2025年03月03日

中古車を買うときにナンバー変更は必要!手続き手順・費用・日数を解説

ナンバープレートが付いているかどうかは、中古車によって異なります。ナンバープレートが装着されている中古車を購入したら、ナンバーを変更しなければならないのか、変更しなくてもよいのか気になる方は多いのではないでしょうか。ここでは、中古車のナンバープレートの変更が必要なケース、変更方法などを解説します。

 


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中古車のナンバーの変更が必要なケース


中古車のナンバーは、管轄の陸運支局が変わる場合に変更しなければなりません。また、ナンバーが装着されていない中古車を購入したときは、新たに登録が必要です。ここからは、中古車のナンバープレートを新たに付けなければならないケースを解説します。


管轄の運輸支局が変更になる場合


ナンバープレートが装着されている中古車を購入し、既に装着されているナンバープレートの管轄エリアではない場所で所有するときは、ナンバープレートの変更が必要です。


たとえば、自分が住んでいる都道府県ではないナンバープレート(いわゆる県外ナンバー)が装着されているときは、ナンバーの変更をしなければなりません。また、同じ都道府県内であっても、管轄する陸運支局が異なる場合は、ナンバープレートの変更が必要です。


ナンバーが外されている中古車を購入した場合


中古車の中には、一時抹消登録をしたために、ナンバープレートが外されている車輌もあります。ナンバープレートが取り外されている中古車を購入したときは、新たに登録(新規登録)をしなければなりません。


ナンバープレートが破損した場合


事故やトラブルによってナンバープレートが破損した場合も、新しいプレートへの交換が必要です。ナンバープレートは文字や数字が明確に判読できる状態を維持することが法律で義務付けられています。曲がったり、ひび割れが生じたり、文字が擦れて見えにくくなったりした場合はすぐに交換しなければなりません。


2016年以降、ナンバープレートに関する規制は厳格化され、カバーで覆ったりシールを貼ったりすることも禁止されています。さらに2021年4月以降に登録された車については、前後のプレートの取り付け位置や角度にも厳密な基準が設けられました。


破損したナンバープレートのまま走行すると道路交通法違反となり、罰則の対象になる可能性があります。プレート交換手続きは運輸支局で行い、破損したプレートを返却して新しいプレートを受け取ります。


参考:~ナンバープレートを見やすく表示しましょう~ |国土交通省


ナンバープレートを紛失・盗難でなくした場合


ナンバープレートを紛失したり、盗難に遭ったりした場合も新たなプレートを取得する必要があります。この場合、まず最寄りの警察署に紛失届または盗難届を提出します。警察署ではを発行してもらえる「届出受理番号」を控えておきましょう。


次に、住所地を管轄する運輸支局または軽自動車検査協会でナンバープレート再交付の手続きを行います。この際、警察署で発行された受理番号を記載した「理由書」の提出が必要です。


なお、ナンバープレートがない状態では公道を走行できないため、運輸支局に車両を持ち込む際には市区町村の役所で仮ナンバーを取得する必要があります。地域によっては紛失・盗難による再交付の場合、以前と同一のナンバーを取得できないこともあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。手続きには手数料がかかり、再交付されるまでに数日を要することもあります。


参考:ナンバープレートを紛失・破損した場合はどうすればよいですか? | JAF クルマ何でも質問箱


好きなナンバーに変更したい場合


中古車を購入した際、特に変更義務がなくても希望のナンバーに変更できます。1999年に導入された「希望ナンバー制度」により、ナンバープレート上の大きな4桁の数字部分を任意の番号に変更することが可能になりました。


たとえば、誕生日や記念日、ラッキーナンバーなど、自分にとって意味のある数字をナンバーにできます。ただし、人気の高い「1」「777」「8888」などの数字は抽選となる場合があります。希望ナンバーの申請は運輸支局内の「希望番号予約センター」窓口や、全国自動車標板協議会のWebサイトから実施可能です。


手数料は約5,000円で、地域や車種によって異なります。申請から交付までは通常4〜8日程度かかり、抽選対象のナンバーの場合はさらに時間がかかることもあります。なお、地名部分やひらがなは変更できません。


中古車のナンバーを変更しなかったらどうなる?


ナンバー変更が必要なケースで手続きを怠ると、道路交通法違反となり50万円以下の罰金が科される可能性があります。正しくは、ナンバープレートの変更ではなく、車検証の変更をしなかった場合に科される罰則です。


そのほか、車検証の住所変更をしないと。自動車税の納税通知書やリコールのお知らせが届かなくなるなどのトラブルが発生する可能性があるため、必ず手続きを行いましょう。


参考:道路運送車両法「第12条」「第109条2項


中古車のナンバーを変更しなくてよいケースとは?


中古車のナンバーは、変更しなくてよい場合もあります。購入した中古車のナンバーの管轄地域と自分の住所地の管轄が同じであれば、わざわざ変更する必要はありません。むしろ変更すると手数料などのコストや手間がかかるため、そのまま使用するのが一般的です。


中古車のナンバーの変更方法


中古車のナンバーを変更したいときは、自分で手続きする方法と業者に委託する方法があります。ここからは、それぞれの方法について解説します。


ナンバー変更に必要な書類


ナンバー変更には、基本的に以下の書類が必要です。


車検
・住民票 ※住所変更に伴うナンバー変更の場合
車庫証明
・旧ナンバープレート
・申請書
・手数料納付書
・自動車税申告書


所有者以外の人が手続きをする場合は委任状(軽自動車の場合は申請依頼書)が必要な点に留意しましょう。なお、軽自動車の場合には車庫証明は必要ありません。


自分で手続きするときの流れ


自分でナンバー変更の手続きをするときは、管轄する陸運支局または軽自動車検査協会にて行います。書類等を準備してから窓口に出向き、手続きをしましょう。


【手続き場所】
・普通車:管轄する陸運支局
・軽自動車:軽自動車検査協会


【手順】
1.必要書類等の準備
2.管轄する陸運支局または軽自動車検査協会に向かう
3.旧ナンバープレートの返却
4.新しい車検証の取得
5.新しいナンバーの交付
6.ナンバープレートの購入(交付手数料:2,000円前後、自光式や希望ナンバーの場合は5,000円前後)
7.ナンバープレートの取り付け


書類に不備がなければナンバー変更は1日で終了します。


販売店に委託するときの流れ


中古車のナンバー変更は、業者や販売店に委託することも可能です。ただし、代行手数料などの費用がかかるため、自分でナンバー変更するよりも高くなります。費用は、業者や販売店によって手数料は異なりますが、約1万円以上かかる(ペイント式、希望ナンバー、自光式によって金額が変動する)ことが多いようです。


中古車の希望ナンバーを取得する方法


中古車で希望ナンバーを取得することは可能です。ここからは、中古車の希望ナンバーを取得する方法を解説します。


手続きの流れ


希望ナンバーを取得する方法は、「運輸支局等の隣に設置されている希望番号予約センターの窓口で直接申込む」と「郵送またはFAX、インターネット(希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス)で申込む」の2つです。


手順は、申込みフォームから申請をして、料金を支払い、希望番号予約済証をもらい、交付可能日まで数日待ちます。交付可能日までの日数は、申込みから約7日~10日です。


また、交付可能日から1ヶ月以内が「交付可能期間」となるため、期間内にナンバーの交付を受けましょう。


注意点


希望ナンバーには、「一般希望番号」と「抽選番号」があります。


「一般希望番号」は、抽選番号以外のナンバーです。一方、「抽選番号」は、ゾロ目をはじめとする人気ナンバーが抽選番号になっています。


全国統一抽選番号は、「1」、「7」、「8」、「88」、「333」、「555」、「777」、「888」、「1111」、「2020」、「3333」、「5555」、「7777」、「8888」です。


また、全国統一抽選番号以外にも、管轄エリアによって抽選番号になる数字もあるため、管轄する陸運支局または軽自動車検査協会で「一般希望番号」なのか「抽選番号」なのか確認しましょう。


なお、抽選番号の場合、毎週月曜日に抽選が行われ、当選すれば交付手続きに進みます。しかし、抽選に外れてしまうと1週間後に再度抽選になります。抽選に外れ続けてしまうと、場合によっては、納車日がずれ込む可能性もあるため、抽選番号を希望する際には注意が必要です。


まとめ


中古車のナンバー変更は、管轄の運輸支局が変わる場合やナンバーが外されているクルマを購入した場合、ナンバープレートを破損・紛失した場合に手続きをしなければなりません。また任意で好きなナンバーへの変更も可能です。手続きは自分で行うか販売店に依頼するかを選べますが、必要書類や手数料を事前に確認しておくことをおすすめします。変更が必要な場合に怠ると法律違反となるため、正しく手続きを行いましょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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