2003年のデトロイト・オートショーにおいて「バルケッタ」として発表され、量産車は2004年3月のジュネーブ・モーターショーにおいて発表されました。オープンボディ化にあたって、スチールとカーボンを使用したシャシーの構造パーツの多くが、ねじれ剛性を確保するために再設計されています。さらに、ウィンド・シールドの傾斜が寝かされ、その高さも低められています。また、専用設計のサスペンションを採用し、ブレーキ・ディスクも大径化されています。最高出力580馬力を発生する V型12気筒6.2Lエンジンがミッドマウントされ、フロントのアンチロール・バーには「アンチダイブ」システム、リヤには「アンチスクワット」システムを装着しています。また、エクステリアでは、リヤフェンダーに大型エアインレットと電子制御エア・スクープも装着されています。