2021年07月19日

車の予算は200万円~300万円が相場。予算の決め方やおすすめ車種を紹介

車にかける予算はどのくらいが妥当なのでしょうか。車の予算は、年収や返済能力などによって大幅に変わってきます。ここでは、車の予算の平均額や車の予算の決め方、予算別おすすめ車種を紹介します。車を購入するときの参考にしてください。

 



車の予算平均はどれくらい?


車の予算は、年収の半分または200万円~300万円と言われています。また、免許取得後すぐに車の購入を検討する10代後半や大卒新社会人の20代前半など初めて車を買う人の場合、年収が低かったり、勤続年数が短かったりすることから、100万円~200万円程度が平均的な予算となることが多いです。


しかし、実際はそれぞれの年収、返済能力、月々の返済額などによって予算が変わるため、さまざまな購入方法を検討して、自分の収支のバランスに合った予算の中で車を買いましょう。


車の予算はどう決める?


車の予算は、何を基準に決めれば良いのでしょうか。ここからは、予算の決め方について解説します。


車両費用の予算を決める


多くの人が選択するのは、車両価格から決める方法です。車両価格とは、車両本体価格、オプション価格、税金や登録費用などの諸経費を合計した支払総額のことを言います。車両価格を基準とした場合、年収の半分が妥当の予算額というのが一般的です。例えば、年収500万円であれば車の予算が250万円、年収800万円であれば車の予算が400万円となります。


ただし、あくまでも目安であるため、参考程度と考える方が良いでしょう。実際に購入するときは、一括払いした後に生活に影響がないか、分割払いにした時に月々の収支のバランスがとれているかを計算して予算を決めてください。


維持費の予算を決める


車は所有(登録または届出)しているだけでも、自動車税、重量税、自賠責保険、車検、駐車場代など、さまざまな維持費がかかります。


維持費は車種や使用状況によって異なりますが、軽自動車やコンパクトカーであっても1年で最低10万円以上、点検整備費用や部品交換代などを含めると1年間で15万円以上です。さらに、年間走行距離が長かったり、頻繁に車を使ったりする場合、エンジンやトランスミッションなど機械系のメンテナンスやタイヤ交換などの費用が発生するため、1年間で20万円~30万円ほどの費用がかかることもあります。


車をローンで購入した場合、維持費に加えてローンの返済額が上乗せとなるため、月々の出費が多くなります。月々の返済額は、車の種類やローン元金・金利によって変わりますが、毎月1万円~3万円ほどの維持費がかかることを計算にいれて月々の返済額を決めましょう。


車の予算を決める際に考えるべきこと


車の予算は車の種類や用途によってさまざまです。ここからは、車の予算を決めるときに考えるべきことを解説します。


中古車か新車か


新車と中古車では、同じ車であっても、車両本体価格が大きく変わります。


低予算で車を購入したいのであれば、中古車が適しているでしょう。中古車は、年式や走行距離、内装や外装など車両の状態によって、数十万円~数百万円と幅広い価格帯の中から自分の予算に合った車を見つけることができるメリットがあります。しかし、安さばかりを追い求めてしまうと、事故車や故障車などを買ってしまう可能性があるため、車選びは慎重に行わなければなりません。


新車は最低でも車両本体価格が100万円以上です。また、オプションや税金など諸経費が上乗せされるため、購入価格が最低でも120万円以上になります。しかし、新車であれば故障や不具合がほとんどありません。万が一、車の初期不良が起きてもメーカー補償によって無償修理を受けられることがほとんどです。


車の予算を決めるときは、車両価格や維持費だけでなく、故障のリスクや故障したときの出費も考えておく必要があるでしょう。


ローンか一括払いか


車の代金の支払いは、一括払いとローンの2つがあります。


一括払いは、車の代金を一度で全額支払うことになるため、貯金を一時的に大幅に減らすことになります。そのため、支払総額から予算を決めると良いでしょう。


ローンで支払うときは、月々の収入に対して一定の返済額を捻出できるかどうかがポイントです。ローン返済額は、元金や金利、返済期間によって異なります。


例えば元金300万円、年金利5%のローンを組んだ場合の返済回数に応じた月々の返済額は次の通りです。


【3年(36回)】
返済総額:3,225,000円(内利息:225,000円)
月々の支払額:89,583円
 
【5年(60回)】
返済総額:3,375,000円(内利息:375,000円)
月々の支払額:56,250円
 
【7年(84回)】
返済総額:3,525,000円(内利息:525,000円)
月々の支払額:41,964円


上記はあくまでも参考値であるため、実際の支払額と異なる場合があります。また、頭金を用意してローン元金を減らすと月々の返済額の負担を軽減できます。収入と支出・月々の返済額のバランスを考えてローンを組みましょう。


使用目的


車を使う環境や目的は、人それぞれ異なります。1人~2人で乗ることが多く日常の足として使うのであれば「軽自動車」や「コンパクトカー」、家族で乗ることが多く広い室内空間が必要なら「ミニバン」、アウトドアやキャンプなど未舗装路を走ることが多いなら「SUV」というように、使用目的によって選ぶべき車が変わります。車種を絞った後に予算を決めるのも大切なことです。


予算別のおすすめ車種



ここからは、予算別のおすすめ車種を紹介します。また、年収の目安や車の特徴を簡単に解説していますので、購入時の参考にしてみてください。


〜200万円以内の車


車の予算:~200万円


目安となる年収:400万円前後


おすすめ車種:ダイハツ ミライース、ホンダ N-BOX、スズキ ハスラー、トヨタ ヤリス、ホンダ フィット、日産 ノートなど


車種の特徴:軽自動車やコンパクトカーといった小型車は、運転がしやすいボディサイズと手に入れやすい価格が特徴です。中古車であれば、車両本体価格が100万円以下の車も多くあります。また、予算200万円までなら、ファミリーカーとしても使えるスーパーハイトワゴンやクロスオーバータイプなど、さまざまな種類の中から選択できます。


〜300万円以内の車


車の予算:~300万円


目安となる年収:600万円前後


おすすめ車種:トヨタ プリウス、日産 セレナ、ホンダ フリード、スバル インプレッサ、マツダ MAZDA3など


車種の特徴:グローバルモデルとして販売されるコンパクトカー、コンパクトセダンやミニバンは、ボディサイズが5ナンバーまたは3ナンバーとなるため、室内空間にゆとりがあることが特徴です。また、多人数乗車できるモデルを選ぶこともできます。中古車であれば、質感の高いラグジュアリーモデルも購入できるでしょう。


〜500万円の車


車の予算:~500万円


目安となる年収:1,000万円前後


おすすめ車種:レクサス UX、日産 スカイライン、メルセデス・ベンツ Aクラス、BMW 2シリーズグランクーペなど


車種の特徴:予算500万円であれば選択肢が広がり、レクサスやメルセデス・ベンツなどの高級車や輸入車も視野に入ります。高級感ある内装と静かで快適な走りによって所有する満足感が高いことが特徴です。また、コンパクトなスポーツカーも選ぶことができます。


〜800万円の車


車の予算:~800万円


目安となる年収:1,500万円前後


おすすめ車種:レクサス RX、メルセデス・ベンツ Eクラス、BMW 5シリーズ、日産 アリアなど


車種の特徴:予算が800万円ほどであれば、高級乗用車や高級輸入車など選択肢がさらに広がります。800万円前後の車であれば、前席だけでなく、後席も広く快適なモデルが多いことも特徴です。


1,000万円〜の車


車の予算:1,000万円以上


目安となる年収:2,000万円以上


おすすめ車種:ポルシェ 911、フェラーリ ローマ、マクラーレン 720S、テスラ モデルS、日産 GT-R、ベントレー コンチネンタルGTなど


車種の特徴:高級スポーツカーやハイパフォーマンスカーなど、走行性能も質感も妥協していないと言われる車が多くなります。ただし、税金や保険などの維持費も高額になるため、購入費用だけでなく、維持することも考えて車選びをする必要があるでしょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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