
更新2021.05.07
MINI(ミニ)はなぜリセールバリューが良いのか?その理由とこの車の価値とは
外車王SOKEN編集部
輸入車の中でVWをしのぐ人気と販売台数を誇るMINI。その理由は「おしゃれ」「可愛い」「コンパクト」と色々で、共通するのはMINIを所有することでかもーライフが楽しくなることです。また、初めてMINIを購入される方は意識しないかもしれませんが、MINIから他の車種に買い替えられたり、買取査定に出された方、そして車売買のプロの意見としては「 MINIはリセールバリューが高い」という声が聞こえてきます。つまり、買った後、下取りや買取に出すときに有利であるという事なのです。今回はなぜMINIのリセールバリューが高いのかを解説します。
輸入車でもMINIはリセールバリューが高い
実はMINIは人気が常に安定していて、新車はもちろんのこと中古車でも人気が持続しリセールバリューも高くなっています。各車の公式ページにある新車時の価格と3年後の「残存価格(以下残価)」を引用した「残価率」を見ると、コンパクトモデルは全般的に廉価なことが特徴で、残価は低めに設定され30%台~50%にという残価率です。MINIクーパーの残価率を見ると、軒並み50%に迫る数値で、「クラブマン」「クロスオーバー」は50%を超えています。これは、MINIの人気度がそのまま表れていると考えて間違いありません。
MINIはなぜリセールバリューを保っているのか?
なぜMINIはリセールバリューを高く保てるのでしょうか。それは、どの車にも似ていない、そしてどの車も真似できないMINIの独特な世界観と流行に左右されないMIINIの魅力にあります。
クラシカルで個性的なデザイン
MINIの最大の特徴はその個性的なデザインとなります。小動物の顔のような愛嬌のあるフロントフェイスや両開きの特徴的なリアゲートなど、伝統的なエクステリアを踏襲しつつ、最新のトレンドを加え、MINIだからできる魅力を前面に押し出しています。その結果、今も昔も遠くから一目見ても「MINI」と分かるほどですが、近づくと同じものが一つもないほど進化しています。これはインテリアにもいえ、一見クラシックミニから受け継いだパネルに見えてまったく異なるデザインと先進的な装備、そして他では見られない凝ったデザインが随所に見られます。
クラシックMINIからBMW MINIへ
1959 年に最初のモデルが誕生して以来、最小限のスペースで最大限の体験を提供してきたMINI。世界初のMINI は、当時の若者の間でデザイン・アイコンとなり、非常に人間的な魅力を持っていました。操作する人間に重点を置く設計、徹底的に拘ったデザインなどが据えられていたからです。
世界中で愛されたクラシックMINIのあとを受けて2001年に登場することになるBMW MINIは、BMWがミニに関するすべての権利を取得したことから開発がスタート。BMWが選んだのは、誰が見てもミニだとわかるクラシカルなものでした。BMWもMINIを愛していたのです。その上で、現代の持てる技術を使いながら、往年のミニの面影を色濃く残したBMW MINIが誕生し、世界中ユーザーから、これまで以上の幅広い支持を受けることになるのです。ただ昔の車の復刻版ではなく、ミニ本来のアイデンティティを継承しつつ蘇らせたからのです。
ボディタイプの豊富なMINI
MINIにはっもっとも基本的な3ドアと5ドア、SUVタイプの「クロスオーバー」、ワゴンタイプの「クラブマン」、そしてオープンカーの「コンバーチブル」など、多くのバリエーションがあります。コンセプトを細かく分けることで、全ての人に求められる様々なニーズに、ひとつの車種で答えることができます。例えば昔ながらのスポーティさを求めるなら3ドア、ファミリーカーとしての利用が増えてくれば5ドアやクラブマン、SUVブームが訪れれば「クロスオーバー」、そして2人で過ごすならオープンカーの「コンバーチブル」とういう具合です。それによって、MINIの世界観を気に入ってもらえれば、どんなライフスタイルであっても受けて入れることが出来るのです。そうして、クラシックMINI以上のミニファンを取り込むことが出来たのです。
走行性能は小型車トップクラス
MINIは走行性能が高いことでも、ファンを魅了するポイントとなっています。その着座姿勢の低さから、ゴーカートフィーリングと称されるMINI独特の走行フィーリングですが、これは車輪配置やサスペンション、空力性能などに工夫を施すことで成り立っています。
エンジンは、ガソリンの直列3気筒DOHC12バルブの1.5 L、ガソリンとディーゼルの直列4気筒DOHC16バルブの2.0 Lで、共にBMWグループの“ツインパワーターボテクノロジー”に基づくターボ仕様となっています。さらに、クロスオーバーの卓越したオフロード性能に加えて、電力のみで42.4㎞走行可能で走行が可能な、MINI史上初のプラグイン・ハイブリッド・モデルがMINI クロスオーバーに設定しています。
輸入車なのに維持費も使い勝手も国産車と同等
最後に、維持費がそれほどかからないことも大きなポイントです。MINIのJC08モード燃費はガソリン車で16.3~17.8㎞/L、ディーゼル車が23.8~23.9㎞/Lとなっていて、輸入車に中ではトップクラス。国産車と比較しても見劣りしません。そして、クラシックミニより大きくなって必内スペースが広がった現行モデルのMINIを「もうミニではない」という人もいますが、5ドアやクラブマンでも4m。3ドアは約3.8mという全長で、幅も3ナンバーながらも1725mmなので、最近の国産コンパクトカーと変わらず、使い勝手の良さはMINIそのものなのです。
リセールバリューが高さは人気のある証
MINIのリセールバリューの高さが分かりましたが、それが理由でMINIを買おうという人は少数ではないでしょうか。たしかに中古市場のMINIは今後も価値が高値で安定していくと見られ、ご紹介した残価クレジットを利用しなくても、買取や下取り相場が高いことで買い替えが楽であるのも確かです。しかし、その独特の世界観やファッショナブルなスタイル、さらに完成度の高い走行性能などが気に入って購入に至る人が多く、結果としてリセールバリューが高くなったのであり、手放す時に得だから買うという事ではないはずです。あくまで、MINIの人気の証明としてなのです。
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