2025年04月22日

【具体例あり】クルマ売却時パーツを外す場合と外さない場合|取り外しの注意点も解説

クルマを売却するとき、装着したパーツを外すべきか、そのままにしておくべきか悩むことがあるでしょう。クルマのパーツには、売却時に取り外した方が良いパーツと、取り外す必要がないパーツがあります。ここでは、クルマを売却するときのパーツの扱いについて解説します。

 



クルマを売却する際にパーツは外すべき?


クルマを売却する際にパーツは外すべき?


クルマを売却するときは、パーツを外すべきなのでしょうか。ここからは、パーツを装着したままのほうがよい場合と取り外したほうがよい場合について解説します。


パーツを付けたまま査定を受けたほうがよいケース


まず、パーツを装着したまま査定を受けたほうがよいケースについて解説します。


メーカー・ディーラー純正パーツを付けている


工場出荷時にのみ取り付けられる「メーカーオプション」やディーラーで販売している「ディーラー/販売店オプション」は、装着したまま査定したほうが高い評価を得られます。一般的にクルマの売却では、純正部品が好まれる傾向にあるため、純正パーツは装着したまま査定し、買取してもらうほうがよいでしょう。


人気があるパーツを付けている


人気があるパーツを装着している場合には、純正品・社外品問わず、そのまま査定したほうがよいでしょう。


純正パーツは、先述したように、一般的に高く評価される傾向があるため、付けた
まま買い取ってもらうことをおすすめします。


また、社外品であっても、ブランドとしての価値が高いものやクルマに合ったパーツを装着している場合には、そのまま売却したほうが高い買取額になるケースが多いです。例えば、人気ブランドのホイールやマフラーなどは、装着したままのほうがよいでしょう。


カスタムカーを扱う業者で売却する


カスタマイズしてある車輌は、カスタムカーを得意とする業者に売却するとよいでしょう。カスタムカーを取扱う業者であれば、パーツのそのものの価値やカスタムカーとしてのトータルバランスを考慮して買い取ってくれる可能性が高いです。


パーツを外して売却したほうがよいケース


次に、パーツを取り外して売却したほうがよいケースを解説します。


社外パーツが付いている


社外パーツが装着されている場合は、取り外したほうがよいケースがあります。クルマは、買取・下取りをしたあとに再販売されることが多いです。再販売で有利なのは純正パーツであるため、社外パーツが装着されている場合には、取り外したほうがよいでしょう。


ただし先述の通り、クルマに合った社外パーツやブランドとして価値がある社外パーツの場合には、そのまま売却しても買取額に影響しないことが多いです。


事故車・水没車などを売る


事故車や水没車は、部品取りのクルマとしてリセールされることが多いため、パーツを取り外して売却したほうがよいでしょう。


事故車・水没車として売却しようとすると買取額が提示されないケースがあります。そのため、パーツを取り外して、部品買取をしてもらうほうが高く売れる可能性が高いです。


ディーラーに下取りを出す


ディーラーに下取りとして出すときは、パーツを取り外したほうが高く売れることがあります。ディーラーは、純正パーツを好む傾向があるだけでなく、保安基準(クルマ検の基準)に適合した車輌でなければ買い取ってくれないこともあるのです。


そのため、保安基準に適合していないパーツを装着しているときは、パーツを取り外し、部品買取してもらったほうがよいでしょう。


プラス査定になりやすいパーツ・オプションと査定額目安


クルマを売却するときの査定において、プラス評価になるパーツやオプションには、どのようなアイテムがあるのでしょうか。ここからは、査定で評価されるパーツや、査定額の目安について解説します。


安全装備


安全装備は、買い取ってもらうときに高く評価されます。例えば、カメラやレーダーを使った先進安全装備やコーナーセンサーなど、運転を支援するシステムは、事故のリスクを低減できるため、査定でプラス評価になるのです。また、再販売するときにも、安全装備がセールスポイントとなるため、買取してもらうときの評価がプラスになります。


■査定額の目安:~数万円程度


純正カーナビ


メーカー純正のカーナビや車種に適合したカーナビは、プラス評価になります。特に工場出荷時にのみ装着できるメーカーナビは、販売店/ディーラーでも後付けできないナビであるため、高く評価されることが多いです。


■査定額の目安:~5万円程度


バックモニター・サイドモニター


バックモニターやサイドモニターは、運転を支援する装備の 1つであるため、査定のときの評価が高くなります。また、クルマを上から見たような画面を表示するアラウンドビューモニターも、再販売するときのセールスポイントになるため、プラス評価になります。


■査定額の目安:~数万円


レザーシート


レザーシートは、査定評価基準で加点される装備であるため、プラス評価になります。ただし、レザーとファブリックのコンビシートは、プラス評価にならない傾向です。


■査定額の目安:~10万円程度


サンルーフ


サンルーフは、査定評価基準において、加点となる装備であるため、プラス評価になります。ただし、サンルーフが装着されていないという理由でマイナス評価になることはありません。そのため、サンルーフの必要性がある場合にのみ装着しておくとよいでしょう。


■査定額の目安:~数万円


純正フロアマット


純正フロアマットは、社外フロアマットよりも好まれる傾向があります。そのため、フロアマットは社外より純正のほうがよいでしょう。ただし、フロアマットが純正だからという理由で査定評価が大幅にプラス評価になることはありません。


■査定額の目安:~数千円程度


エアロパーツ


エアロパーツは、フロント・リア・左右サイドが揃っているとプラス評価になります。一部にのみエアロパーツを装着している場合には、プラス評価になりにくいため、フロント・リア・左右サイドの全てを装着しておきましょう。


■査定額の目安:~数万円程度


クルマの売却におけるパーツの扱いの注意点


クルマを売却するときは、パーツの取扱いに注意しなければなりません。ここでは、具体的に気をつけたほうがよい点について解説します。


査定後にパーツを取り外ししない


査定を受けた後にパーツを取り外したり、交換したりしないようにすることです。査定後にパーツを替えてしまうと、評価が変わってしまうことがあるため、査定した後にパーツの取り外しや付け足しをしないようにしましょう。


査定前であれば、パーツの取り外しや付け足しをしても問題ありません。もし、次のクルマで使うパーツがある場合には、査定前に取り外しておきましょう。


取り外す際は内外装への傷に気をつける


パーツを取り外す際は、内装や外装に傷をつけないように注意しましょう。専用工具を使用し、無理な力を加えないことがポイントです。特にカーナビやオーディオ周りは配線が複雑なため、取扱いに慎重さが求められます。万が一傷をつけてしまうと査定額が大幅に下がる可能性があります。また、取り外したネジや部品は紛失しないよう整理しておくことも重要です。パーツ交換の際は元の状態に戻せるよう、作業手順をメモしておくと安心でしょう。


まとめ


クルマを売却する際、パーツの取扱いが査定額に影響します。メーカー・ディーラー純正パーツや人気ブランドのパーツは装着したまま査定したほうが高評価を得られます。一方、一般的な社外パーツや保安基準不適合品は取り外したほうがよいでしょう。


安全装備、純正カーナビ、レザーシートなどはプラス査定になりやすいです。なお、査定後のパーツ取り外しは避け、取り外す際は内外装に傷をつけないよう十分注意することが重要です。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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