2021年10月12日

オートローン・カーローンとは?車のローンの種類や利用の流れを解説

車を買うときは、ローンを組んで購入しようと考える方も少なくありません。ここでは、オートローンやカーローンといわれる車のローンとは何なのか、ローンの種類にはどのようなものがあるのか、利用するときにはどういう流れになるのか解説します。ローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 



オートローンとは


車のローンは、オートローンやカーローンともいいます。オートローンもカーローンも車に関するローンを指すため、大きな違いはありません。ただし、銀行のローンとディーラー(販売店)ローンには、違いがあります。


オートローンの種類


車のローンは、大きく分けると、ディーラー(販売店)ローンと銀行のローンの2つがあります。それぞれどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、車のローン(オートローンやカーローン)の種類や特徴を解説します。


ディーラーのローン


ディーラー(販売店)ローンは、メーカーオプションや販売店オプションを含む車両購入に利用できるローンです。ディーラー(販売店)と提携している信販会社を利用し、購入する車を担保とするため、審査に通過しやすく、審査時間が早いという特徴があります。ただし、金利は銀行系ローンよりも高く、支払総額が高額になるため、支払負担が大きくなりやすいです。


銀行のカーローン


銀行のローンは、車両の購入だけでなく、自動車学校(教習所)・車検・修理など車に関わるさまざまな費用に利用できます。支払能力を慎重に見極めるため、審査に時間がかかることが多いです。金利はディーラー(販売店)ローンよりも低いため、総返済額を抑えることができます。


販売店のローン


販売店のローンは、販売店が独自に設定するローンです。利用者は販売店とローン契約をする形になります。審査までの時間が早い一方で、金利はディーラー(販売店)ローンや銀行ローンよりも高くなることがほとんどです。貸し付け条件および審査基準が販売店独自のものであるため、審査に通過しやすく、短時間で審査結果が出るといった特徴があります。


オートローンの利用の流れ


車のローン(オートローンやカーローン)は、どのような流れで利用するのでしょうか。ここからは、車のローンの利用の流れを解説します。


1.ローン金額を確定させる


車のローンを組むときには、ローン金額つまり元金を確定させなければなりません。元金は、車の購入契約をしてから決まります。また、支払総額の全てをローンとするフルローンや頭金を用意して支払総額の一部をローンにするケースなどさまざまです。自分の貯蓄や支払能力に応じて決めましょう。


2.必要書類を提出する


ローンの審査を通すために書類を用意します。必要書類は、「本人確認書類」、「収入を証明する書類」、「資金使途確認書類」、「支払済確認書類」などです。これらの書類を提出したら審査が始まります。


3.審査を受ける


必要書類が揃ったらローンの審査を受けます。ローンの審査では、借入額に対する支払能力や、信用情報機関に金融事故の履歴が残っていないかなど、さまざまな項目を総合的に判断されます。


オートローン利用時の必要書類


先述した必要書類(本人確認書類、収入を証明する書類、資金使途確認書類、支払済確認書類)について詳しく解説します。


「本人確認書類」は、免許証やパスポートなど公的な書類でなければなりません。


「収入を証明する書類」は、源泉徴収票や所得証明書、確定申告書など、年収や所得がわかる書類が必要です。


「資金使途確認書類」は、車の見積書や注文書など、購入者の氏名や金額、販売店が確認できる書類のことです。


「支払済確認書類」は、車のローンの借り入れ金を支払ったことの証明するための書類で、振込受取書や領収書などのことを指します。


その他の書類も用意しなければならない場合もあるため、必要書類は販売店に確認しましょう。


オートローンの返済額のシミュレーション


車のローンの返済は、月々の支払額が均等になる「元利均等方式」がほとんどです。利息の計算はどのような方法で、支払額がどのくらいになるのでしょうか。


車のローンの利息額の計算方法は、次の通りです。


【利息計算式】
利息=借入額×金利×返済年数÷2


400万円の車を購入し、年利5%、全額フルローンで5年間(60回)のローンを組んだときの利息と支払総額は次のようになります。


【利息】50万円(400万円×5%×5年÷2)
【支払総額】450万円(車両代400万円+利息50万円)


支払総額450万円を5年間60回均等(ボーナス払いなし)で支払ったときの月々の返済額は次の通りです。


【月々の返済額】7万5,000円(支払総額450万円÷60回)


400万円の車をフルローンで均等払いで購入すると月々7万5,000円、支払総額450万円になります。


では、頭金を50万円用意し、ローン元金を350万円にするとどうなるのでしょうか。


【利息】43万7,500円(350万円×5%×5年÷2)
【支払総額】393万7,500円(車両代350万円+利息43万7,500円)
【月々の返済額】6万5,625円(393万7,500円÷60回)


頭金を50万円用意すると月々6万5,625円、支払総額393万7,500円となります。フルローンと比較をすると月々9,375円、支払総額56万2,500円の差が発生するのです。このシミュレーションからも頭金はなるべく用意した方がよいということがわかります。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


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