2025年06月13日

中古車をローンで購入するときのコツを教えます!必要書類や注意点も解説

中古車を購入するとき、ローンでの購入を検討する方も多いのではないでしょうか。中古車ローンには複数の種類があるため、自分に合ったローンを選ぶためにも、それぞれの違いを確認しておくことが大切です。ここでは、中古車を購入するときに利用できるローンの種類やローンを選ぶときのポイントを解説します。中古車購入時の参考にしてみてください。

 



中古車を購入する際にもローンは組める


新車と同様に、中古車購入時にもさまざまなローンを利用できます。金融機関や販売店では、中古車購入専用のローンを用意しているため、購入者の状況に応じて最適なプランを提案してくれるでしょう。


中古車ローンの大きなメリットは、まとまった現金を用意する必要がないことです。数十万円から数百万円の中古車であっても、月々数万円の支払いで購入できるため、家計への負担を分散できます。また、手持ちの現金を残しておくことで、急な出費にも対応できるでしょう。ただし、ローンを利用する場合は金利が発生するため、総支払額は現金一括購入よりも高くなる点を把握しておく必要があります。


中古車の購入時に利用できるローン


中古車を購入するときにに利用できるローンには、「オートローン」、「マイカーローン」、「自社ローン」の3つです。ここでは、それぞれの特徴を解説します。


オートローン


オートローンは、自動車販売店やディーラーなどが用意している自動車ローンです。オートローンには、ディーラーと提携している信販会社も含まれています。


オートローンの場合、購入する車を担保とするため、審査に通りやすいという点がメリットです。一方で、銀行系のマイカーローンと比較すると金利が高いというデメリットもあります。


マイカーローン


マイカーローンは、銀行などの金融機関が用意している自動車ローンです。ローンの審査は厳しいものの、金利が低いというメリットがあります。


自社ローン


自社ローンは、販売店が自社で用意している自動車ローンです。販売店独自の審査基準となるため、審査に通りやすいというメリットがあります。一方で、オートローンやマイカーローンと比較をすると金利が高いというデメリットもあります。


中古車ローンの申し込みの必要書類


中古車ローンの審査に必要な書類は、「クルマの見積書/契約書」、「身分証明書」、「収入がわかる書類」の3つです。ローン会社によってはこの他にも書類が必要な場合があるため、事前に問い合わせておきましょう。


クルマの見積書/契約書


ローンを組む目的がクルマの購入であることと、借入希望額がクルマの購入費を超えていないことを証明するために必要です。


身分証明書


ローンの契約者となる本人の身元を確認するための書類です。また、身分証明書は公的書類でなければなりません。公的な身分証明書には、運転免許証やパスポートなどがあります。


収入がわかる書類


源泉徴収票、所得証明書、給与明細書などが該当します。収入に対して借入額が高すぎないか、滞納することなく完済できる見込みはあるかなどの判断に必要なため、提出を求められます。


中古車ローンを選ぶときのポイント


中古車ローンは、審査基準や金利などを総合的に判断して選びましょう。ここからは、中古車をローンで購入するときのポイントを解説します。


審査基準


ローンの審査項目は、年収、職業、雇用形態、他社からの借入額や返済状況、分割払い(携帯電話やクレジットカードなど)の支払状況などです。


オートローンはクルマを担保とするため、ローンの審査に通りやすい傾向があります。一方で、金融機関のマイカーローンはクルマを担保としないため、ローンの審査基準が厳しくなっています。自社ローンは、審査が販売店独自のものとなり、審査基準は販売店によって大きく異なります。しかし、審査基準が厳しくない販売店がほとんどです。


金利


金利は、オートローン、マイカーローン、自社ローンのそれぞれで異なります。金利が低い順に並べると、マイカーローン、オートローン、自社ローンとなります。


それぞれの金利の相場は、マイカーローンが1~3%程度、オートローンが4~10%程度、自社ローンが10~15%程度です。


返済期間


返済期間の目安は、3~5年程度です。もし、何らかの理由により、中古車ローンが残っている状態で新しいクルマへ乗り換える場合は、一括返済をしなければなりません。クルマの買い替えサイクルを考慮して慎重に返済期間を決めましょう。


手続きの利便性


オートローンや自社ローンは、中古車を購入すると同時に手続きできるため、金融機関など他の借り入れ先に出向く手間を省略できます。一方、マイカーローンは、中古車を購入する店舗と金融機関を何度か行き来して手続きします。


手間を減らしたいのであれば、オートローンや自社ローンがおすすめです。支払総額を少しでも抑えたい場合には、低金利なマイカーローンを選ぶとよいでしょう。


中古車をローンで購入する際の注意点


中古車をローンで購入する際は、後々のトラブルを避けるためにいくつかの注意点を押さえておく必要があります。


無理のない範囲で返済額を決める


ローンの返済額は、家計に無理のない範囲で設定しましょう。一般的に、クルマ関連費用(ローン返済、保険料、燃料費、メンテナンス費用など)は年収の10%以内に収めることが理想とされています。無理な返済計画を立てると、生活に支障をきたしたり、最悪の場合は返済が困難になったりするかもしれません。


現在の家計状況だけでなく、将来的な収入や支出の変化も考慮する必要があります。結婚や出産、転職などのライフイベントにより家計状況が変化する可能性もあるため、余裕を持った返済計画を立てましょう。


返済期間を長くしすぎない


月々の支払額を抑えるために返済期間を長く設定したくなりますが、あまりに長期間にわたっての契約はおすすめできません。中古車の場合、クルマの価値は時間の経過とともに下がっていくため、返済期間が長すぎるとローン残高がクルマの価値を上回る可能性があります。


また、返済期間が長いとその分金利負担も増加し、総支払額が大幅に増えます。一般的に、中古車ローンの返済期間は3年から5年程度が適切とされています。クルマの年式や走行距離、予想される使用期間なども考慮して、適切な返済期間を設定しましょう。


まとめ


中古車のローンには、オートローン、マイカーローン、自社ローンなど複数の選択肢があり、それぞれに特徴や条件が異なります。金利や審査基準、返済期間などを総合的に比較し、自分の状況に最適なローンを選びましょう。また、無理のない返済計画を立て、返済期間を適切に設定することで、安心してクルマライフを楽しめます。


希望の中古車を購入するにあたって、今回紹介したポイントや注意点をぜひ参考にしてみてください。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

お車の買い替え」を
検討中のオーナー様へ
  • 買い替え時のお車のご売却は、
    下取りより買取専門店が断然オトク
  • 外車王なら輸入車専門だから、
    価値を見極めるノウハウで高額査定