ランチア デドラは1989年から1999年まで販売されていた前輪駆動方式(後に四輪駆動も追加)の4ドアセダンと5ドアステーションワゴンです。デドラセダンは当時としては高い空力性能(cd値0.29)を示しランチアらしい開発の成果が現れています。ステーションワゴンはセダンのドア形状を変更せずに荷室を拡大しています。水平基調のインテリアにはアルカンターラなどの本革、インパネにはウッドパネルを使用し豪華な仕立てあげとなっています。エンジンはすべて直列4気筒。ガソリンエンジンは1.6L自然吸気、1.8L自然吸気、2.0L自然吸気とターボをラインナップ。ディーゼルは1.9Lターボを用意。日本でも正規導入されたものの販売は思うように伸びず1998年に日本での正規販売は終了となりました。