更新2022.08.23
独EnBWの充電サービス、スペインでも利用可能に
外車王SOKEN編集部
独エネルギー大手のEnBWは9日、同社が提供する充電サービス「ハイパーネッツ(HyperNetz)」にスペインが加わったと発表した。これにより欧州17カ国で30万基を超える充電ポイントでHyperNetzを利用することができるようになった。
当該サービスでは、アプリ「EnBWmobility+」や充電カードを使用して電動車を充電することができる。サービスエリア内で1キロワット時あたりの料金を統一しているのが特徴。アップルの端末と連携できる車載システム「アップルカープレイ(CarPlay)」を介してHyperNetzの充電ポイントを車載ディスプレーに表示することもできる。
EnBWは、ドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語圏を中心にHyperNetzを提供しており、6月には一気に7カ国が加わり、サービスエリアは16カ国に拡大していた。
■急速充電インフラの整備に注力
EnBWは、HPC(HighPowerCharging)と呼ばれる急速充電インフラの整備にも注力している。最大300キロワットの高出力充電インフラでは、5分以内に走行距離100キロメートル分の電力を充電することができる。現在、700カ所以上の急速充電インフラを独自に整備しており、2025年までに2,500カ所に拡大する計画。当該計画の実施に向けEnBWは年約1憶ユーロを投資している。
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