2021年06月16日

ディーラーと販売店の違いとは。それぞれのメリットとデメリットについても紹介

車の購入先には、ディーラーと販売店があります。しかし、その違いをしっかりと理解していない方は多いのではないでしょうか。 ここではディーラーと販売店の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。また、それぞれの購入場所におすすめな人の特徴もあわせて紹介しますので、参考にしてください。

 



ディーラーとは


ディーラーとは、特定の自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売会社のことです。特定の自動車メーカーの車種を取り扱うことを条件に、特別価格で仕入れることができます。ただし、メーカーによって決められた様々な基準を満たす必要があります。その基準は、販売方法や整備方法、ショールームの設計や店舗のデザインなど多岐にわたります。


多くのディーラーは自動車保険にも力を入れており、それに伴う事故時の対応も行っています。


ディーラーと販売店の違い


販売店とは、サブディーラーとも呼ばれ、自動車メーカーと特約店契約を結んでいない販売業者のことを指します。複数の自動車メーカーの新車を販売しているため、複数のディーラーを回ることなく購入候補の車を比較できます。


また、ディーラーが自動車メーカーから直接車を仕入れるのに対して、販売店はディーラーから車を仕入れます。


ディーラーで車を購入するメリットとデメリット


ディーラーは自動車メーカーの看板をあげているため、安心感を持つ方は多いはずです。しかし、メンテナンス費用が高いという声も多く聞かれるため、新車を購入する前にしっかりと特徴を掴んでおく必要があります。


ここでは、ディーラーで車を購入した場合のメリットとデメリットについて解説します。 


メリット


ディーラーのメリットは、自動車メーカーの指導を受けているため、接客などのサービスの質が一定の水準を満たしていることです。また、地域や店舗によるサービスの質の差が少ないことも特徴と言えます。ディーラーは、新車購入時の「納車式」などの手厚いサービスや、保証・メンテナンスなどのアフターサービスが充実しています。


デメリット


ディーラーのデメリットは、特定の自動車メーカーの車しか販売していないことです。他メーカーの車と比較するには、複数の店舗を回る必要があります。また、新型モデルの値引きに上限があったり、保証が切れた後のメンテナンスコストが高いなど、どの商品・サービスも費用が高い傾向があります。


販売店で車を購入するメリットとデメリット


販売店にもメリットとデメリットがあります。ここでは、販売店で新車を購入するメリットとデメリットについて解説します。


メリット


販売店のメリットは、様々なメーカーの車を取り扱っていることで、一度に複数の車種を比較検討できることです。例えば、「価格はどちらが安いか」、「室内はどちらが広いか」など、様々な点を短時間で比較できます。さらに、自動車メーカーによる指導や縛りがないため、ディーラー以上の値引きが期待できる場合があります。その他、車検等のメンテナンス費用が比較的安いこともメリットです。


デメリット


販売店のデメリットは、自動車メーカーによる指導がないため、サービスの質にばらつきがあることです。また、一般的に軽自動車やコンパクトカーなどサイズが小さい車を取り扱う販売業者が多く、SUVやミニバンを求めている方には向きません。


その他、アフターサービスにおいても、先進安全装備の整備に必要な機器を置いていない販売店が多く、結局はディーラーに持ち込まなくてはならないケースが少なくありません。


ディーラーで買うのがおすすめな人


ディーラーといえば、充実したアフターサービスを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。


ここでは、これまでの解説を踏まえたうえで、ディーラーで車を購入するのがおすすめの人の特徴を2つ紹介します。


充実したアフターサービスを受けたい


ディーラーで車を購入するのがおすすめな人は、充実したアフターサービスを求めている人です。アフターサービスの代表格といえるのが車検です。ディーラーは、保証が充実しているのはもちろんのこと、次回の車検まで安心して乗れるように、予防整備なども含めた提案をしてくれます。


さらに、車検や法定点検の6ヶ月後にはメーカー独自の点検まで用意されているので、故障を心配することなく車に乗ることができます。


保険関連の手続きなども任せたい


自動車保険なども含めて、全ての手続きを任せたい人にはディーラーで車を購入することをおすすめします。ディーラーの多くは自動車保険にも力を入れており、事故対応や各種サービスのノウハウを持った営業マンが多数在籍しています。さらにメーカー独自のカーローンやクレジットカードまで用意されているので、車に関するほとんどの手続きをディーラーで行うことができます。


販売店で買うのがおすすめな人



販売店を選ぶメリットは、自動車メーカーと特約店契約を結んでいないことによる自由度の高いサービスが提供されることです。


ここでは、これまでの解説を踏まえたうえで、販売店で車を購入するのがおすすめの人の特徴を2つ紹介します。


他のメーカーの車種と比較しながら検討したい


販売店の最大の魅力は、他のメーカーの車種と比較しながら検討できることです。つまり、ライバル車同士を比較しながら車を決めたい人などにおすすめです。近年は各モデルの性能の差が縮まる傾向があるので、同じ場所でメーカーが異なる車種を比較できることはユーザーにとって大きなメリットと言えます。


少しでも安く購入したい


販売店は、値引き交渉をして車を少しでも安く購入したい人におすすめです。販売店はディーラーから業販価格で車を仕入れているため、儲けの幅が大きいといわれています。もちろん、その全てが値引きになるわけではありませんが、自動車メーカーの縛りがない分、ディーラーよりも大きく値引きできる可能性があります。


また、新車の利益よりも車検の利益を重視する傾向が強く、車の値引きをしてでもユーザーを確保しておきたいと考える販売店が少なくありません。そのため、ディーラーと比べてより多くの値引きが期待できます。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


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