更新2021.07.19
BMWの修理はどこに依頼すると良いのか？依頼先と費用の目安について
外車王SOKEN編集部
BMWの故障箇所は、エンジン・トランスミッション・足まわり・ブレーキシステム・エアコン・電装系統・冷却装置など多岐にわたります。故障しているパーツや損傷具合により、修理にかかる時間や費用は変動します。また、依頼先によって、修理の質が変わってしまうため、修理依頼先は慎重に選ばなければなりません。ここでは、BMWの修理について詳しく解説してします。
BMWの修理の依頼先と特徴
BMWは、どこに修理を依頼できるのでしょうか。ここでは、BMWの修理依頼先である「ディーラー」「外車専門修理工場」「日本車の修理工場」のそれぞれの特徴について解説します。
ディーラー
大きい修理工場を併設しているディーラーであれば、修理に必要な設備が整っているため、入庫した店舗で修理することが可能です。BMWをディーラーで修理する場合、車種に適合している純正パーツに交換できます。ただし、メーカー純正品を使用するため、修理費が高額になる傾向があります。
外車専門修理工場
外車専門修理工場では、OEM部品やリビルト部品を使用することで、ディーラーよりも安く修理できます。ただし、BMWの取り扱いに慣れていない外車専門修理工場に依頼してしまうと、余計な時間と費用がかかることもあるため、修理工場の選び方には注意が必要です。
日本車の修理工場
日本車の修理工場では、BMWに対応できる工具・設備を備えていないなどの理由で、修理そのものができない可能性があります。また、近年のBMWはコンピュータにより統合制御されいるため、専用機器で診断を行わなければなりません。専門機器がない場合、BMWの不具合や故障を悪化させてしまうことも考えられるため、日本車の修理工場に修理を依頼するのは避けておいた方が良いでしょう。
BMWの修理の依頼先のそれぞれのメリットとデメリット
BMWの修理は、車種に合った部品や工具・設備が整っているディーラー、または外車専門修理工場に依頼すると、安心したカーライフを送ることができます。ここからは、BMWを修理する上でおすすめの依頼先である「ディーラー」と「外車専門修理工場」について、メリットとデメリットを紹介します。
ディーラーに依頼する
BMWの修理をディーラーに依頼すると、純正のパーツに交換でき、車種に合った適切な整備・調整を行ってくれます。ただし、純正のパーツであるがゆえに、部品代が高くなり、結果的に修理費用が高額になってしまいます。
メリット
BMWの修理をディーラーに依頼するメリットは、メーカーの基準を満たし、車種に合った部品へ交換できることです。また、メーカー保証の期間内であれば、無償で部品交換や修理を行うことができます。ただし、純正以外の部品を使用すると、メーカー保証の期間内であっても、保証対象にならない場合があるので注意しましょう。
デメリット
ディーラーでBMWの修理をするデメリットは、修理費用が高額になることです。BMWの純正部品は、パーツそのものの単価が高く、結果的に修理費用が高額になります。費用を抑えたい場合には、メーカー保証の期間中はディーラーに、保証期間を過ぎたら外車専門修理工場に依頼するのがおすすめです。
外車専門修理工場に依頼する
外車専門修理工場にBMWの修理を依頼すると、部品代を抑えることができたり、基本工賃が安かったりするため、ディーラーよりも費用を抑えることができます。
ただし、外車専門修理工場といっても、さまざまな修理工場が存在しており、BMWの取り扱いに慣れている工場もあれば、取り扱ったことがない工場もあります。入庫を考えている外車専門修理工場がBMWを対象にしているかどうかを事前に調べておくことが大切です。
メリット
BMWの修理を外車専門修理工場に依頼するメリットは、修理費用を抑えられることです。外車専門修理工場では、コストが低いOEM部品やリビルト部品を使用できるため、修理費用を抑えられます。
デメリット
外車専門修理工場にBMWの修理を依頼するデメリットは、工場により修理の質が異なることです。BMWの取り扱いに慣れている工場であれば、質の高い修理を割安な価格で受けることができます。しかし、BMWを得意としておらず、扱いに慣れていない修理工場の場合、修理の質が低くなりがちです。したがって、修理工場選びは慎重に行う必要があります。
BMWの修理の流れ
BMWの修理が必要となり、修理を依頼をするとき、どのような流れになるのでしょうか。ここからは、BMWの修理の流れを説明します。
問い合わせ
BMWの修理が必要になったときは、まずは修理工場に問い合わせをします。問い合わせ方法は、電話やメールの場合がほとんどです。また、問い合わせをするときに、車種・年式・症状を伝え忘れないようにしましょう。修理業者によっては、問い合わせ時に修理方法の提案をしてくれるところもあります。
打ち合わせ・入庫
修理の依頼先を決めた後、入庫予定日・出庫予定日・修理内容・支払方法など、詳細の打ち合わせをします。そして、打ち合わせで決めた予定日に車両を入庫します。
故障の状況により、自走ができない場合は、レッカーや積載車などの手配の打ち合わせも忘れないようにしましょう。
点検
車両が入庫したら、修理が必要な箇所を点検します。故障箇所や故障状況により、関連箇所の点検も実施し、必要に応じて故障の関連箇所の修理も行う場合があります。
見積もり
故障箇所を中心とした一連の点検が終了すると、点検内容をもとに見積もりを作成します。故障箇所によっては、点検に時間がかかり、見積もりの提示まで数日を要してしまう場合もあります。
再び打ち合わせ
見積もりが終わると、修理工場から修理内容・作業行程の連絡がきます。そして、オーナーの了承を得た後に、修理開始となります。この段階で連絡がつかなかったり、連絡が遅れたりすると、修理の日程がずれ込み、車両引き渡しまでの時間が延びてしまいます。最初の打ち合わせ時に、連絡がつきやすい時間帯などを伝えておくと良いでしょう。
修理・部品交換
修理行程は順を追って行わなければなりません。そのため、部品の発注を行い、必要部品が揃ってから作業に取りかかります。国内在庫および配送センターに部品があれば、数日で修理に必要パーツが届き、修理・交換作業を開始できます。
しかし、部品の在庫が国内にない場合は、海外から取り寄せをしなければなりません。この場合、修理を開始するまでに約1～2週間程度かかりますが、業者や取り寄せ部品によっては、前金を請求されることがあります。
最終チェック
修理が完了すると、最終チェックを行います。メカニックが試運転などを行い、故障箇所が直っているかを確かめます。
洗車
修理が完了し、最終確認が終わると、洗車をして納車の準備を行います。ただし、業者によっては洗車をしてくれないところもあります。
引き渡し
全ての修理工程が終わると、車両の引き渡しとなります。このとき、修理を依頼した箇所が直っているか、ご自身で確実に確認してください。
また、修理箇所によっては、工具による傷がついていることや塗装の剥がれなど、新たな不具合が起きてしまうこともあります。修理をした箇所を中心に、車両全体の傷や汚れ、動作の不具合などを確認しましょう。
BMWの修理にかかる費用の目安
BMWの修理費用は、外車専門修理工場とディーラーで異なります。一般的に、外車専門修理工場の方が安く、ディーラーの方が高くなる傾向があります。外車専門修理工場とディーラーとでは、傷の程度や使用するパーツにより、修理費が1.5～2倍程度変わることもあります。
傷・へこみ
BMWの傷やへこみの修理は、飛び石程度であれば数千円で済みますが、修理工場に入庫しなければならない修理の場合は、10万円を超えるケースがほとんどです。
パーツ交換
BMWのパーツ交換は、交換する部品によって費用が変わります。ワイパーゴムやエアコンフィルターなどの消耗品であれば、数千円で交換が可能です。一方、サスペンションブッシュやブレーキパッドの交換は、6～8万円が相場です。
しかし、交換するパーツや摩耗・劣化度合いよって、修理費用は大きく変動します。そのため、見積もりをとり、パーツ代と工賃でどのくらいかかるのかを確認しましょう。
BMWの修理を依頼するときの注意点
BMWの修理を依頼するときに注意点があります。これから挙げる注意点の確認を忘れてしまうと、追加の料金が発生してしまったり、車のある生活に支障をきたしてしまったりする可能性があります。
BMWの修理を依頼するときの注意点は次のとおりです。
代車があるか確認する
BMWの修理を依頼するときに、代車があるか確認しましょう。BMWを日常の足として使っている場合、通勤や買い物など、日常生活に影響を及ぼします。
必ず事前に見積もりをとる
BMWの修理を依頼するときは、必ず見積もりをとりましょう。見積もりをとらずに修理を始めてしまうと、予想以上に時間がかかったり、費用がかかったりします。また、部品の在庫がない場合、取り寄せに日数がかかり、修理の期間が余計にかかることも考えられます。
追加費用がかかるときの確認を求める
追加費用が発生するときは、連絡してもらうようにしましょう。修理する部位によりますが、追加修理・整備が必要になる場合があります。追加の修理や整備が発生すると、必ず別途で修理費用がかかります。追加の部品交換や修理が必要な場合は、必ず連絡してもらうようにして、その度に追加費用の額を確認しましょう。
予算を大きく超える場合は売却も検討する
BMWの修理は故障した部分だけでなく、故障箇所に付随する部分の修理が必要になることがあります。見積もりをとったときに、予算以上の修理費用がかかることがわかった場合は、車の売却も検討しましょう。
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BMWの修理は信頼できる業者に依頼しましょう
ここまで、BMWの修理について解説してきました。修理の依頼先は、車の年式や故障の箇所によって変える必要があります。また、修理費用が高額になる場合には、売却も視野に入れ、修理の見積もりだけでなく、査定の依頼をした方がよいことも覚えておきましょう。
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