2021年06月22日

中古車は内装の確認が必須!買う前に確かめておくべきことは?

中古車を購入するときは、内装の傷や汚れの確認が必要です。その他、車内の臭いや電装品の動作状況、トランクルームまで細かくチェックしましょう。ここでは、中古車を購入する前の内装の確認ポイントをご紹介します。これから中古車を購入しようと考えている方は、参考にしてみてください。

 



中古車の内装の確認ポイント


中古車の購入を検討しているときは、必ず実車を確認しましょう。ここからは、中古車の内装をチェックするときのポイントを解説します。


シートの汚れ・座り心地


車に乗ったときに必ず触れるシートの汚れや傷、座り心地を確認しましょう。


布製のシートの場合、飲み物のシミやタバコの焦げ跡などをチェックしてください。また、レザーシートの場合、レザーの擦れや伸び具合を確認しましょう。


シートの汚れや傷を見るときは、明るい日中に全席見るようにしてください。暗い場所で確認すると、シートの色によってシミや汚れの発見ができない場合があります。


シートは、バネ・パッド・表皮材で構成されています。長時間乗っているとバネやパッドが劣化し、シート本来のクッション性能を発揮できなくなり、乗り心地が悪くなる場合があります。実際に座って乗り心地を確かめましょう。


タバコやカビのニオイ


車内の臭いは、必ず確かめましょう。臭いは、写真や映像でわかりません。実際に車に乗って、ドアを閉めて臭いを確認しましょう。ドアを開けた状態だと、外気と車内の臭いが混ざり合い、車内に染み付いたわずかな臭いに気づけなくなります。


電装品の状態


電装品には、カーナビ、オーディオ、ルームランプ、電動調整シート、パワーウィンドウなどがあります。カーナビやオーディオは、表示や操作に不具合がないか、音が出るかなどを確認しましょう。電動調整シートやパワーウィンドウは、実際に動かして動作に異常がないか確かめてください。


ドア・窓ゴムの状態


ドアや窓のゴムは、車を密閉している重要なパーツです。ゴムの硬化やひび割れなどの劣化がある場合、雨水や車を洗った水が車内に入ってしまう可能性があります。ドアや窓ゴムは、すみずみまでしっかりとチェックしましょう。


走行距離


走行距離と内装の状態が見合っているかチェックしてください。走行距離に対して内装が劣化しすぎている中古車には注意しましょう。このような車は、直射日光や気温変化の影響を長期間にわたり受けていたと予想できます。あまりにも内装の状態がひどい場合には、修理できるか相談してみましょう。


トランクの汚れ・破損


内装の確認で見落としやすいポイントがトランクです。トランクを見るときは、内部に傷や汚れがあるかどうかというだけでなく、トランクのフロアボードを持ち上げてボディパネル内側まで確認しましょう。トランクの確認をするときは、カビやサビ、異臭の他、フロアボードの裏側に劣化がないか確かめてください。


エアコンの動作確認


エアコンの冷風・温風の両方が出るかどうか確認しましょう。「A/C」をオンにしているにもかかわらず冷風がでない場合には、エアコンガスの不足やコンプレッサーの故障が考えられます。


また、シートヒーターやシートベンチレーターが動作するかも確かめましょう。


中古車の内装に問題があったときの選択肢


中古車の内装に不具合や異常があったときは、どのようにしたらよいのでしょうか。ここからは、内装に問題があったときの選択肢を解説します。


価格と内装の状態が妥当であれば購入する


内装機器の動作に問題がなく、内装の劣化具合と価格が妥当であれば、購入してもよいといえます。ただし、内装の劣化が気になる場合には、別の中古車を探すか、修理ができるか相談しましょう。


購入後に修理に出す


内装機器の動作に不具合や異常がある場合には、修理ができるかどうか確認してください。中古車販売店で車の修理ができない場合には、修理工場に不具合の状態を説明し、どのくらいの修理費がかかるか事前に確認のうえで購入を検討しましょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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