ドイツ乗用車新車登録、10月は4.9％増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、同国の2023年10月の乗用車新車登録が21万8,959台となり、前年同月に比べ4.9％増加したと発表した。1~10月の累計は、前年同期比13.5％増の235万7,025台となっている。なお、1~10月の新車登録は、2019年同期の水準を依然として約22％下回っている。

10月の新車登録のうち、法人は前年同月比3.9％増の13万9,872台(市場シェア:63.9％)、個人は前年同月比6.7％増の7万8,792台(市場シェア:36.0％)だった。

ブランド別の登録台数では、ドイツ勢は、スマート(35.2％増)、ポルシェ(22.9％増)、BMW(20.2％増)、アウディ(19.6％増)、オペル(16.2％増)が2ケタの増加率だった。

国外ブランドでは、シトロエン(74.1％増)、ダチア(40.2％増)、フィアット(22.6％増)、シュコダ(20.8％増)、起亜(16.7％増)、セアト(11.9％増)などが好調だった。

日本勢は、スズキ(113.6％増)、スバル(75.6％増)、レクサス(48.9％増)、日産(39.4％増)、ホンダ(22.6％増)が大幅に伸びたほか、マツダ(0.6％増)も前年同月を上回った。三菱自(24.7％減)、トヨタ(13.2％減)は2ケタの減少率だった。

■BEV、10月は4.3％増加・市場シェア17.1％

10月の燃料別の登録台数は、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比4.3％増の3万7,334台と、小幅の増加率にとどまった(市場シェア:17.1％)。9月から社用車用の電気自動車(BEV)が補助金の支給対象から除外された影響がある。

ハイブリッド車は、前年同月比7.9％増の7万3,936台(市場シェア:33.8％)で、うち、プラグインハイブリッド車は、前年同月比49.0％減の1万6,361台だった。プラグインハイブリッド車の大幅の減少は、1月から政府の補助金がなくなった影響がある。

ガソリン車は、前年同月比7.5％増の7万1,646台(市場シェア:32.7％)、ディーゼル車は、前年同月比4.6％減の3万4,881台(市場シェア:15.9％)だった。

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