のリミテッド・トレイホークが国産の同クラスのSUVと比べて遜色のない税額であるところにも注目すべき点と言えます。


維持費を踏まえてチェロキーの購入を検討しましょう。

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