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ドイツニュース

更新2023.02.21

独ハンブルク市のタクシー、25年からゼロエミッション車のみに

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外車王SOKEN編集部

ドイツのハンブルク市はこのほど可決した気候保護法の一環として、2025年1月1日からタクシーの新車登録をゼロエミション車のみとする。



同市は2021年4月に開始したプロジェクト「未来タクシー(Zukunftstaxi)」により、エミッションフリー車に切り替えるタクシー事業者を資金支援している。当該プロジェクトの開始前、同市を走行するエミッションフリー車のタクシーは僅か5台だったが、現在は350台(うち、燃料電池車25台)を超えている。これはハンブルクのタクシー総台数の12%以上に相当する。


プロジェクトを開始してから削減した二酸化炭素(CO2)排出量は2,000トンを超える。ハンブルクのタクシー全てをゼロエミッション車にすると年2万5,000トンを削減することができるという。


助成プロジェクトの規模は460台分(うち、60台は車いす対応タクシー)で、すでに予算を使い切っている。2023年春には100万ユーロの予算を積み増しし、さらに365台(うち、5台は車いす対応タクシー)に助成金を支給する予定。


■燃料電池タクシー25台が稼働


ハンブルクのタクシー会社ベスト・タクシーでは、助成金を活用して購入した燃料電池タクシー25台がこのほど認可を得て、営業を開始した。同社は現在、150台のタクシーを保有している。うち、エミッションフリー車は65台(うち、燃料電池車25台)。年内に保有車両をすべてエミッションフリー車に切り替える計画で、車いす用の電気駆動タクシー34台をすでに発注している。


[画像/Adobe Stock 提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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