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ドイツニュース

更新2022.06.14

ドイツ乗用車新車登録、5月は10.2%減少

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外車王SOKEN編集部

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、2022年5月の国内乗用車新車登録が20万7,199台となり、前年同月に比べ10.2%減少したと発表した。半導体など電子部品の供給不足や原料価格の上昇、ウクライナ戦争による先行き不透明感などが新車販売の低迷の背景にある。1~5月の累計は、前年同期比9.3%減の101万3,417台だった。これは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)前の2019年1~5月の新車登録を33%下回る水準となる。



ブランド別の5月の登録台数では、メルセデス・ベンツ(23.4%増)、オペル(5.5%増)、ドイツ・フォード(4.5%増)が前年同月を上回った。これに対し、スマート(42.0%減)、フォルクスワーゲン(14.3%減)、BMW(12.8%減)、アウディ(12.3%減)は2ケタの減少となり、ポルシェ(7.5%減)、MINI(3.8%減)も前年同月を下回った。



国外ブランドでは、ポールスター(154.1%増)の伸び率が最も大きかった。ダチア(37.7%増)、ランドローバー(17.8%増)、起亜(16.7%増)、ジープ(4.2%増)も前年同月を上回った。これに対し、テスラ(89.3%減)、DS(42.6%減)は大幅な2ケタの減少となった。



日本勢は、ホンダ(24.9%増)、日産(24.5%増)、トヨタ(11.6%増)が2ケタ増だった。一方、スバル(53.1%減)、スズキ(50.9%減)、マツダ(48.5%減)、レクサス(26.1%減)は2ケタの減少となり、三菱自(6.6%減)も前年同月を下回った。



■BEVは8.9%増加


燃料別の5月の登録台数は、純粋な電気自動車(BEV)は前年同月比8.9%増の2万9,182台となり、市場シェアを14.1%に拡大した。その他の燃料は、前年同月を下回っており、ガソリン車は前年同月比14.1%減の7万4,573台(市場シェア:36.0%)だった。登録台数が2番目に多かったのはハイブリッド車で、前年同月比5.8%減の6万659台、市場シェアは29.3%だった。うち、プラグインハイブリッド車は2万3,209台(前年同月比:14.7%減、市場シェア:11.2%)を占めている。ディーゼル車は、前年同期比18.4%減の4万2,000台にとどまり、市場シェアは20.3%に縮小している。



[画像/メルセデス・ベンツ 提供元/FBC Business Consulting GmbH]


 

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