ディーラーローン&銀行ローン|どっちがあなた向き?メリットとデメリットを解説
クルマをローンで購入するとき、ディーラーで組むローンと銀行のオートローン・カーローンのどちらを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。それぞれの特徴を踏まえ、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。本記事では、それぞれのローンの特徴を解説するとともに、どのような人におすすめなのか解説します。
目次 ▼
ディーラーの自動車ローンとは
ディーラーの自動車ローンは、ディーラー(販売店)が提携しているローン会社や信販会社と契約するローンのことです。購入するクルマを担保とするため、審査に通りやすいといった特徴があります。ただし、クルマを担保とするため、車検証の所有者はローン会社や信販会社になります。そのため、売却したい場合や完済後に所有者を自分名義にしたい場合には、ローン会社や信販会社に所有権解除の申し入れて、手続きしなければなりません。
銀行の自動車ローンとは
銀行の自動車ローンは、銀行が提供するローンの1つです。購入するクルマを担保にしないため、ローン審査の基準が厳しい傾向があります。銀行の自動車ローンの場合は、車検証の所有者を自分名義にできます。そのため、売却時やローン完済時に所有権解除の手続きをする必要がありません。
ディーラーローンのメリットとデメリット
ディーラーローンと銀行ローンには、それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を把握して、どちらを選んだほうがよいか判断しましょう。
まずはディーラーローンのメリットとデメリットについて解説します。
メリット
ディーラーローンには審査期間が短く、審査に通りやすいというメリットがあります。より詳しい内容について解説します。
審査期間が短い
ディーラーローンの審査は30分〜1時間程度で完了します。そのため、クルマの購入手続きを行うその日中に結果がわかります。スピーディかつスムーズにクルマを買いたいという方にとっては大きなメリットでしょう。
審査に通りやすい
銀行ローンに比べて、ディーラーローンは審査の基準が緩い傾向にあります。ディーラーローンの場合は、購入するクルマを担保とするため、貸し倒れが起きてもクルマの売却額をローンの返済に充てられます。そのため、貸し倒れリスクが低いことから、審査基準が緩めです。
デメリット
審査期間が短く審査基準も厳しくない一方で、ディーラーローンには金利が高かったり月々の返済額が高かったりなどのデメリットがあります。申し込み前に詳細をしっかり把握しておきましょう。
金利が高い
一般的に銀行の金利は1~4%程度なのに対し、ディーラーローンの金利は3~9%程度です。数パーセントの違いですが、借入額が数百万円になると利息が数十万円も変わります。
月々の返済額が高い
返済期間は、銀行ローンよりもディーラーローンの方が短いです。ディーラーローンは多くの場合に3年~7年ほどの返済期間となります。そのため、1ヶ月あたりの負担に換算すると銀行ローンよりも負担が大きくなってしまいます。
銀行ローンのメリットとデメリット
続いて、銀行ローンのメリットとデメリットを解説します。
メリット
銀行ローンは金利が低く月々の返済が安い傾向にあり、あまり負担が大きくないのが大きな特徴です。詳しい内容を確認していきましょう。
金利が低い
ディーラーローンの金利が3〜9%なのに対して、銀行ローンの金利は1〜4%程度です。数パーセントの違いではあるものの、クルマはかなり大きい金額の買い物です。そのため、少しの金利の差が数十万単位の負担額の違いにつながります。
月々の返済額が安い
銀行ローンはディーラーローンに比べて返済期間を長く設定できます。そのため、1ヶ月あたりの負担額が安くなる場合が多いです。月々の支出を抑えたい方にとっては大きなメリットでしょう。
デメリット
銀行ローンは審査期間が長く審査基準が厳しいというデメリットがあります。ローンを組むうえで重要なポイントであるため、それぞれしっかりと確認しておきましょう。
審査期間が長い
ディーラーローンが30分〜1時間程度で審査が終わるのに対し、銀行ローンは1~3日程度かかることがあります。また、銀行ローンは営業日のみの審査のため、土日祝を挟むと審査時間がさらに長くなります。
審査が厳しい
ディーラーローンは購入するクルマを担保とするため、貸し倒れのリスクが低いです。一方、銀行はローンは、車を担保としないことで貸し倒れリスクが高いため、審査基準が高く設定されています。
ディーラーローンがおすすめな人
ディーラーローンは、審査時間が短く、販売店(ディーラー)で手続きを完結できるため、ローンの手続きに手間をかけたくない人におすすめです。ただし、金利が高く、返済期間が短く設定されるため、月々の返済額が高額になりやすいです。
銀行ローンがおすすめな人
銀行のローンは、低い金利で長期にわたって借り入れられるため、1台のクルマを長く乗る場合や総額の出費を抑えたい場合におすすめです。ただし、返済期間中に車を乗り換える場合、新たなローン審査に通らなくなってしまう可能性があります。生活環境が大きく変化して、やむを得ず乗り換えることになる可能性が高い場合は、返済期間をむやみに長く設定しない方がよいでしょう。
また、住宅ローンを利用している銀行と同じ銀行のカーローンを利用すると、金利が優遇される場合があるので、担当者に確認をとってみてください。
まとめ
クルマ購入時のローン選びは、各々の特性を理解して判断することが重要です。ディーラーローンはクルマを担保とするため審査が早く通りやすい反面、金利が3〜9%と高めで返済期間も短いため月々の負担が大きくなります。一方、銀行ローンは金利が1〜4%と低く返済期間も長く設定できるため月々の負担が軽減されますが、審査が厳しく時間もかかります。手間をかけたくない方や急ぎの方にはディーラーローン、長く乗る予定の方や総額の抑制を重視する方には銀行ローンが適しています。自分のライフスタイルや優先事項に合わせて選択しましょう。

執筆者: 外車王編集部
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